友達の作り方がわからなくなったら、4つのポイントを試してみて
友達の作り方、年々わからなくなりませんか? 同僚や仕事仲間は友達と呼んでいいのか? 先輩は? 後輩は? しばらく会っていない地元の友達は今も友達と呼んでいいの……?
新しく友達を作ろうにも、どれくらいの関係性から友達と呼んでいいのか……。そんなあなたのために、スムーズに友達を作る方法を4つ、心理学の観点からお伝えします!
■接触を増やして、友達の前にまずは「馴染みの存在」になる
友達作りをするうえでとにかく大切なのは、会う回数! 極端に言えば、会話にはならなくても、まずは視界に入ることから始めるだけでも効果はありますよ。
心理学においては、馴染みのある相手に好意を持ちやすいという「単純接触の法則」というものが提唱されています。帰宅する時刻を合わせたり、相手の目の前を通る頻度を上げたり。そういったことを積み重ねていくと、自然と会話に繋がっていくはずです。
■まずは自分からギブ!与えてみる
仲良くなりたいな……と感じる相手と親しくなるには、ちょっとした手伝いをしてみるのが有効。押しつけがましいのはNGですが、ちょっとした親切なら相手も何かしらのお返しをしてくるでしょう。心理学ではこれを好意の返報性と呼びます。人は何かをしてもらうなど好意的な行動を取られると、自分も同じように好意的な行動を返したいという気持ちになるのです。あなたの親切から友情が芽生えることも少なくないはず。
■相手の左側にポジショニングする
実は、好きな人と同席する際の「座る位置」も重要なポイント。一番理想的な座り方は、正面でも斜め向かいでもありません。左側に並んで座るようにしてみましょう。心理学的に左側半分は本音の顔、右側半分は建前の顔であるとされるので、相手に対してダイレクトに迫っていくことができるのです。右脳が刺激され、あなたの情報が残りやすくなるという効果も。あとはLINEなどで「今日は楽しかったね」など、アフターフォローを送っておきましょう。スムーズに仲良くなれるはずです。
■敵(目標)をつくると一気に親密になれる
もしもあなたがもっと親密な関係になりたいと望むなら、相手と共通の目標を持つようにしましょう。極端な話、共通の敵を認識しあうというのもひとつの手です。身近にいるイジワルな上司や先輩の話題を出して、それを共有することで仲を親密にしていくのです。学校や職場など、ある程度の集団ができれば、必ずそこには困りごとがあります。それを会話のネタにしてしまえば、あなたと相手に情報の共有が生まれます。共通項を作ることで、お互いの仲がより親密になっていくのです。
人はひとりでは生きてはいけません。人間は人の中で磨かれ成長していく生き物なのです。特に、友達は喜びを2倍に、悲しみを半分にしてくれる貴重な存在。自分と感性や価値観が合う存在と一緒にいるだけで、心がスッと軽くなることも少なくありません。もちろん無理してつくる必要はありませんが、「何だかこの人といると楽しい」と感じるなら、思い切ってあなたから一歩踏み出してみてもいいかもしれませんね。(脇田尚揮)
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。