あなたには忘れられない元カレがはいますか? 必ずしも忘れなくてはいけないわけではありませんが、ずっと未練を持ったままで前に進むことができないのはつらいですよね。今回は、忘れられない元カレの特徴を女性たちに調査。復縁しないほうがいい男性の特徴や、未練を断ち切る方法などもまとめました。
Contents
忘れられない元カレはいる?
Q.忘れられない元カレはいますか?
いる…25.3%
いない…74.7%
忘れられない元カレがいると回答したのは約4人に1人。決して少ない数字ではないですよね。
忘れられない元カレの特徴
1.納得いかない別れ
- 「いきなり縁を切られた」(29歳・パート)
- 「一方的に振られてその後もめてたら、音信不通にされた」(25歳・無職)
2.顔がタイプ
- 「顔とか何もかもタイプだったから」(31歳・会社員)
- 「顔がカッコよくてまだ気になる」(27歳・会社員)
3.長く付き合っていた
- 「長い期間付き合っていたから」(35歳・会社員)
- 「長く付き合ってて腐れ縁のようだったから」(34歳・会社員)
4.とにかく好きだった
- 「今までで1番好きになった人だから」(36歳・会社員)
- 「大好きだったし、タイプだったので」(39歳・派遣社員)
5.幸せがいっぱい
- 「一緒にいて楽しかった思い出しかないから」(34歳・専業主婦)
- 「思い出が全部楽しくて最初から最後まで幸せすぎたから」(32歳・会社員)
忘れられない元カレエピソード
1.初めての彼氏だった
- 「人生で初めての彼氏で、約3年間お互いの青春を一緒に過ごしたから。思い出があまりにも多くて忘れることができなかった」(27歳・自営業)
- 「初カレでどうしたらいいか分からないまま自然消滅してしまった」(23歳・会社員)
- 「中学の時の初彼。放課後付き合うって話になりましたが、それ以降お互い恥ずかしすぎて喋ることもできなくなって自然消滅」(32歳・会社員)
思い出に残りやすい元カレといえば、やっぱり初彼! まだまだ恋に不器用だった自分に対する、「後悔の気持ち」も含まれているのかもしれませんね。
2.ドストライクな魅力
- 「かっこよくて、給料も高くて、付き合い期間が短かったから、あのまま続いてたら…と思う」(25歳・会社員)
- 「初めて付き合った彼氏はイケメンで長身で思いやりがあって王子様みたいだった」(30歳・会社員)
- 「仕事に対する姿勢などがとにかく大人に見えて、人間として尊敬できたところ」(35歳・会社員)
別れたときには理由があっても、時間と共に、嫌な思い出は薄れていくもの。相手が自分の好みにドストライクな相手であればあるほど、「逃した魚は大きかったのかも!?」なんて気持ちにとらわれてしまうのかもしれません。
3.忘れられない優しさ
- 「自分が病気になったとき、すごく心配してくれたこと」(31歳・無職)
- 「すごく優しく尽くしてくれた。お姫様みたいな扱いをしてくれた。初めての彼氏だから悪いところがない、純粋で甘酸っぱい感じ…忘れられない」(31歳・専業主婦)
- 「優しかった。空気のように楽だった」(32歳・会社員)
特に「今」が辛いときには、過去の彼の優しさが身にしみてしまいます。「もう今は自分のものではない」と実感するたびに、なんだか胸にグサっときてしまうのかも。
未練が残る別れ方とは?
