元彼が忘れられない。未練を断ち切りたい人がするべき4つのこと【恋愛心理学】

大好きだった恋人のことを、いつまでもズルズル引きずった経験はありますか。自分の中では忘れてしまいたいのに、どうして記憶がこびりついたかのように忘れられないのでしょう。そんな痛みをもう卒業したい! と考えているあなたに試して欲しい心理アクションがあります。そこで今回は、元彼が忘れられない、未練を断ち切りたい人に試してほしい心理テクニックをご紹介いたします。

未練
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■元彼の悪いところを紙に書き出してみる


未練がある人は、相手のいいところばかりに目を向けて、本来の元彼の姿をゆがめて認知してしまいがち。その認知のゆがみを修正しないと、いつまでも喪失感にさいなまれてしまうことに。そこで、元彼の悪い点、ダメなところをひたすら紙に書き出してみてください。ヤーキーズ・ドットソンの法則によれば、人は何かに集中すると、同時に思考することはできません。とにかく集中して書き出してみるのです。そうすることで、書き終えた後には何とも言えない達成感・リラックスと、新たな気づきを得られるでしょう。書き出すことで、彼はそんなに大したことないと思えれば成功。目線が変わり、思い込みによるとらわれから解放されるはず。

 

■別れた相手の情報を遮断する環境をつくる


心理学においては、思い出や経験に付随する記憶を「エピソード記憶」と言います。これがなかなか厄介なもので、未練の根源とも言うべきものなのです。恋人と別れると、交際していた時のさまざまな記憶が思い起こされますよね。この記憶は、なかなか忘れることができない強固なもの。

そこで、完全に自分の中で消化できないうちは、別れた相手に関する情報を可能な限り遮断することをお勧めします。元彼の情報に接しなければ、だんだんと記憶も風化していき、時間の経過とともに関心も薄れていきます。立場上、必ず顔を合わせなければならない場合を除いて、決して彼に会いに行ったりSNSで近況をチェックしないようにしましょう。

 

■持ち物のランクをアップさせて、自信を身につけて


好きな相手と別れたり、振られて未練があるときの心理は、自尊心が低下している状態だと言えます。つまり、自分に自信がないコンディションだと言えます。この状況が長期間続くと、いつまでも恋の痛みから立ち直れなくなってしまいます。なぜなら、自尊心が低下していると、相対的に元彼の価値が高いように感じられるからです。

それを克服するためには、まず身につけるもののランクをアップさせてみましょう。私たちは、身につけているものも含めた持ち物すべてを「自分」と考える傾向があります。これを心理学では「拡張自我」と言います。この拡張自我を高める手っ取り早い方法が、持ち物をランクアップさせる方法。そうすることで、低下していた自尊心が回復していくはず。「まず格好から」というのは、心理学的にもあながち間違っていないのです。

 

■悲しい時こそ元気に振る舞うことの真の理由


恋に破れたからと言って、いつまでも鬱々としているのはあまりよくありません。悲しいときに大泣きするのは心の浄化作用を高めてくれますが、ずっとネガティブな感情に飲み込まれるのは避けましょう。

心理学的に、心と体には密接な関係性があるとされます。心理学者ウォルフらによって行われたトムの実験では、メンタルの持ちようが身体に大きな影響を与えていると結論づけました。そのため、ショックで気分が落ち込んで仕方がないときこそ、あえて明るく元気なフリをしてみましょう。そうすれば、無意識的に気分も上がり、がんばろうという気力が湧いてくるはずです。

思い出は時間の経過とともに、美化されていつまでも綺麗なまま記憶の中に保存されます。二度と戻ってこないからこそ、かけがえのないものとして忘れられなくなってしまうのでしょうね。でも実際は、楽しいことだけではなく、悲しかったり腹が立ったりとネガティブなこともあったはず。思い出というだけで元カレに補正がかかるため、逃した魚は大きかったという思い込みにとらわれないようにしましょう。まだ知らないだけで、魅力的な異性はたくさんいるのですから。
(脇田尚揮)

 

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出書房新社)。

 

 

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