復縁の冷却期間はどのくらい必要?気を付けるべきことや効果的な心理テクニックとは

復縁ってあり?!冷却期間は必要?ヨリを戻したきっかけ

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別れた恋人との復縁はありだと思いますか? もちろん別れ方にもよると思いますが、中には復縁したい!と考えている方もいるでしょう。ヨリを戻す前には冷却期間も必要だといいますが、本当なのでしょうか。今回は、復縁までの冷却期間や、復縁のきっかけエピソード、復縁したい人が使える心理テクニックなどをまとめました!

別れた理由は何ですか?

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まずは、別れた理由について見ていきましょう。もちろん、自分の気持ちが冷めた…というケースもあると思いますが、「自分に好きな気持ちはあるのに別れた」経験のある方に、その理由を聞いてみました。

1.お互いの環境の変化

  • 「相手が新社会人で、遠距離になったため」(24歳・専業主婦)

気持ちは残っていても環境の変化で恋愛を続けられなくなってしまうことも。

2.彼は私だけじゃなかった

  • 「私は好きだったけれど、相手が浮気をしていて、それを許すことができず、好きだけど別れた」(27歳・自営業)
  • 「“彼女と別れたら俺と付き合って”と、ほかの女性ふたりに交際の予約を入れていたことが発覚した」(22歳・専業主婦)

これはむしろ、別れて正解だったかもしれません。事実を知ったときは悲しいでしょうが、長く付き合っていても傷つくだけの相手だったはず。

3.既婚者だった

  • 「相手に家庭があることが判明した」(36歳・専業主婦)
  • 「奥さんがいた」(39歳・会社員)

不倫関係だったことが付き合ってから発覚したら、好きでも別れたほうがいいでしょう。相手が「離婚する」と言っていたとしても、付き合い続けるとトラブルに巻き込まれる可能性が高いです。

4.相手に結婚願望がなかった

  • 「好きだったけど、相手に結婚願望がなかった」(32歳・契約社員)
  • 「結婚に向いている人ではなかったので」(24歳・専業主婦)

好きで始まった恋愛でも、お互いの人生設計が絡むとこじれてしまうことも。例えば子供が欲しい、このくらいでマイホームを買いたいなど具体的な計画がある場合、結婚する気がない彼といつまでも一緒にいるのは難しいですよね。

5.家柄など家族の問題

  • 「彼側が学歴重視の家系で、大学や就職先で判断された」(25歳・会社員)
  • 「お互いに自分の地元に帰りたい、という理由から。相手は長男だったので、仕方ないかな、と思った」(29歳・アルバイト)

これも難しい問題ですね。家族の反対を押し切ってでも一緒にいたいなら別ですが、乗り越えなくてはいけない壁がたくさんありそう。

6.金銭感覚・価値観の違い

  • 「金銭面の問題で、彼との結婚を考えられなかったから」(26歳・会社員)
  • 「自分のほうが先に社会人になり、彼が大学院生だったので、価値観などが違いすぎて、好きだけど別れた」(35歳・会社員)

価値観の違いが出やすいのがお金の問題。将来のことを考えると好きなだけでは受け入れられないこともあるようです。

7.お互いの仕事の問題

  • 「彼氏が海外出張ばっかりでなかなか会えず、好きだったけど別れた」(30歳・会社員)
  • 「テレビマンで忙しかった彼。忙しくてなかなか会えず月に1回会えるかどうかで、好きだったけど別れることに。でも別れてから私と会えないと言っていたときに合コンに行っていたのを知ったので、別れてよかった(笑)」(25歳・会社員)

お互い集中すべき時期がずれていたり、異業種すぎて理解できなかったり…。転勤や忙しさなど仕事が理由ですれ違うことも。

8.遠距離恋愛

  • 「遠距離恋愛で最初は頑張って会っていたが、現実的にこれを続けるのは難しいと思った」(29歳・会社員)
  • 「好きなだけでは超えられない距離もある」(23歳・大学生)

いくら好きな気持ちはあっても、遠距離恋愛は続かないという人も。日本国内ならまだしも、海外との遠距離恋愛の場合は時間もお金も膨大にかかりますよね。学生のときは休みを合わせられたけど、社会人になって時間を取れなくなり好きだけど別れた…なんて人も。

復縁の冷却期間はどのくらい必要?

