機嫌が良さそうにしていたのに、すぐに怒る。そんな感情の起伏が激しい女性のことを、男性はどう思っているのでしょうか? 今回は、感情の起伏が激しい女性は恋愛対象としてありかなしか、男性に調査。また、そんな女性たちの特徴や原因についてもまとめました。
感情の起伏が激しい女性の特徴は?
まずは、感情の起伏が激しい女性の特徴について、20~30代男性300名に聞いてみました。
1.精神面が不安定
- 「精神的に荒れている」(26歳・会社員)
- 「険しい顔つき」(22歳・会社員)
- 「言葉が荒い」(24歳・会社員)
- 「叫び声をあげる」(25歳・会社員)
2.感情をコントロールできない
- 「自分の感情を制御できない」(22歳・学生)
- 「常にイラついている」(29歳・専門職)
3.急に怒る
- 「急に怒りだす」(25歳・その他の職業)
- 「急に逆ギレする」(39歳・公務員)
4.感情豊か
- 「喜怒哀楽がはげしい」(25歳・専門職)
- 「感情がコロコロ変わる」(25歳・会社員)
5.周りを考えていない
- 「自分勝手な発言が多い人」(23歳・学生)
- 「余裕がない」(21歳・学生)
- 「自分本位、我儘」(24歳・派遣社員)
- 「自己中心的で主張が強い」(38歳・会社員)
「怒りっぽい」「自分勝手」といった意見が目立ちました。他には「自己肯定感が低い」「他人と比較しがち」など。いずれにしてもあまり良い印象ではないことがわかります。
感情の起伏が激しい女性、恋愛対象としてあり?
Q.感情の起伏が激しい女性は恋愛対象としてありですか?
あり…11.3%
なし…88.7%
約9割の男性が感情の起伏が激しい女性は恋愛対象としてなしと回答。多くの男性が付き合えないと考えていることがわかりました。続いて、理由も聞いてきました。
あり派の意見
- 「素直だから」(26歳・パート)
- 「何を考えているかわかるから」(29歳・会社員)
なし派の意見
- 「対処がめんどくさい」(26歳・会社員)
- 「イライラするので」(28歳・無職)
- 「感情の起伏に付き添えない」(39歳・会社員)
女性が情緒不安定になる原因は?
続いて、女性が情緒不安定になる原因は何だと思うか、こちらも上記と同じ男性に聞いてみました。
1.承認欲求が強いから
- 「こだわりが強い」(38歳・派遣社員)
- 「評価される機会が少ない」(29歳・会社員)
2.プライドが高いから
- 「自分に自信を持ちすぎている」(39歳・無職)
- 「自己愛が強い」(24歳・派遣社員)
3.愛情不足だから
- 「愛情が足りない」(25歳・公務員)
- 「愛情がもらえていないと思ってしまうから」(29歳・会社員)
- 「何かが満たされていないから」(37歳・会社員)
4.自分を出せないから
- 「自己開示できない」(23歳・学生)
- 「思っていることを言えないからふとしたときに爆発する」(29歳・会社員)
5.自己中だから
- 「自分にとって良い方向へいくことしか考えてない」(28歳・派遣社員)
- 「自分の思い通りに行かないため」(27歳・会社員)
6.自信がないから
- 「自信のなさやコンプレックス」(24歳・会社員)
- 「不安だから」(25歳・公務員)
感情の起伏が激しくなることにつながる情緒不安定な状態は、承認欲求の強さや自分本位な性格などが原因ではないかという意見が多くみられました。
感情の起伏をコントロールする方法
感情の起伏が激しい女性はあまり良い印象を持たれないことが分かりましたが、それは怒りなどのマイナス感情を思いきり表に出してしまうから。では、マイナスな感情をコントロールするためにはどうしたらいいのでしょうか。「落ち込んだときや疲れたときの回復テクニック」を、認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。
1.まず太陽の光を浴びる
落ち込んだときは、ひとりで部屋にこもってしまいがち。でも、それだとどんどんメンタルがマイナスの方法へシフトしていってしまいます。そこでまずやってほしいのは、カーテンを開けて日光を浴びること。心理学的にも日照時間と鬱の関係性が指摘されており、太陽の光は心を元気にするホルモンを分泌する手助けをしてくれるのです。
