進学や転勤などで恋人と遠距離恋愛になってしまうこともあるでしょう。今回は、遠距離恋愛について深掘り。遠距離恋愛はあり?なし?から、遠距離恋愛中の不安や寂しさを乗り越え、ふたりの絆をより一層強くするための具体的な方法までご紹介します。
Contents
遠距離恋愛は考えられる?
Q.遠距離恋愛は考えられますか(ありですか)?
はい…32%
いいえ…65.5%
今している…2.5%
遠距離恋愛を考えられるという人は全体の3割ほど。少数派でした。状況や期間にもよると思いますが、すぐに会える距離にいないのは寂しいし不安という人が多いようです。
遠距離恋愛あり派・なし派それぞれの意見
続いて、遠距離恋愛はあり派・なし派それぞれの意見を聞いてきました。
1.遠距離恋愛あり派の意見
- 「好きなら自然」(39歳・男性)
- 「たくさん会いたいとは思わない」(29歳・男性)
- 「お互い自由な時間を過ごしながら、適度な距離で付き合えると思う」(38歳・女性)
- 「たまに会うほうが新鮮味があるから飽きない」(27歳・女性)
ほどよい距離感が良い、好きなら距離は関係ないという意見が並びました♡ 愛は距離を超えるというのは本当なのかも!
2.遠距離恋愛なし派の意見
- 「なかなか会えないから」(26歳・男性)
- 「自然消滅しそうだから」(38歳・女性)
- 「頻繁に会いたいから」(33歳・男性)
- 「気持ちが続かない」(26歳・男性)
こまめに会いたい派の人は、遠距離恋愛は難しいと感じるよう。会わないと冷めるという人もいますよね。
遠距離恋愛のメリット・デメリット
会えないし寂しいし…とネガティブになりがちな遠距離恋愛ですが、デメリットだけではなくメリットもあるようです。経験者にそれぞれ聞いてみました。
遠距離恋愛のメリット
1.絆が生まれた
- 「信頼関係ができた」(46歳・自営業)
- 「前よりも深く繋がっている気がする」(27歳・会社員)
寂しくて辛いのは自分だけではないはず。互いに信じ合って遠距離を乗り越えたからこそ、絆が深まるのかもしれませんね。苦労を乗り越えたふたりなら、遠距離解消後も良い関係性を保てるはずです。
2.自分の時間ができた
- 「自分の時間がある」「束縛されない」(回答多数)
- 「冷静に自分を見つめられた」(38歳・専業主婦)
- 「普段は自分の時間に使えるので、自己啓発など自分を高めることができた」(36歳・会社員)
一緒にいる時間が少ない分、自分の時間は確保できます。趣味に費やしたり、自分磨きをしたり。外見も内面も成長できれば、さらに魅力のある女性になれるはず!
3.愛を感じる
- 「あまり会えないのは寂しいけど、会えた時に嬉しいし、好きだなと思える」(26歳・会社員)
- 「離れて相手の性格等、発見があった」(28歳・パート)
- 「自分にとって相手がどれだけ大切なのか、愛を確認できる」(29歳・専業主婦)
会えた時の嬉しさは、遠距離のほうが大きいのかもしれません。遠くにいても気にかけてくれるなど、離れたからこそ見えるようになった相手の良さや愛の強さを確認できます!
4.その他
- 「連絡が来るだけで嬉しい」(24歳・専門職)
- 「飽きがこなかった」(52歳・会社員)
- 「いい距離感を保てたこと」(46歳・会社員)
- 「ケンカは電話だったので強めに言い返せた」(45歳・自営業)
頻繁に会わないからこそ、マンネリせずに良い距離感を保てるのかもしれません。「いつでも会える」わけではないからこそ、毎回のデートをお互い100%で楽しめるのかも。そして、遠距離でないカップルにとっては当たり前の些細なことでも、幸せを感じられるよう♡
遠距離恋愛のデメリット
1.会いたいときに会えない
- 「会いたいときに会えない」「何しているのか分からない」(回答多数)
- 「会えるときに無理してでももっと頻繁に会いたかった」(46歳・自営業)
- 「辛いときにそばにいてあげれないし、いてもらえない」(21歳・大学生)
- 「悲しいときや嬉しいときに話を直接聞いてもらえなかった」(64歳・専業主婦)
仕方がないとはいえ、会いたいときに会えない辛さはありますよね。遠いと相手の行動や思考が分からないので、不安になってしまいます。
2.イベント時が寂しい
- 「イベントごとが当日にできない」(24歳・会社員)
- 「出かけたときとか仕事帰りとかに、楽しそうに一緒にいるカップルを見ると羨ましくなる」(26歳・会社員)
記念日やイベント当日が平日だったりすると、会えずに寂しいという意見も。楽しそうなカップルを見かけると、無性に会いたくなってしまうのではないでしょうか。
3.時間とお金の負担
- 「交通費」(回答多数)
- 「社会人1年目で、有給とって行く余裕がなかった」(29歳・会社員)
- 「移動時間とお金がかかる」(36歳・会社員)
物理的に遠いと、会うために交通費や時間がかかってしまうもの。会いたい気持ちと、現実の狭間で葛藤を感じている人も多いのでは?