1.突然ふられる
- 「一方的に別れた」(27歳・会社員)
- 「理由も言わずに、連絡だけで一方的に別れを告げられる」(29歳・その他の職業)
2.まだ好きだった
- 「好きだけど別れた」(28歳・パート)
- 「進学、就職などで違う進路を選んで別れる」(33歳・公務員)
- 「お互いの気持ちではない理由で別れる」(28歳・派遣社員)
- 「好きなのに辛くなって自分から別れを伝えた人」(39歳・公務員)
3.音信不通
- 「音信不通」(回答多数)
- 「LINEをブロックされる」(31歳・会社員)
- 「突然いなくなる」(26歳・パート)
- 「音信不通のフェードアウト」(21歳・会社員)
4.理由が納得できない
- 「理由が納得できない」(28歳・会社員)
- 「心から好きだった人で、別れる理由が納得できなかったとき」(32歳・会社員)
話し合いをせず一方的に別れようとして連絡を遮断されたり、理由が納得できなかったりするとき未練が残りやすいようです。
元カレ・元カノが忘れられない人の心理
続いて、「元カレ・元カノが忘れられない人の心理」について、認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。
1.元恋人を理想化してしまっている
記憶に関する心理実験“エビングハウスの忘却曲線”によると、人間の記憶は1か月で21%にまで減少するといわれています。そして、薄れていく記憶のほとんどがネガティブなイメージで、それ以降はポジティブなイメージが残るとされます。そのため、別れた相手にも何らかの非があったはずなのに、相手との楽しい思い出やよかった時期を思い返してしまい、いつまでも気持ちの整理をつけることができなくなってしまいます。その結果、頭の中で元恋人を理想化し、あんなに素敵な人はいなかったと、思い込んでしまうのです。
2.元恋人と今目の前にいる異性を比較してしまう
人には、自分の行動や選択が正しかったと思い込みたい心理があります。自尊感情や優越感を守ろうとすることで、自分自身や自分の持ち物、あるいは恋人を他者と比較してしまうのです。でも、元恋人を他の異性と比較してしまうと、そこに執着が生まれてしまう結果に。元恋人にも短所はあったはずなのに、長所を“ピックアップ”して比べてしまうため、いつまでも過去の相手のことを忘れられなくなってしまうのです。
3.元恋人に希少価値があると思い込んでいる
もしもあなたが、まだ恋人のことを好きだったのに別れを告げられたとしたら、きっと相当な未練にとらわれてしまうのではないでしょうか。このように、相手の愛情が手に入らなかったという思いが強いほど、人は手に入れたくて仕方なくなるという傾向があります。心理学では、これを“ハード・トゥ・ゲット”といいます。自分がフラれる側になると、どうしても過去の恋人を引きずってしまうのです。
4.恋が中断されることで記憶に深く刻まれる
付き合っているときに、恋人と何かを約束したり一緒にイベントごとなどをしたりすることってありますよね。もしもそんな発展途上の付き合いの最中に、相手と別れることになってしまうと、相手のことが忘れられなくなってしまいます。このように、物ごとが中断されることでより記憶に鮮明に刻まれてしまうことを“ツァイガルニク効果”といいます。人は完結した物ごとよりも、中断されたもののほうが記憶に残るのです。あなたの中でやり遂げた感があればいいのですが、そうでない場合は未練を引きずってしまう結果に。
復縁しないほうがいいケースは?
1.浮気性
- 「浮気する男は反省なんてしない!」
- 「何度も付き合って別れてを繰り返したけど結局浮気された」
彼が浮気性な場合、また自分が傷つく結果になってしまう可能性が高いです。浮気する男性は、たとえ口では「反省する」と言ったところで、しばらくしたらまた浮気してきます。復縁したくなっても、きちんと断ち切りましょう。
2.いわゆるメンヘラタイプ
- 「束縛が激しすぎだけど、そのわりには遊んでいる人」
付き合っているときに「メンヘラだな」と感じる人でも、別れて会ってみると「意外と普通な人?」と思うことがあるそう。しかしこれは危険です。「メンヘラじゃなくなったから復縁したのに、また結局メンヘラに戻った」という意見もありました。付き合っている相手に対して本性を出してくることが多いこのタイプ。別れておさまったとしても、また復縁すると、束縛が激しいなど悩まされる可能性が高いようです。
3.酒癖が悪い
- 「酒癖が悪い人」
- 「お酒を飲むと豹変する」
酔っぱらうと豹変して、暴力的になる男性とも絶対復縁してはいけません。お酒好きでも構いませんが、適度に酔っぱらったらきちんと飲むことをやめられる人でないと復縁した後もトラブルが続きます。「酒癖以外は問題ないんだけど…」と思っていても、もっとあなたのことを大切にしてくれる人はいます!
