【読めそうで読めない】「騙る」何と読む?「だまる」ではありません

馴染みのある漢字でも、送り仮名によって読み方が難しくなるような言葉ってありますよね。たとえば、「時化る」「真っ新」「私か」など、パッと読める人は少ないのではないでしょうか(答えはリンクをクリック!)。
今回はそんな「読めそうで読めない」漢字シリーズからこちらのクイズを出題!

騙る」。
「騙す(だます)」という言葉から「だまる」……? と考える人が多いと思いますが、それは不正解! さて、何と読む?

■ここでヒント!

まずは言葉の意味を確認しましょう。小学館デジタル大辞泉によると「騙る」の意味は次のとおり。

1 金品をだましとる。「大金を―・られる」
2 地位・名前などを偽る。詐称する。「有名人の名を―・る」

金銭や金目の物をだましとること、また地位や名前を詐称することをいいます。「大金を騙られる」「有名人の名を騙る」など「―を騙る」というかたちで使うのが一般的。なりすまし・迷惑メールに関する注意喚起や、詐欺に関するニュースなどでこの言葉を耳にしたことがある人もいるでしょう。

そんな「騙る」はひらがなで書くと「○○る」、送り仮名を含め3文字です。

ここらへんで…正解発表に参りましょう!

■正解はこちら

「騙る」の読み方、正解は「かたる」でした。
“もっともらしく、巧みに話しかける”ところから「語る」の同語源とされますが、使い方は異なります。「語る」は単にまとまった内容を順序だてて話すこと。対して「騙る」は送り仮名を変えると「騙す(だます)」となるように、相手を騙すために嘘の話をしたりお金などを騙し取ったりすること。つまり悪いことを言う際に使う言葉です。

この2つの違いを理解した上で、「騙る」の読み方を覚えてみてくださいね。

CanCam.jpの日本語クイズは毎朝6時に更新中。頭の活性化として、ぜひ他の問題も解いてみてください♪(Mai)