9月12日は「クイズの日」!
なぜこの日がクイズの日かというと…日付の「ク(9)イ(1)ズ(2)」という語呂合わせが由来。世の中のあらゆるクイズの魅力、面白さ、奥深さをさらに老若男女問わず多くの人に知ってもらうことを目的に制定されたそうです。
そんなクイズの日にちなんで、これまで毎朝6時に配信してきた大好評のCanCam.jp「漢字クイズシリーズ」の中から、大人はスラっと読みたい「お魚漢字クイズ10問」を厳選してお届けします。さぁ…あなたは10問中、何問答えられるでしょうか?
準備はOK?お魚漢字クイズ10問、スタート!
まずは「魚へん1文字」シリーズ、全3問から挑戦。
【第1問】居酒屋でよく食べるあの魚です!「𩸽」の読み方、知っていますか?
「𩸽」。
秋に美味しいあの魚のこと。読める方がほとんどいないのでは……と思われるので、少しずつヒントを出していきます。
■ヒント
1:おそらく、皆さんほとんど食べたことはあります。
2:ひらがなで聞けば、絶対に知っています。
3:どちらかというと、家で食べるよりは、外食で食べるほうが多い気がします。
4:居酒屋のメニューによくあります。
5:国産のものは、99%北海道産。
6:7~12月が旬と言われていますが、諸説あります。年中獲れます。
■正解はこちら
「ほっけ」でした。
国産のほっけは、北海道の「礼文(北海道の左上あたり)」「羅臼(右上あたり)」「日高(真ん中の下のほう)」で獲れるものが「三大ほっけ」とされていて、なんと産地ごとに旬が異なります。北海道はでっかいどう。
最も北にある「礼文」産は7~8月、羅臼産は10~11月、日高産は11~12月に旬を迎えます。その中でも特に脂がのっていて大型で美味しい、と言われるのが羅臼産のもの。そのため、なんとなく秋のイメージが強いのかもしれません。
それにしても、魚へんに「花」と書くとは、まさに魚介類界の「華」な存在なのかもしれません。もう少ししたら美味しいほっけ、いただきたいものですね♪
【第2問】「鰌」なんて読む?下町料理で有名な4文字の魚です
「鰌」。
あまり見慣れないこちらの漢字も、じつは音で聞けば誰もが知っている魚の名前なんです。
■ヒント
1:独特の形
魚の仲間、とは言えど、「鰌」は少し変わった形をしています。水中を泳ぐ姿はニョロニョロとして紐のように細長く、蛇に似た印象を受ける人もいるでしょう。
2:あの料理
さらに大ヒント! 「鰌」は、江戸名物と言われる柳川鍋の具材として有名です。
■正解はこちら
「どじょう」でした。
どじょうはコイ目ドジョウ科の淡水魚で、全長は約20センチ。身体は細長い筒型で尾部は平べったく、五対の口ひげを持っています。柳川鍋やどじょう鍋で有名な魚ですが、漢字表記を見る機会は少ないですよね。料亭のお品書きなどでスッと読めたら、大人としてカッコいいかもしれません♪
【第3問】「鰈」なんて読む?ちょっと個性的な、あの魚です
「鰈」。
魚へんの漢字って、本当にたくさんありますよね。どこかで見たような、この漢字は?
■ヒント
1:どんな魚?
「鰈」は、ちょっとユニークな姿で知られる魚です。身体の片側に両眼があり、平べったい身体を横にして海底に横たわって生活しています。ムニエルや煮付けとして、食卓でも人気です。
2:カタカナで何文字?
普段はカタカナで見ることのほうが多い、「鰈」という言葉。カタカナで書くと「○○○」の3文字です。
■正解はこちら
「かれい」でした。
ちなみに、見た目がよく似ているカレイとヒラメの見分け方は、両眼の位置がポイントになります。身体の右側に眼がついているのがカレイ、左側についているのがヒラメです。魚屋さんや水族館で見比べてみると面白いかもしれません。
まだまだいきますよ~~!