4.価値観が合わない人
- 「価値観が合わない人」
- 「金遣いが荒い人」
価値観のなかでも、特に金銭感覚は非常に大事だという意見多数。金遣いが荒い人だと、復縁した後も苦労しかねませんし、将来のこともなかなか考えられません。別れたことをきっかけに、彼の価値観が変わったのであれば復縁を検討しても良いでしょうが、金銭感覚は急に変わるものではないはずなので、基本的には復縁しないほうがよさそう。
未練を断ち切りたい人がするべきこと
最後に、元カレが忘れられない、未練を断ち切りたい人に試してほしい心理テクニックを認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。
1.元カレの悪いところを紙に書き出してみる
未練がある人は、相手のいいところばかりに目を向けて、本来の元カレの姿をゆがめて認知してしまいがち。その認知のゆがみを修正しないと、いつまでも喪失感にさいなまれてしまうことに。そこで、元カレの悪い点、ダメなところをひたすら紙に書き出してみてください。
ヤーキーズ・ドットソンの法則によれば、人は何かに集中すると、同時に思考することはできません。とにかく集中して書き出してみるのです。そうすることで、書き終えた後には何とも言えない達成感・リラックスと、新たな気づきを得られるでしょう。書き出すことで、彼はそんなに大したことないと思えれば成功。目線が変わり、思い込みによるとらわれから解放されるはず。
2.別れた相手の情報を遮断する環境をつくる
心理学においては、思い出や経験に付随する記憶を「エピソード記憶」といいます。これがなかなか厄介なもので、未練の根源とも言うべきものなのです。恋人と別れると、交際していた時のさまざまな記憶が思い起こされますよね。この記憶は、なかなか忘れることができない強固なもの。
そこで、完全に自分の中で消化できないうちは、別れた相手に関する情報を可能な限り遮断することをおすすめします。元カレの情報に接しなければ、だんだんと記憶も風化していき、時間の経過とともに関心も薄れていきます。立場上、必ず顔を合わせなければならない場合を除いて、決して彼に会いに行ったりSNSで近況をチェックしないようにしましょう。
3.持ち物のランクをアップさせて、自信を身につけて
好きな相手と別れたり、振られて未練があるときの心理は、自尊心が低下している状態。つまり、自分に自信がないコンディションだといえます。この状況が長期間続くと、いつまでも恋の痛みから立ち直れなくなってしまいます。なぜなら、自尊心が低下していると、相対的に元カレの価値が高いように感じられるからです。
それを克服するためには、まず身につけるもののランクをアップさせてみましょう。私たちは、身につけているものも含めた持ち物すべてを「自分」と考える傾向があります。これを心理学では「拡張自我」といいます。この拡張自我を高める手っ取り早い方法が、持ち物をランクアップさせる方法。そうすることで、低下していた自尊心が回復していくはず。「まず格好から」というのは、心理学的にもあながち間違っていないのです。
4.悲しい時こそ元気に振る舞うことの真の理由
恋に破れたからといって、いつまでも鬱々としているのはあまりよくありません。悲しいときに大泣きするのは心の浄化作用を高めてくれますが、ずっとネガティブな感情に飲み込まれるのは避けましょう。
心理学的に、心と体には密接な関係性があるとされます。心理学者ウォルフらによって行われたトムの実験では、メンタルの持ちようが身体に大きな影響を与えていると結論づけました。そのため、ショックで気分が落ち込んで仕方がないときこそ、あえて明るく元気なフリをしてみましょう。そうすれば、無意識的に気分も上がり、がんばろうという気力が湧いてくるはずです。
【まとめ】
元カレが忘れられないという人は約4人に1人。理由は様々ですが、忘れられないくらいの恋ができたことは素敵なことともいえます。ただ思い続けて辛いなら、勇気を出して新たな一歩を踏み出してみて! 新しいことを吸収することできっとさらに魅力的な女性に近づけるはずです♡