「琴線に触れる」って怒りを買うこと?それとも感動を与えること?
日本語を正しく使いこなすのって難しいですよね。普段何気なく使っていた言葉が、実は全く違う意味を持っていた…なんてことを経験した方もいるのでは?
そこで今回は、「言葉の意味を勘違いしやすい日本語」に関するクイズを出題します。
「琴線に触れる」の意味を説明できる?
次の2つのうち、「琴線に触れる」の正しい意味はどちらでしょう?
1「怒りを買ってしまうこと」
2「感動や共鳴を与えること」
何かと使うことの多いこの言葉。一体正解はどちらなのでしょうか?
「琴線に触れる」の本来の意味はどっち…?
では、さっそく正解を確認してみましょう。
「琴線に触れる」の本来の意味は……
2「感動や共鳴を与えること」
でした!
文化庁が発表した平成27年度「国語に関する世論調査」では、
20代の男女のうち、
本来の意味である「感動や共鳴を与えること」という意味合いで使っているのは45.1%
間違った意味である「怒りを買ってしまうこと」という意味合いで使っているのは34.8%
となりました。
一方、10代に限ってみてみると「怒りを買ってしまうこと」という意味合いで使っている人が全体の52.4%いる、という結果に…。全ての年代で唯一、間違った意味が過半数を超えたのが10代でした。
【まとめ】
「感動や共鳴を与える」という意味で使われる「琴線に触れる」という言葉。
本来は、「怒りを買ってしまう」というネガティブな意味ではなく、ポジティブな意味を持っているんです。相手に間違った情報を与えないためにも、今後は注意して使ってみてください!(萩原遥)