お次は「2文字のお魚漢字」シリーズから全4問。
【第4問】「河豚」読める?美味しいしかわいいあのお魚のこと
「河豚」。
もちろん「かわぶた」ではなくて、みんなが知っている、とある魚の名前。
■ヒント
1:この漢字には「豚」という字が入っていますよね。川や海にいて、豚のようにまるまると太っている魚といえば、何を思い浮かべますか?
2:この魚は水族館で見ることもできますが、高級な食材としても有名です。ただし多くの場合は内臓に毒を持っているので、日本ではこの魚の調理に免許が必要なんですよ。
■正解はこちら
「ふぐ」でした。
ちなみに小学館デジタル大辞泉によると、「ある行為に危険が伴っているのを恐れ、たやすく踏み切れないこと」のたとえで、「河豚は食いたし命は惜しし」という言葉があるのだとか。おいしいフグは食べたいけれど、毒にあたるのは怖い……と、昔の人も思っていたんですね。
【第5問】「章魚」って読める?絶対知ってるあの海の生き物です!
「章魚」。
■ヒント
1:大阪で口にすることが多いかも…?
大阪の名物である「あの食べ物」には、「章魚」が入っています。丸くてアツアツでいい匂いのする「あの食べ物」と言えば…?
2:足は8本あります
この生物の最大の特徴は、やっぱり足が8本あること(ちなみに生物学では足ではなく「腕」とされているようです)。ここまでくれば、なんの生物を表しているかわかりますよね♪
■正解はこちら
「たこ」でした。
普段はひらがなやカタカナで「たこ(タコ)」と表記されていますが、漢字の表記もあったなんて驚きですね!
【第6問】「鶏魚」なんて読む?「とりざかな」ではなく、意外な読み方
「鶏魚」。
読み方は「とりざかな」ではありません。
■ヒント
1:食べられる
「鶏魚」は食用としても知られる魚です。クセが少ない白身魚で、塩焼き、煮付け、お刺身などに重宝されています。お寿司屋さんで見かけることもありますよ。
2:読み方は何文字?
「鶏魚」の読み方をひらがなで書くと、「い○○」の3文字です。
■正解はこちら
「いさき」でした。
いさきはスズキ目イサキ科の海水魚で、体長は約40センチと大きめの魚です。ピンと立った背びれがニワトリに似ていることから「鶏魚」という漢字表記が生まれたと言われ、英語でも「チキン・グラント(意味:ニワトリのようなイサキ科の魚)」と呼ばれています。
【第7問】「旗魚」読めますか?はたざかな…じゃなく、食卓でおなじみの魚です
「旗魚」。
この日本語、「はたざかな……」ではなく、じつは我々がよく知っているおなじみのお魚です。
■ヒント
1:食卓でもおなじみ
魚と言っても観賞用から深海魚までさまざまですよね。今回のお題「旗魚」は海にいる魚の一種で、お刺身などで食べることも結構あります。
2:読み方は3文字
ここで大ヒント! 「旗魚」をカタカナで書くと「カ○○」の3文字になります。また、同じ魚のことを「カ○○マグロ」と呼んだりもします。
■正解はこちら
「かじき」でした。
小学館デジタル大辞泉によると、カジキとは「スズキ目メカジキ科のメカジキ、マカジキ科のマカジキ・クロカジキ・バショウカジキなどの海水魚の総称」とのこと。マグロと同じく外洋を回遊して暮らす魚で「カジキマグロ」とも呼ばれていますが、種類(科)で言えばカジキとマグロは全く別物になります。魚が好きな人にとっては、サービス問題だったかも?
