上司が忙しそうで、取り付く…あれ?なんだっけ?
当たり前のように使っていた言葉なのに、実際は言い方を間違えて覚えていた……という経験、ありませんか?
そういった言葉って、そもそも間違っていること自体、気がつきにくいものですが……。
今回は、そんなややこしい日本語に関するクイズを出題します。コチラ!
「つっけんどんで相手を顧みる態度が見られないこと」を何と言う?
色々と頼みたいことがあるのに、相手に冷たく何度もつっぱねられてしまう……といったシチュエーションなどに使う言葉ですね。
これだけだと答えにくいと思うので、正しいと思う方を選んでみてください!
1 「取り付く島がない」
2 「取り付く暇がない」
決まりましたか?
では、答えを確認してみましょう。
正解は…コチラ!
「つっけんどんで相手を顧みる態度が見られないこと」を表す言葉は……。
1 「取り付く島がない」
でした!
文化庁が発表した、平成24年度の「国語に関する世論調査」では、
本来の言い方とされる「取り付く島がない」で使う人が47.8%
本来の言い方ではない「取り付く暇がない」で使う人が41.6%
という結果が出ています。
【まとめ】
意味合いから「暇がない」という言い回しに流されてしまいがちですが、「島がない」が本来の言い方なので要注意です。
「航海に出たが、近くに立ち寄れるような島がなくて休息すら取れない」状況が語源のようですよ。(薄井大輔)