
新しい彼氏と付き合ってから、「元彼の方が良かったなぁ」と思ってしまった経験はありませんか? 後悔するとともに、なんとなく今の彼氏に申し訳ない気持ちになってしまいますよね。なぜ元彼の方がよかったと感じてしまうのか、その理由を女性に徹底調査してみました!
今彼と比べて「元彼の方が良かった」と思ったことはある?
Q.新しい彼氏を元彼と比べて、「元彼の方が良かった」と思った経験はありますか?
ある…38人(25.9%)
ない…109人(74.1%)
20~30代の交際経験のある女性147人に聞いてみたところ、経験がある女性は約4人に1人という結果に。そんなに珍しいことではないようですね。
「元彼の方が良かった」と感じた理由
1. 価値観が合っていた
- 「価値観が合っていた」(38歳・専業主婦)
- 「価値観がよかったから」(34歳・専業主婦)
付き合っている中で価値観はとても重要。小さな違いだと思っていても、積み重なると大きなストレスになりますよね。
2.顔が好みだった
- 「イケメン」(26歳・会社勤務)
- 「シンプルに顔が好きだった」(26歳・パート・アルバイト)
単純に顔が元彼の方が良かったと思う女性も結構いました。一緒に撮った写真などを見返したときに「あぁ、イケメンだったなぁ」と昔に思いをはせるのはあるあるかも。
3. 相性
- 「全ての相性が良かった」(25歳・会社勤務)
- 「性格が合った、顔が良かった」(32歳・パート・アルバイト)
性格が似ていて相性が良いというのも付き合う上では重要なファクター。今彼とうまくいっていないと、元彼の方が相性が良かったのかも…と思ってしまうよう。
4. 金銭的な余裕
- 「お金を持っていて大人の余裕があった」(31歳・専業主婦)
- 「束縛されなかった事。お金がある。心の余裕」(39歳・パート・アルバイト)
金銭的な余裕があると、デートの幅なども広がりますよね。これも比べやすいポイントかも。
5.その他
- 「さりげなく荷物を持ってくれたりが上手でありがたかった」(37歳・パート・アルバイト)
- 「一緒にいて気持ちが楽」(20歳・学生)
- 「今の夫と違い、人の痛みが分かる優しい人だった。相手の気持ちを尊重してくれる人だった」(36歳・パート・アルバイト)
- 「新しい彼氏は同い年、元彼は年上。元彼の方が大人だなぁって思った。新しい彼は友達感覚が抜けなかった」(35歳・医療関連の専門職)
その他、上記のような回答が集まりました。別れてから気づいても仕方がありませんが「逃した魚は大きかった」ということなのかも。
「元彼の方が良かった」と後悔したとき、未練を断ち切る方法

元彼の方が良かったなと思っても、もちろんすぐに今彼と別れて復縁できるわけではありません。そんな未練を断ち切る方法を認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。
1.元彼の悪いところを紙に書き出してみる
未練がある人は、相手のいいところばかりに目を向けて、本来の元彼の姿をゆがめて認知してしまいがち。その認知のゆがみを修正しないと、いつまでも喪失感にさいなまれてしまうことに。そこで、元彼の悪い点、ダメなところをひたすら紙に書き出してみてください。ヤーキーズ・ドットソンの法則によれば、人は何かに集中すると、同時に思考することはできません。とにかく集中して書き出してみるのです。そうすることで、書き終えた後には何とも言えない達成感・リラックスと、新たな気づきを得られるでしょう。書き出すことで、彼はそんなに大したことないと思えれば成功。目線が変わり、思い込みによるとらわれから解放されるはず。
2.別れた相手の情報を遮断する環境をつくる
心理学においては、思い出や経験に付随する記憶を「エピソード記憶」といいます。これがなかなか厄介なもので、未練の根源ともいうべきものなのです。恋人と別れると、交際していた時のさまざまな記憶が思い起こされますよね。この記憶は、なかなか忘れることができない強固なもの。
そこで、完全に自分の中で消化できないうちは、別れた相手に関する情報を可能な限り遮断することをおすすめします。元彼の情報に接しなければ、だんだんと記憶も風化していき、時間の経過とともに関心も薄れていきます。立場上、必ず顔を合わせなければならない場合を除いて、決して彼に会いに行ったりSNSで近況をチェックしないようにしましょう。
3.持ち物のランクをアップさせて、自信を身につけて
好きな相手と別れたり、振られて未練があるときの心理は、自尊心が低下している状態。つまり、自分に自信がないコンディションといえます。この状況が長期間続くと、いつまでも恋の痛みから立ち直れなくなってしまいます。なぜなら、自尊心が低下していると、相対的に元彼の価値が高いように感じられるからです。
それを克服するためには、まず身につけるもののランクをアップさせてみましょう。私たちは、身につけているものも含めた持ち物すべてを「自分」と考える傾向があります。これを心理学では「拡張自我」といいます。この拡張自我を高める手っ取り早い方法が、持ち物をランクアップさせる方法。そうすることで、低下していた自尊心が回復していくはず。「まず格好から」というのは、心理学的にもあながち間違っていないのです。
4.悲しい時こそ元気に振る舞うことの真の理由
恋に破れたからといって、いつまでも鬱々としているのはあまりよくありません。悲しいときに大泣きするのは心の浄化作用を高めてくれますが、ずっとネガティブな感情に飲み込まれるのは避けましょう。
心理学的に、心と体には密接な関係性があるとされます。心理学者ウォルフらによって行われたトムの実験では、メンタルの持ちようが身体に大きな影響を与えていると結論づけました。そのため、ショックで気分が落ち込んで仕方がないときこそ、あえて明るく元気なフリをしてみましょう。そうすれば、無意識的に気分も上がり、がんばろうという気力が湧いてくるはずです。
【まとめ】
「元彼の方が良かった」と思ってしまうのは仕方がないこと。でも、それは過去の思い出を美化しているだけかもしれません。過去は過去と割り切って、今の恋愛を楽しめるといいですね!