いよいよ最終シリーズ! 最後までノンストップでいきましょう。
お次は「3文字のお魚漢字」シリーズから全3問。
【第8問】「比目魚」読める?絶対知ってる3文字の魚です
「比目魚」。
こちらの日本語はそのまま「ひもくぎょ」とも読みますが、もう一つ意外な読み方を持っています。
■ヒント
1:高級食材
この魚は高級な食材として知られていて、お寿司屋さんや割烹では主にお刺身として提供されます。カルパッチョやムニエルにしても美味しい魚です♪
2:ユニークな姿
「比目魚」は平べったい楕円形の魚で、海底に横たわっていることが多いです。両眼が頭の左側に集まっているという、ちょっとユニークな姿をしています。
■正解はこちら
「ひらめ」でした。
ヒントを読んで「ヒラメかな? カレイかな?」と、2つの候補で迷った人もいるかもしれませんね。
小学館デジタル大辞泉によると、「比目魚」を「ひもくぎょ」と読む場合、カレイとヒラメの両方を指すとのこと。また、「一つ目の魚で、2匹並んではじめて泳ぐことができるという、中国の伝説上の魚」という意味も持っていて、仲の良い夫婦のたとえとしても使われます。
【第9問】「大口魚」読めますか?超おなじみのあの魚です
「大口魚」。
こちらの日本語、そのまま素直に「たいこうぎょ」とも読みますが、じつはもう一つ意外な読み方を持っています。
■ヒント
1:白身魚
魚と言ってもさまざまですが、「大口魚」は庶民的なお値段で購入できる白身魚として食卓で親しまれています。
2:読み方は2文字
「大口魚」は漢字で書くと3文字ですが、カタカナやひらがなで書くと2文字になります。
3:別の漢字表記が有名
この魚の漢字表記としては、「鱈」という字のほうが有名です♪
「たら」でした。
小学館デジタル大辞泉によると、たら(鱈/大口魚)とは「タラ目タラ科の魚の総称。あごに1本のひげがあり、背びれは三つ、しりびれは二つある。日本近海にはマダラ・スケトウダラ・コマイを産する。たいこうぎょ」のこと。淡白な味わいの白身は、鍋料理、ソテー、ブイヤベース……といろいろな食べ方で親しまれています。
【第10問】これが読めたら超スゴい!「海鷂魚」って読める?
「海鷂魚」。
水族館でよく見るあの魚です!
■ヒント
小学館のデジタル大辞泉によると、「海鷂魚」の意味はコチラ。
体は扁平で、ひし形ないし円形をし、尾は細長い。目は背面にあり、口とえらあなとは腹面に開く。えらあなは五対または六対ある。大部分は海産であるが淡水にすむものもある。卵生、または卵胎生。
一番のヒントは、体が平らであるということ! 平らな身体で水中を泳ぐ生物を言えば…。なんとなく予想がつきましたか?
■正解はこちら
「えい」でした。
普段はカタカナで書かれていることが多いので、漢字があるというのは驚きですね! また、一文字や二文字ではなく、三文字で「えい」と読むところもポイント。
ちなみに、小学館のデジタル大辞泉によると、世界には約350種ものえいが生息しており、日本近海にはアカエイ・イトマキエイ・シビレエイなど約50種が分布しているそう。水族館に行った際にはぜひチェックしてみてくださいね!
お魚漢字クイズ、ゴール!!
さて、何問答えられましたか? 今回のクイズはどれも難しいとされる漢字なので、1~2問解けたらすばらしい! 「見たことがあるけれど地味に読めない」という漢字から「えっ、そんな読み方をするの?!」「全く読めない…」という漢字まであったと思います。ヒントから「これかも?」と想像を膨らませることで、脳の活性化にもひと役。昔からお魚大国と呼ばれる日本にはまだまだお魚漢字がたくさん存在し、「魚へんの漢字」だけでなんと約200種類もあると言われます。ほんの一部のご紹介でしたが、ここで覚えた漢字の中から、家族や友達にもクイズを出して楽しんでみてくださいね。
雑学も身につくCanCam.jpの漢字クイズは、毎朝6時に更新中。明日もお楽しみに。