結婚相手に求める条件は?合わせるべき価値観も
結婚をするとしたら、絶対に譲れない条件はありますか? 相性のほか、容姿や年収、家事への考え方など、その条件は人によってさまざまでしょう。今回は、結婚相手に求める条件を男女に調査してみました。また、既婚男女に聞いた、「結婚相手に妥協しても良いと思う条件」もご紹介します。
Contents
結婚相手に求める条件【男性】
Q.結婚相手の条件は何ですか?
1位:【明るさ】精神状態が安定していてポジティブであること
2位:【気遣い】母性を感じられるような寛容さがあること
3位:【家族観】将来的に求める家庭像が一致していること
まずは男性に、結婚相手に求める条件を聞いてみたところ、寛容さや居心地の良さなど家庭における安らぎや、ポジティブさなどの精神面が重視される傾向が見られました。
結婚相手に求める条件【女性】
Q.結婚相手に望む重要ポイントは何ですか?
1位:「誠実さ(浮気をしない)」68.4%
2位:「性格(優しい、楽しい、穏やか)」65.8%
3位:「愛情(単純に好き、思いやりが持てる)」59.8%
収入や学歴よりも、「浮気をしない誠実さ」を重視する女性が多いようです。そして2位には「性格」、3位には「愛情」と、男性の人格を重視する人が多い結果となりました。
結婚相手に求める条件【関東・関西別】
恋人や結婚相手に求める条件について、エリアごとの差はあるのでしょうか?
続いて、auじぶん銀行株式会社が、関東・関西在住の20~30代の独身女性500名を対象に行った「お金と恋愛・結婚観」に関する調査の結果をご紹介します。
Q.結婚相手に求める条件は何ですか?(エリア別)
【関東】
1位 優しさ・誠実さ 58.8%
2位 経済力・収入 56.4%
3位 金銭感覚 54.8%
【関西】
1位 経済力・収入 62.8%
2位 優しさ・誠実さ 62%
3位 金銭感覚 57.2%
関東・関西で比較すると恋人に求める条件は大差ありませんでしたが、結婚相手に求める条件1位が、関東では「優しさ・誠実さ」、関西では「経済力・収入」で、関西の方が金銭面を重視する傾向がありました。また関東ではランク外の「ユーモアがある」が関西では9位にランクインしました。
既婚男女に聞いた!結婚相手に妥協しても良いポイント
続いては、妥協しても良い条件について見ていきましょう。20~40代の既婚男女400人に、「結婚相手に妥協しても良いと思うポイント」を調査しました。
1.学歴
- 「学歴」(回答超多数)
- 「学歴。ちゃんとまじめに仕事があり、生活できるなら良い」(48歳)
かなり回答が多かったのが学歴でした。良い大学を出ているからといって、良い仕事に就けるとも限らない世の中なので、真面目に仕事をしっかりしてくれれば良いと考える人も多いようです。
2.容姿
- 「容姿」(回答超多数)
- 「容姿は全く気にしない」(49歳)
学歴と同じくらい多かった答えが容姿でした。「美人は3日で飽きる」という言葉があるくらいですから、結婚生活を始めたら、相手の見た目はそれほど気にならなくなるのかもしれません。清潔感さえあればいいという意見もありました。
3.身長・体型
- 「身長」(回答超多数)
身長や体型は妥協しても良いと考える人が多いようです。体型に関しては、一緒に運動するなどして解決もできそうですよね。
4.出身地
- 「出身地」(27歳)
結婚すると相手の実家とも縁ができるわけですが、出身地に関しては気にしない人も多いようです。むしろお互いの出身地が遠ければ、帰省先が増えて楽しいかもしれませんね。
5.住んでいる場所
- 「住んでいる場所」(回答多数)
住んでいる場所も気にならないという男女が多いようです。
6.年収・経済力
- 「年収」(回答多数)
- 「収入、職の安定」(29歳)
こちらはほぼ男性の回答が多かったですが、相手の年収が気にならないという人もいました。共働きすれば良いとか、自分が稼げばよいという考えのようです。または愛があれば多少お金がなくても幸せでいられるということなのかもしれません。
男女別、結婚の決め手
続いて、株式会社けっこんものがたりが全国の結婚経験がある男女1,020名を対象に行なった調査結果をご紹介します。
Q.結婚の決定打は何ですか(何でしたか)?
【男性の上位回答】
一緒にいて楽 20.5%
性格が合う 19.5%
価値観が合う 18.6%
【女性の上位回答】
一緒にいて楽 25.2%
自然な流れ、タイミングで 17.7%
価値観が合う 16.7%
「一緒にいて楽なこと」を決定打と考えている方が、男女ともに多いようです! 男性は、性格や価値観が合うといった、性格面を重視して決めていることが伺えます。女性の場合、「自然な流れやタイミング」という回答が多く、一緒に過ごす中で徐々に結婚を意識する場合も多いようです。
あわせて、結婚したいと思った瞬間も聞いてみました。
結婚をイメージできた瞬間とは?