4.その他
- 「別れる際に会って話し合いができなかった」(25歳・その他)
- 「1度も会わずに別れた」(29歳・会社員)
すぐ会って話がしたくても叶わないのが遠距離恋愛。別れた後も、何だかモヤモヤとした気持ちが消えない人も。
会えなくてもラブラブ!遠距離恋愛を長続きさせるコミュニケーション術
続いて、結婚相手紹介サービス「オーネット」が全国の25~34歳独身男女を対象に実施したアンケート調査結果から、遠距離恋愛の不安を解消する(減らす)コツをご紹介します。
1.定期的に連絡をする
恋人の存在を身近に感じられないからこそ、無理のない範囲での定期的な連絡を心がけている人が多いようです。毎日「おはよう」や「おやすみ」のメッセージを送るだけでも、ちょっとは安心感を得られるもの。また、ふたりの楽しかった思い出話をしたり、愛情のある言葉を伝えたり、その日の出来事を共有したり…ビデオ通話で顔を見ながら話すのも距離を感じにくくなりますね。
2.相手を疑うような言動をしないように心がける
会えない時間が長いと「私への気持ちが冷めてしまっていないかな?」「浮気してないかな…」と不安になりがち。でも、確かな証拠もないまま感情的に疑いの気持ちをぶつけてしまうと、恋人を傷つけ、かえって心の距離ができてしまう可能性も。もし不安が募って我慢できないときは、相手を責め立てず言葉を選びながら素直な気持ちを報告することが、信頼関係を保つためのポイント。
3.日常生活で気分転換できる趣味などに没頭する
恋人と過ごす時間も大切ですが、自分の時間を満喫することも遠距離恋愛を成功させるコツ。読書や映画鑑賞、スポーツ、グルメなど夢中になれることを見つけると、寂しさを感じる時間が自然と減ります。自分自身のできることや知識を広げられて充実感を味わえるし、「これをやったら彼(彼女)に話そう!」と思うと、次の会話のネタにもなって一石二鳥。
4.考えすぎないで気楽に生活する
「次はいつ会えるんだろう」「今、何をしているんだろう」なんて頭の中で恋人のことをぐるぐる考えたり、「みんな毎週の休日を恋人と楽しんでいるのに自分だけひとりぼっち…」なんて悩みすぎると、気持ちは落ち込むいっぽう。とくに大きなトラブルが起こっていないのなら「離れていても私たちは大丈夫」とちょっと楽観的になることも、遠距離恋愛を乗り越えるためには必要なのかも。
5.お互いに不安のないペースで連絡したり会ったりする
不安要素を減らすために無理に連絡の頻度を増やしたり、会う約束を詰め込みすぎたりすると、かえって負担になってしまうことも。経済的負担も大きいですよね。なので、お互いに心地よいペースを話し合いながら決めることが大切です。例えば「月に一度は必ず会おう」「週に1回は電話で近況報告しよう」「仕事が忙しい期間は短いメッセージだけにしよう」など、ちょっとしたルールを決めると◎。
遠距離恋愛を続ける工夫
最後に、「恋人との遠距離恋愛を続けるための方法」について、認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。
1.“好意の言葉”を明確に伝えること
遠距離恋愛を維持していく上で欠かせないこと、それは「信頼」です。そこで重要なのは、自分の気持や愛情を、大げさなくらいハッキリと伝えるということ。遠距離恋愛中は、言葉にしなければ想いはなかなか伝わりません。「きっと分かってくれるだろう」という甘えは禁物なのです。自分の気持ちはずっと変わらないという態度を言葉で示せれば、そこに深い信頼感が生まれ結束力が生じます。心理学的にも、人は信頼されたらそれに応えようとするという実験結果があるため、手放しで相手に本音を伝えることが長続きの秘訣なのです。
2.会えない時間こそ愛が育つという思考にシフトする
物理的な距離が生まれると、心理的な距離も生じたかのように感じられるもの。でも、それはこれまで恋人との距離が近かったゆえの不安です。自分の生活のほとんどが恋人で埋まっていたからに他なりません。だから、遠距離の関係になった時には、その隙間を埋めていくことが大切です。心理的に、人間は手に入りそうで入らない距離が一番渇望感を生み、恋心も燃え上がるもの。でも、依存してはいけません。精神的に自立して強くなれば、これまでと違う“大人の恋(自立の恋)”を楽しめるようになれるはずです。ひとりの時間を楽しみ、次に相手に会うのを楽しみにしながら自分の生活を充実させていくように努力しましょう。
3.たまに送る手紙が相手のハートを掴む
遠距離恋愛になったばかりの時は、とにかく恋人と電話やLINEをしたくなるもの。確かに連絡を取り合うのは、遠距離恋愛の鉄則ですよね。でも、それが続いてしまうと、いずれマンネリ化してしまったり、義務化されているようで息苦しくなってしまうことも…。そこで敢えてアナログな手法“手紙”を書いてみましょう。気持ちを整理して、会話では伝えられなかったことや素直な思いを文章で伝えるのです。電話やLINEとは違った新鮮さを相手に届けることができるはずです。心理的にも聴覚や視覚だけでなく、触覚を刺激できます。
4.恋人の住む街へ一度は行ってみる
遠距離恋愛で最も心配になるのは、相手の日常が目に見えないこと。恋人のSNSを見て「もしかしたら他に好きな人がいるのかも…」と浮気を疑いだすと、やりとりの内容もネガティブなものに。でも、相手にとって重たい存在になってしまうとアウトです。そこで、恋人の住んでいる街へ一度は行ってみましょう。できればお互い訪れるのが理想。相手がどんな生活をしているか、今の友人はどんな人かを知っておけば、そこに安心感が生まれます。生活環境の把握は、遠距離恋愛の不安を払拭する上で欠かせないアクションなのです。
【まとめ】
遠距離恋愛は考えられないという人が多数派でしたが、経験者によるメリットや、長続きさせるためのコツなどを知ると、なんだかできそうな気がしてきた…という方も多いのではないでしょうか。もし遠距離になってしまう際には、ご紹介した内容を参考にしてみてくださいね! 離れていてもしっかり愛情表現をして寄り添う心を忘れずに♡