ベッドに入ってから寝られない?睡眠の質をさらに上げるための方法

睡眠の質をさらに上げるための方法

不眠症に悩まされている人は、意外と多いもの。ベッドの中に入ってもなかなか眠れない…… そんな経験はありませんか? 睡眠の質を上げるために入眠前にできることはあるのでしょうか!? そこで今回は、「睡眠の質をさらに上げるための方法」についてご紹介いたします。

■早朝の太陽光を浴びれば夜がグッスリ!

実は太陽光には心のバランスを整え、心身の安定をさせてくれる幸福ホルモン・セロトニンの分泌を促してくれるとされます。このセロトニンはストレス耐性を高めてくれ、精神を安定させるという効果があります。天気のいい日は20000ルクス以上の太陽の光を浴びることが出来るので、少し日向ぼっこをしたり、カーテンを開けるだけでも睡眠の質が上がるのです。天気の日には、できるだけ太陽の光を浴びるといいでしょう。

■ベッドに入って心配事を考えない

人は心配事や悩みがあると、ストレスによりホルモンバランスの乱れや自律神経の乱れが生じます。そのため、ベッドに入ってあれこれと悩み事に思いを巡らせるのは睡眠の質を下げてしまいます。体温が下がって、眠気を邪魔してしまう恐れが。心配事はポジティブなイメージでかき消すようにしましょう。「今日も幸せだったなぁ」、といった前向きな暗示を自分にかけることで次第に安心して眠れるようになるでしょう。

■夜眠る直前はスマホやPCを観ない

メラトニンというホルモン物質が多く分泌されると、私たちは眠気を感じます。しかしこの物質は、強い光を浴びると抑制されてしまうことに。つまり、夜間に強い光を浴びると、寝つきが悪くなってしまうのです。夜眠る直前は、部屋の電気を消して間接照明に切り替えて過ごし、テレビ・PC・スマートフォンなどの画面の照度は落として使用しましょう。そうすれば、自然と良質な睡眠があなたを誘ってくれるでしょう。

■プチ運動が眠りに入りやすい体質をつくる

睡眠の質を高めるためには、翌日に疲労が残らない程度の運動が効果的です。また、朝よりも夜に軽い運動するのが理想的。夜の方が、体温が上がっていて身体への負担も少なく、消化酵素の働きもよく身体にも良いからです。しかも人は、体温が急激に下がった時に眠気を感じるものなので、就寝の2時間前に、ウォーキングやヨガ、ストレッチなどの軽い運動で体温を上げると、その後の体温低下との落差で眠気を感じやすくなるのです。ただし、あまり強度の高い運動をするのは、眠れなくなるので気をつけて。

おわりに

睡眠はあまり重要視されていませんが、人間の生産活動において非常に重要なアクションだと言えます。ある実験によると、3日間眠らなかった人の記憶力は非常に低下し、判断能力も下がったという結果が出ています。人は眠っている間に、情報を処理したり精査したりまとめているということなのです。そのため、睡眠の質を上げることによって、あなたのパフォーマンスはグンとUPするのです。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。