- 「一緒にいて素でいられる」(30代)
- 「寂しいときに話を聞いてくれた」(30代)
- 「お互いに相手のことを気遣える行動ができた」(30代)
- 「背伸びせず自然体で付き合えた」(30代)
男女ともに一緒にいて背伸びせずに、素で居られる相手だと感じた瞬間に結婚をイメージしているようです。これから先長い結婚生活を共にする相手だからこそ、心を許せる相手との結婚を決めたい!と思う人が多いのかもしれませんね。
条件の参考に!結婚前に絶対チェックすべき10個の価値観
続いて、20〜30代の既婚女性100名に「結婚前に絶対チェックすべき価値観」を調査してみました。
1.金銭感覚
- 「結局お金が大事」「お金で苦労したくない」「ふたりのお金だから」(回答多数)
- 「離婚の原因になるから」(26歳)
一番はやはり「金銭感覚」。ふたりで暮らすことになるので、お金も必然的にふたりのものに。子供や老後のことなど将来的に多額のお金がかかることを想定すると、早いうちから貯金をしておきたいですよね。しかし相手と「何にお金をかけるのか」「貯金や節約の考え方」「モノの高い・安いの感覚」が違うと、お互いにお金のことで不満を感じ、いつしか衝突することも。お金は一生ついて回る問題です。お金の価値観は似ているほうがストレスなく生活できそうです。
・何にお金をかけるか
- 「無駄遣いの考え方」「食費や日用品費、水光熱費、家賃の感覚」(回答多数)
- 「浪費家だと困るから」(29歳)
- 「おこづかいの金額でもめることが多々あるため」(35歳)
- 「相手もそうだが、相手の親の金銭感覚。義理親と同居で生活費を渡しているから無駄遣いされるとストレスだから」(38歳)
- 「お金は一生ついて回る問題。趣味にお金を使いたい等、独身時代の金銭感覚を引きずって子どもや家庭にお金をなるべく使いたくない男性は一定数いるので見極めが肝心」(33歳)
・貯金・節約の考え方
- 「子どものための貯蓄など意見が合わないと困る」(回答多数)
- 「節約の価値感。水出しっぱなし電気つけぱなしなど」(32歳)
- 「生活費、趣味、貯金などのお金に関すること。お金の使い方、貯め方が合わないとお互いストレスを感じるから」(27歳)
・金額の高い・安いの感覚
- 「物の金額の高い安いの価値感」(25歳)
- 「スーパーに行った時に、その値段が適正かどうかが分からないと面倒なことが多いから」(34歳)
2.食の好み
- 「毎日の料理を考えるのが面倒」「気にして食事がストレスになる」(回答多数)
- 「好きなものを食べたいから」(28歳)
- 「食生活が違いすぎるのも大変」(29歳)
- 「家でのおかずの品数。もっと欲しいとかストレスでしかない」(38歳)
- 「食の好み。国産のじゃないとダメ.食品添加物NGなど」(32歳)
- 「食事の好み。自分ばかり我慢してるとイライラがたまるし、食事の時間は楽しく過ごしたいから」(38歳・パート)
食事は毎日のことだからこそ、好みが違いすぎると、食べるものを考えるだけでストレスに。好きなものを食べられないことも苦痛になってしまいますよね。なにより美味しいものを好きな人と共有できるのは幸せなこと。食事の時間が楽しいですし、食事を通してコミュニケーションを取れるので、夫婦円満には必須の価値観のようです!
3.清潔感の程度
- 「清潔程度をどこまでストレスなく許容できるか」(回答多数)
- 「掃除の頻度、バスタオルを洗う頻度」(32歳)
- 「清潔感については掃除など家での喧嘩につながりやすい」(31歳)
- 「手洗いうがい。普段からやってなかったら、コロナ禍でも危機感がない。やらない」(36歳)
- 「自分と相手の汚いということに対しての概念。キッチンのスポンジで机を掃除してしまったりするから」(29歳)
- 「潔癖症とズボラの人だととにかく合わない。主人が潔癖症で、私がズボラなので毎日ストレスがたまる」(28歳)
潔癖すぎても、汚いのが平気すぎてもNG。清潔感や衛生意識はコロナ禍で顕著になった部分も大きいですが、人によって許せるレベルが結構変わるものですよね。ある程度妥協が必要にもなってくるので、お互いに許容範囲内に収まっていることが大切。結婚前に相手の部屋をチェックしたり、それとなく掃除の頻度を聞いたりすると分かってきそうですね!