続いて、復縁について見ていきましょう。まずは、復縁をしたことがあるか、男女に聞いてみました。

Q.復縁をしたことがありますか?

【男性】

はい(男性)  6%
はい (女性)  8%
いいえ(男性) 52%
いいえ(女性) 34%

復縁が成功したことのある人は、男女合わせて1割ちょっとと、かなり少ない結果に。

Q.復縁までの冷却期間はどのくらいですか?

1か月未満 10%
3か月未満 23%
6か月未満 15%
1年未満 29%
2年未満 10%
3年未満 3.5%
それ以上 9.5%

復縁までの冷却期間について聞いてみたところ、半数近くが半年以内、約9割が2年未満という結果になりました。感情的になっている時に話を聞いても、冷静な判断ができないもの。冷却期間中の相手の心理をしっかりと理解すること、そして2年以内という適切な冷却期間内で相手にアプローチをすることが大切だといえそうです。

情報提供元/ノマドマーケティング株式会社

復縁のきっかけは?

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では実際、どんなときに復縁しようと思ったのでしょうか? きっかけを聞いてきました。

1.お互い相手がいなかった

  • 「しばらくお互い恋人ができなかった」(29歳・会社員)
  • 「どちらも嫌いになって別れたわけではなかったため」(25歳・会社員)

一度別れを選択したとしてもそのあと彼氏や彼女ができないと、不意に元恋人に連絡を取りたくなることもありますよね。そこから復縁につながるケースもあるようです。

2.久しぶりに会って

  • 「共通の友達がいる飲み会で久しぶりに再会した」(26歳・会社員)
  • 「行動範囲が似ていて、カフェで偶然会った」(25歳・会社員)

別れてからだいぶ時間が経過したあとに再会するのは運命かも!?と思ってしまいそう。

3.問題が解決したから

  • 「ふたりとも大人になって別れた原因も解決したから」(33歳・専業主婦)
  • 「久しぶりに会った時に男らしい部分が見えて、少しは大人になったのかなと思ったから」(27歳・会社員)

仕事の都合など、別れに明確な原因があったとしたら、解決したうえでもう一度交際を再スタートすることは可能です。一度別れを選択したことで絆が深まり、そのままゴールインなんてことも。

4.節目の連絡

  • 「誕生日祝いの連絡がきっかけで飲みに行った」(28歳・会社員)
  • 「あけおめLINEからメッセージが続いて、会うことになった」(22歳・大学生)

未練が残っていると、節目のタイミングで連絡したくなることもありますよね! それが復縁のきっかけになることもあるようです。

5.相性のよさを実感

  • 「改めて居心地のよさを実感した」(24歳・会社員)
  • 「一度離れてみて必要な存在だと気づいたから」(33歳・パート)

離れたからこそわかる相手の魅力であったり、相手といっしょにいるときの心地よさだったり…。別れたことをきっかけにお互いの愛がより深くなることもあるようです♡

復縁したいなら冷却期間に気を付けたことがいいことは?

Q.冷却期間に気を付けたほうがいいことはありますか?