2.軽い有酸素運動
散歩やウォーキングなどの軽いものでも、有酸素運動は気分を上げるのに効果ありです。有酸素運動を続けていると脳内からアドレナリンが分泌され、ネガティブな気持ちがだんだんとポジティブに変わっていきます。しっかり息を吸って吐いてするのを意識しながら体を動かしましょう。
3.生産性のあることに取り組む
心理学的に見て、人間はただ受動的に何かをやらされるよりも、能動的にアクションを起こした方が充実感や満足感が高いとされます。そのため、生産性のあること、例えば絵や写真など人の目に触れる趣味や、副業のようにお金を稼げることを始めるのがおすすめです。自分の中から何かを生み出したり、自分の能力でお金につなげたりすることで、数値化され目に見えて報酬が与えられます。それが喜びや自信となり、あなたを元気にしてくれるはず。
4.「誰かのため」になる行動
自分が「誰かのために役に立っている」と思うと元気が湧いてきていつも以上にがんばれたという経験はありませんか? これは、他者の支えになることが自己肯定感を満たし、モチベーションを向上させるためと考えられます。まずは一緒に住む人や同僚、周りの人のために何かアクションを起こしてみるといいでしょう。そうしているうちに、次第に自信喪失から回復していけるでしょう。
5.ワガママに好きなものだけと関わる
理由なく疲れている状態は、自分の心がエネルギー不足になっている状態だと例えられます。そんなときに必要なのは、自分自身を喜ばせて心に気力を満ちさせることです。そのために必要なのは、好きなものだけを見て、好きなことだけをするのに尽きます。人間は、心理的にネガティブになると認知の歪みが生じて、マイナスなことだけを選択的に抽出してしまうとされます。それこそが心の疲れの原因。それを修正するためには、自分の好きなものだけで環境を固めることが大切です。そうしてリカバリーの基礎を作りましょう。
6.完璧を目指さず“いい加減”になる
目標を設定すると人は一生懸命努力しますよね。本当は完璧でなくてもいいのに、気持ちが入り過ぎて“きちんと”しようとしてしまいます。その結果、完璧さに対して過剰に反応するあまり、100%にすること自体に固執してしまうことも少なくありません。このような心のはたらきを「確実性効果」と言います。疲れている人は、たいてい全力で目標に向かい壁にぶつかって落ちこんでいることが少なくありません。そんなとき、心を元気にするには余裕を持つことがポイントに。ゆるくやることを意識しましょう。きっと癒されて元気が出てくるはずです。
7.悲しい曲を聴いてからアップテンポの曲を聴く
元気がないとき、バラードなどの泣けるテイストの音楽を聴きたくなったことはありませんか? この事象はアメリカの精神科医アルトシューラーによっても科学的に証明されています。彼の実験によると、アップテンポの曲よりもバラードの方が、悲しみから立ち直らせる効果があることが分かりました。これを「同質の原理」と呼びます。そして一番効果的なのは、悲しみに十分浸ってから、徐々にアップテンポの曲を聴くという方法。ショックのときこそ悲しい曲を聴き、テンポを上げていくと癒されるのです。
8.ビタミンカラーで心を励ます
色は見る人の心にさまざまな影響を及ぼします。そして、その色を身につけたり、配色したりすることによってその人自身の自己イメージも変わります。これを応用し心を豊かにすることが色彩心理学のテーマ。もしもあなたが、リフレッシュしたいと思うなら、ビタミンカラー(赤・オレンジ・黄色)をワンポイントで身につけてみましょう。このカラーは、可視光線の中で、最も暖かさを与えてくれる色だとされます。これらを意識して身につけることで、自然と暗い気持ちが明るくなるはずです。
【まとめ】
感情の起伏が激しい女性は素直で良いという意見もありましたが、大半の男性はあまり良い印象を持っておらず、恋愛対象にならないと回答しました。時に感情的になることは仕方ありません。でも、感情をコントロールできたほうが自分自身も疲れないはず! 心当たりのある方は、ご紹介した対策も参考にしてみてくださいね。
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