9割は知らない!「0120」はフリーダイヤル、じゃあ「0570」って何か知ってる?

「0120」はフリーダイヤル、じゃあ「0570」って何か知ってる?


お店に電話をするときや、何かの問い合わせでコールセンターに電話をするとき、「ある4桁」の数字から始まることが多いですよね。

ひとつは「0120」。言わずと知れたフリーダイヤル=通話料無料の番号で、テレビCMなどでも「0120なんちゃらのかんちゃら」などと耳馴染みがあります。

もうひとつ、よく見かけるけどいまいちよくわからない4桁がありますよね。
そう、「0570」

0570

なんとなく「0570は有料」という認識しかない方がほとんどなのではないでしょうか。実際、CanCam.jpのTwitterでアンケートを取ってみると、実に9割が「0570ってなんなのか知らない」と回答。通常の電話と同様に「有料」なのであれば、いったいどうして各会社は普通の市外局番ではなく「0570」を採用しているのでしょうか。
クラウド型コールセンターシステムなど、電話に関するITサービスを手掛ける株式会社リンクに「0120」と「0570」の違いについてうかがいました。

「0120」と「0570」の大きな違いはやっぱり…


「0120」から始まる電話番号は「フリーダイヤル」と呼ばれるものです。通話料を負担するのは、電話を受ける各企業。そのため、電話をかけた側は無料で通話をすることができます。

一方「0570」は「ナビダイヤル」という電話番号。こちらの通話料は「電話をかけた側」に課金されます。
「0570」の電話番号にかけて長電話をすると、そのぶん通話料がかかってしまうので注意が必要です。また、各携帯会社の、電話かけ放題プランを契約していた場合でも「0570」あての電話はかけ放題対象外の番号です。

「0570」ってどのタイミングで料金が発生してるの?


「0570」の番号で料金が発生するタイミングですが、最初に流れる「ナビダイヤルでおつなぎします」のガイダンスの時点では通話料は課金されません。その後、コールセンターのシステムにつながり、「ただいま電話がたいへん混みあっております」や「料金に関する問い合わせは1を押してください」などの音声ガイダンスが流れることがありますが、ここからは課金対象です。

 

ナビダイヤルってなんのために存在してるの?


ではどうして「0570」の「ナビダイヤル」が使われているかを説明していきます。
通常の電話番号ですと、各所在地によって市外局番も異なり、電話番号も分かれてしまいます。でも「0570」を使えば、企業が全国のコールセンターやオフィス、店舗など、複数の場所で共通の電話番号を使うことができます。

たとえばある企業が東京と大阪で店舗を経営しているとしましょう。
本来であれば、東京店は「03」、大阪店は「06」から始まる電話番号を使いますが、ナビダイヤルを利用すると「0570」から始まる、ひとつの電話番号を東京・大阪のふたつの店で共有して使うことができます。

あまり知られていないかもしれませんが、お客様がこの「0570」の番号にかけると、発信した地点から最も近い店舗に電話が自動的に繋がる、という仕組みもあります。たとえば神奈川で電話をかければ東京店に繋がり、京都で電話をかければ大阪店につながる、というもの。店舗数が増えれば増えるほど、お客様にとってが「自分の地域に最も近い店舗を探し、そこに電話をかける」というひと手間が負担になりますが、ナビダイヤルでひとつの電話番号を各地で共有することで、お客様のわずらわしさを軽減することができます。

 

固定電話からは「0120」でOKなのに、携帯からは「0570」という表示をよく見かけるけど、どうして?


よく、固定電話と携帯電話ではコールセンターの番号が異なることがあります。
これは、携帯電話から「0120」の番号にかける場合、導入企業側に固定電話の数倍の通話料金が発生する、という事情があります。
そのため、フリーダイヤル設置の契約時に、「携帯電話からの着信を許可しない」という設定にしている企業もあるようです。この設定にした場合、携帯電話から「0120」の番号にかけても繋がりませんので、携帯電話用の問い合わせ先として「0570」の番号をあわせて表示しています。

 

そもそも、企業が料金を負担してまでフリーダイヤルを設置するのはどうして?


お客様からの電話は、申し込みや予約の受付のほか、サービスに関するお客さまの疑問・懸念点を払拭できる機会になるなど、企業にとっては貴重な接点になります。通話料がかからないフリーダイヤルの電話窓口を設けることで、商品やサービスに興味を持っている方からより気軽に電話をしてもらえるようになり、この接点をさらに増やすことができます。

また、お客さま相談室などにおいても、フリーダイヤルにすることでお客さまが通話料を気にせず電話できるようになり、商品やサービスを改善するための貴重なご意見をより多く集めることができます。このように、商品やサービスの販促・改善にフリーダイヤルがおおいに役立つといえるため、企業側が通話料を負担してでもフリーダイヤルを設置していると考えられます。

 

意外と知らない「フリーダイヤル」「ナビダイヤル」の豆知識をいろいろと学ぶことができましたが、やはり「0120」と「0570」の大きな違いは通話料を負担するのが誰か、ということ。
そして「お金がかかる普通の電話番号」としか認識していなかった「0570」ですが、私たちの知らないところで意外と活躍していたようです……驚き。日頃よく見かけるけどいまいちよくわからない番号の裏にこんな秘密が隠されているなんて、なんだか面白いもの。そして今後携帯からでも「0120」でもOKな企業を見かけたら、太っ腹♡と思えちゃいますね!(後藤香織)

取材協力/株式会社リンク https://biztel.jp/sp/
回答してくれたのは…
株式会社リンク取締役 BIZTEL事業部長 坂元剛さん
データ通信および音声通信のソリューション提供における幅広い経験から得た知見を生かし、クラウド型コールセンターシステム「BIZTEL」を立ち上げる。BIZTELは現在、国内NO.1の導入社数・導入席数を誇る。

 

 

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