4.将来設計
- 「子供について。結婚してからだと遅い」「子どもや結婚式は人生に大事な決断」(回答多数)
- 「将来設計、先のことをよく考えているか」(34歳)
- 「子供に対する愛情をどれだけかけれるか。子供に対しての愛情をがなくて離婚したから」(27歳)
- 「住むところ。子どもの有無やタイミング。家は最大の買い物、それがイメージと違うと修正できない」(29歳)
ふたりの人生になるからこそ、子どもや結婚式の有無の認識を合わせることは大事なこと。特に子供の有無などは人生を変える大きな決断です。いくら大好きな相手であろうと、我慢がストレスの原因になってしまうので、妥協せず、将来設計に関しての認識を合わせるようにしたいですね。
5.家族との付き合い方
- 「家族との付き合い方」(回答多数)
- 「親の老後について」(33歳)
- 「家族の理想像。どんな家族になりたいかイメージがある方がより高めあえる」(38歳)
- 「親戚付き合いの考え方。自分側の親戚付き合いが多いので、それを面倒くさがないでくれるのはありがたいので」(38歳)
- 「両親との距離感。季節行事など夫の実家はどうなのか自分の実家とはあまりに違っていて戸惑ったから」(38歳)
相手の家族との付き合い方も大事なポイントです。もちろん自分の親を大切にしてもらいたい気持ちもありますが、結婚したとはいえ「気心通った親戚」とは言い難いですよね。当人同士は問題なくとも、親戚との距離感に悩むことも多いはず。どう向き合ってほしいか、どう付き合っていきたいかをふたりで共有することで、適度な距離感が見えてくるはずです。
6.生活リズム
- 「休日の過ごし方。インドアとアウトドアが違えばきつい」(29歳)
- 「ひとり時間のとり方。つねに他人が居るのはある意味ストレスだから」(36歳)
- 「休みの日の過ごし方、家事分担。確認しないと喧嘩になるから」(27歳)
- 「睡眠時間の相違。自分は6時間寝たらよく寝たと思うが相手は9時間以上寝ないとダメ」(21歳)
結婚はライフスタイルが合うかどうかも重要。睡眠時間や休日の過ごし方などが違うと、心身ともに疲れてしまいますよね。これまでの生活リズムを変えることも難しいですし、ストレスが募って喧嘩になってしまうことも。お付き合いをしている段階から「休日はたくさん寝ていたい」「おうちデートより外デートがいい」と要望を伝えるなど、ふたりなりの生活スタイルを築いていきたいですね!
7.異性との距離感
- 「浮気のライン。離婚の原因になるから」(26歳)
- 「束縛。何時に帰ってくる、誰と会うなど」(32歳)
- 「異性との距離関係。浮気などを無駄に心配しないため」(34歳)
付き合っているときからいえることですが、異性との距離感は同じほうが吉。ただの友達と会っているときに「何時に帰るのか」と鬼LINEが来ても困ってしまいますし、逆にいくら友達でもボディタッチが多かったり、頻繁に遊びに行くのは心配になる人も。お互いのボーダーラインをハッキリさせることで、異性関係で喧嘩になることは減るはずです。
8.家事への考え方
- 「家事の出来具合。できるはそれぞれ違うからどれくらいできるのか直接確認する」(22歳)
- 「自炊の頻度、家事分担など。生活基盤の意識で何かずれがあると大きな歪みにつながると考えているから」(27歳)
- 「家事へのやる気、分担への意欲経済感覚。夫の家政婦になる訳ではないので、家事や自分のことをどれだけやってくれるかが大事」(28歳)
やはり問題になるのが「家事分担するかしないか」。いくら得意不得意があろうとも、家事はふたりで行うものです。何をどのくらいできるのか確認し合い、家のことをどの程度すれば良しとするのか、家事の価値観をすり合わせると◎。完璧を目指さずとも、ふたりで分担しあうのがストレスフリーに生活するコツです!
9.趣味に対する考え方
- 「趣味に対する考え方」(33歳)
- 「趣味に対してどれだけお金を使うか」(28歳)
趣味が違くとも、相手の趣味に対する考え方を理解し合うことが大切です。たとえば趣味にお金をかけたい派もいれば、そこまでかけない派もいますよね。お金の問題や休日の過ごし方問題などにも影響をしてくるので、もしも不満を感じる部分があるならば、趣味に対する考え方を話し合うようにしたいですね。
10.コミュニケーションスキル
- 「コミュニケーションスキルが高いか。楽しく過ごせる基礎ポイント」(37歳)
- 「人とのコミュニケーションの取り方。自分が一番気になる大事な価値観だから」(30歳)
結婚後も仲良くいられる秘訣は「コミュニケーション」の取り方にあり。毎日顔を合わせるのだからこそ、ふたりの絆を深めるコミュニケーションを取りたいですし、なにか問題が起きてもきちんと話し合って対処していきたいですよね。ふたりでどんな結婚生活を送りたいのかを考えれば、自然と相手に求める条件も出てきそう!
【まとめ】
結婚相手に求める条件や、妥協しても良い点などをご紹介しました。人によって妥協できる点・できない点は違うでしょうし、絶対必須の条件も違うはず。この相手とならずっと一緒に暮らせるかどうか、よく考えてみるといいかもしれませんね。