自分から連絡を取らない 57%
しつこくしない 16%
追いかけずに待つ 11%
特にない 16%

別れた直後は相手の心が離れているため、こちらから連絡を取ると余計に嫌がられてしまうことも…。復縁経験者のアドバイスを見ても、冷却期間中は連絡を控えることが賢明といえそうです。「復縁したい…!」と思えば思うほど、連絡をとりたくなってしまいますが、復縁を成功させるためには、そこを一旦ぐっと堪えることが重要かもしれませんね。

続いて、それぞれの回答に寄せられた意見をご紹介します。

1.「自分から連絡を取らない」と回答した方の声

  • 「あまり自分から積極的にLINEを送らず、自分の趣味に没頭して彼氏のことは忘れていたほうが良いと思う」
  • 「全く連絡をしないようにしたほうが、相手の大切さを思い出すことができると思う」

2.「しつこくしない」と回答した方の声

  • 「しつこく連絡せずに業務連絡程度にする」
  • 「相手にあまりしつこくしないということに気をつけた」

3.「追いかけずに待つ」と回答した方の声

  • 「絶対に復縁を決めるまでは追いかけないこと。追いかけると、男性側は萎えてしまうはず」
  • 「無理に追わない。このまま別れてもいいと割り切り、このまま会わない場合の今後の人生を考える」

復縁したいと思わせる心理テクニック

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最後に、認定心理士の脇田尚揮さんによる「元彼との復縁に役立つ心理テクニック」をご紹介します。

1.友人を介してポジティブな話題が耳に入るように

復縁をするにあたっては、ある程度の期間が経過するまでは直接あなたが彼と接触を持つのは避けたほうが無難です。しかし、復縁をするための土台をつくっておくことは大切。そこで、彼とあなたの共通の友人に、あなたの評価を上げてもらうよう依頼しておきましょう。あなた自身が自ら伝えるよりも、第三者からの意見の方が信憑性は高くなるのです。これをウィンザー効果といいます。特に彼の男友達であるといいでしょう。「別れたなんて惜しいことしたね」「〇〇ちゃん、最近綺麗になってね?」など、彼の耳に入るようにしてもらいましょう。きっと彼はあなたに対して何らかの気持ちが動くでしょう。

2.彼の思い込みをいい意味で壊す

彼は付き合っているときに、あなたに対してこうだと思い込んでいる部分があるといえます。この思い込みこそが、実は復縁をするうえでの妨げに。どのみちやり直しても、同じ結果になるだろうなと期待がなくなってしまうためです。そこで、あなたが彼と接触した時にその思い込みを裏切ってみましょう。これをエスカレーター効果といいます。たとえば、陰で自分磨きをして会ったときにメイクを変えていたり、ファッションが洗練されたものになっていたりすると効果的。想像や予想とは異なる印象を与えることで、彼にとって衝撃となり復縁の呼び水となるのです。

3.逃した魚は大きかったと思わせる

あなた自身が彼と接触する際に魅力を高めるには、バンドワゴン効果を活用してみましょう。これは、あなた自身が多数派になることで、彼の中におけるあなたの価値を高めるテクニックです。具体的には、「この間、告白されたんだ」といった趣旨の内容を話してみましょう。もちろん、わざとらしさを感じないように、あくまで自然に伝えてください。そうすることで彼は、あなたに強い関心を持ち、もしかして勿体ないことをしたのでは… と焦って復縁に思考がシフトするのです。

4.彼との距離を詰めるにはダブルバインドが有効

ある程度彼と接触できるようになったら、ダブルバインドという心理テクニックを使ってみましょう。これはイエスかノーかという選択を提案するのではなく、どう転んでもイエスになる前提の提案をすることで、断れない状況に持っていくのが狙いです。たとえば、「今度、食事に行ける?」という質問だと流されてしまう確率が高くなり断られてしまいがち。でも、「食事に行くなら、火曜と金曜どっちにする?」と聞くと、彼は選択せざるを得ないのです。このようにダブルバインドを用いることで、彼とジワジワと距離を縮めていき復縁に持っていきやすくなるでしょう。

【まとめ】

復縁をしたことがある人は少数派でしたが、お互いに気持ちが残っていて別れた原因をクリアできれば上手くいく可能性もあるようです。とはいえ、忘れてはいけないのは、一度別れているということ。思い出を美化せず、この先本当にやり直せるのか、しっかり向き合うことが一番大切かもしれませんね。