最新の若者言葉、あなたはわかりますか?
同世代とは何気なく交わしている言葉でも、年齢層が違う人と話すときには通じない言葉ってありますよね。今回は現役大学生に聞き取りをおこない、若者が日常で使っている「定番語」を調査しました。中でも特に多くの若者が使っている5つを、大学生のリアルな用例を交えながらご紹介します! あなたはいくつわかりますか?
1.ワンチャン
手始めにこちらの言葉から。かなり浸透している類なので上の世代でも日常使いすることはなくともなんとなく聞き覚えのある言葉ではないでしょうか。使い方としては「もしかしたら〜かもしれない」といったニュアンス。
使い方は?
例えば
「明日のサークル飲み会来られそう?」
「ワンチャン行ける!」
などのように使います。元々は文字通り「ちょっとしたチャンス」といったニュアンスで使われていたように思いますが、次第に「もしかしたら」といった意味合いで使われるように。
また、基本的にはいい意味で使われることが多いですが、
「第二外国語の単位取れそう?」
「ワンチャン無理かも……」
のように、悪い意味で使われることも。まだまだ変化の途中の言葉って感じですね!
ちなみに、元々は「1ひとつのチャンスを自分のものにできれば、勝利の可能性がある」といった意味合いの麻雀用語が元になっているという説もあるようです。
2.ゆうて
会話の中でよく使われる言葉です。方言っぽい響きですが、地方を問わず使われていますよ。「そうは言っても」といったニュアンスで使われる言葉です。
使い方は?
例えば、
「なんかこの部屋熱くない? エアコン何度?」
「ゆうて26度だよ」
といった感じ! 人によっては、誰も何も言ってなくても口癖のように「ゆうて」から話を始める人も。少しお姉さん・お兄さん世代でいうところの「ていうか」と近いニュアンスのような気がします。
3.詰んだ
少しレベルアップ! 3つ目は、「詰んだ」です。でもこの「詰んだ」は、ほとんど本来の意味に則った意味で使われているんです。
「詰む」を辞書で引いてみると
「詰む」という言葉の意味は、デジタル大辞泉(小学館)によると以下の通り。
-
- 布地などの目が密になる。
- 将棋で、王将が囲まれて逃げ場がなくなる。
- 行きづまる。窮する。
若者たちの間で使われる「詰んだ」「詰み」といった言葉は、おおまかに2.と3.に近いニュアンス。
「レポートの提出今日までなのにMacBook壊れて詰んだ」
といった感じで、行きづまった絶望的な心境を表現するために使用します。
4.すこ
こちらはとってもシンプル。「好き」という意味です。文字数が省略できるわけでもないし、なんでわざわざ……と思う人もいるかもしれませんね。ストレートに「好き」というよりは婉曲的で、照れ隠しになっていいかも?
元々は「好き」のタイプミスで、5ちゃんねるなどインターネットのディープなところで使われていたのが広まったようです。
5.KP
最後はこちら! これもまた特に省略になっているわけではないんですが、「乾杯」のことです。
文化祭の打ち上げなどで、飲み物の入ったコップを写した写真に「KP」と添えてInstagramのストーリーに載せる、といった使い方が多いようです。こういったふうに、会話よりも文字ベースでSNSなどの媒体を通して見かける印象が強いかもしれません。
【まとめ】
以上、最新版の若者言葉でした! あなたはいくつ分かりましたか?(平田真碧)