悪気はないのかもしれませんが、デリカシーがない人っていますよね…。気にしていることをわざとのように聞いてきたり、プライベートな質問をガンガンぶつけてきたり…。今回はそんなデリカシーがない人の特徴をご紹介します。また、デリカシーがない人と上手に付き合う方法や、デリカシーがないと言われないために気をつけるべきことも解説するので、参考にしてみてくださいね!
Contents
デリカシーとはどういう意味?
まずは「デリカシー」の正しい意味を辞書で確認してみましょう。
デリカシー【delicacy】
感情、心配りなどの繊細さ。微妙さ。
デリカシーという言葉自体にマイナスの印象を持つ人もいるかもしれませんが、「デリカシーがない」のがマイナスなのであって、デリカシー自体は「感情の繊細さ」という意味です。デリカシーはプラスの意味でも使えるのですね。
デリカシーがない人の特徴
Q.デリカシーがない人は周りにいますか?
いる 57%
いない 43%
約6割の人がデリカシーがない人が周りにいると回答。意外と身近にいるものなのですね。それでは、どんな時にデリカシーのなさを実感するのでしょうか? デリカシーがないと感じる人の特徴についても聞いてみました。
1.人が嫌がることを平気でする
- 「人の嫌なことをわかっていて行う」(25歳・男性)
- 「人が嫌がることを言う」(27歳・女性)
相手が気にしていることや言われたくないことを言う人は、デリカシーがないといえます。中には相手の傷つく姿を見て笑うような人も…。
2.人の悪口を言う
- 「人の悪口ばかり言ってくる(その人が居るのに)」(23歳・女性)
- 「人の悪口を、知らないことをいいことに平気で言う人」(28歳・男性)
悪口ばかり言う人もデリカシーがないといえるでしょう。目の前にいる人の悪口を言う場合もあれば、陰であることないこと言いふらす人も。
3.プライベートを詮索してくる
- 「人のプライバシーにズケズケ入ってくる」(22歳・女性)
- 「なんでも聞いてくる」(28歳・男性)
プライベートに土足でずかずか乗り込んでくる人も、デリカシーがない人の代表格。聞かれたくないような質問もどんどんしてくるので、一緒にいるのが苦痛になってしまうことも。
4.空気が読めない
- 「空気の読めないことを言う」(21歳・女性)
- 「場の空気が読めない人」(23歳・女性)
- 「場の空気を読まずに、人のことをバカにしたりする人がいる」(38歳・男性)
- 「人が集中してる時に話しかけてくる」(39歳・男性)
デリカシーがないと言われる人の中には、空気が読めず、その場でしていいことと悪いことの区別がついていない人も多いです。周りの空気を凍らせていることにも気づかず、ひとりで楽しそうにしていることも…。
5.言わなくてもいいことを口にする
- 「笑えない下ネタを言ってくる」(23歳・男性)
- 「思ったことを何でも言ってしまう人」(29歳・女性)
- 「心の中が全て言葉になる」(33歳・女性)
- 「いつも余分な一言を無意識に言ってしまって、不快な気分にさせる」(26歳・男性)
言わなくてもいいことまで言ってしまう人もデリカシーがないと思われがち。結果、目上の人を怒らせたり、友人から嫌われたりしてしまうこともあるよう。
6.マナーが守れない
- 「常識がない」(21歳・女性)
- 「声が大きい」(24歳・男性)
- 「音を立てて食事をする」(25歳・男性)
遅刻しても平気な顔をしていたり、静かにしなければならないところで大声で話したり。マナーが守れないのもデリカシーがない人の特徴といえます。
デリカシーがない男性あるある
続いて、女性が実際に体験したデリカシーのない男性の言葉をまとめました。本人はからかっているつもりかもしれないけれど、ドン引いてしまう男性の言動とは…?
1.容姿について言ってくる
- 「顔まん丸だね」(26歳)
- 「複数人女性が同席している場で、“◯◯ちゃんって肌きれいだよね〜”と言われたこと。すぐ横にいる自分は勝手に身定められて落選したような気持ちになって、居心地が悪かった」(25歳・専業主婦)
- 「胸が小さいと言われたこと」(25歳)
- 「デカい。身長が167cmあるので、背が高いな、と言われることは何とも思わないのですが、デカイ、という言葉は傷つく」(22歳)
- 「垢抜けたよね、といわれたこと」(27歳)
たとえ親しい仲であっても容姿に関して強くものを言うのは良いこととはいえませんよね。ふざけあう中でも実は気にしているかもしれないので、気をつけたほうが無難でしょう。
2.体型について言ってくる
- 「太ったね、となんのためらいもなく言ってきたこと」(34歳)
- 「そんなに仲良くもないのに、“最近太ったよね”って平気で言ってくる人」(25歳)
- 「“もう少しやせたら? その体ヤバイぞ、病気になるぞ!”と言われたこと」(30歳)
- 「“胸、小さいね”と体型のことを言われたこと」(25歳)
- 「顔は可愛いかもだけど足太いよね」(40歳)
体型も容姿と同様、デリカシーのない発言の象徴ともいえる話題なのではないでしょうか。ストレートに伝えられていい気分になる女性はほとんどいません。
3.しつこくいじってくる
- 「飲み会などで“最近太ったー”とか言ったら、そのことでずっといじってくるような男」(26歳)
- 「コンプレックスに感じていることをしつこく言ってくる。本人はふざけてるつもりなんだろうけど…」(23歳)
- 「気にしていることでずっといじってくる人がいる。デリカシーないと言うか空気読めないと言うか…」(21歳)
気になっていることは人それぞれ違うもの。そこをワザといじってくるのは、もはや意地悪です。デリカシーがなさすぎて嫌われてしまっても不思議ではありません。
4.「結婚しないの?」
- 「“もうすぐ30歳なのに結婚しないの?”と聞いてくる男」(28歳)
- 「結婚について聞いてくる。しないんじゃなくてできないんです!」(31歳)
- 「そんなに仲良くもないのに、いきなり結婚について聞いてくる男」(29歳)
結婚についての考え方も千差万別。ある程度の年齢になったら結婚するものなどという考え方は、思い込みにすぎません。
5.生理の話題を振ってくる
- 「腹痛で苦しいときにヘラヘラと“生理?”って聞いてくる人」(27歳)
- 「イライラしていると、“今生理中?”とか言ってくる男性」(25歳)
- 「女性がイライラしているときに生理だとか更年期だとか…デリカシーがない!」(29歳)
女性同士ならともかく、男性から生理の話題を振られるとちょっと…と思ってしまいますよね。生理については触れられたくないのが本音でしょう。
デリカシーがないことの長所はある?
デリカシーがないことはマイナスであるように思えますが、いいところはあるのでしょうか。デリカシーがないことによるメリットを男女に聞いてみました。
1.へこまない
- 「暗に批判されても気づかず能天気でいられること」(26歳・男性)
- 「図太い」(25歳・女性)
- 「メンタルが強い」(24歳・男性)
- 「図太く芯が強いため、クレーマー対応などには強い」(35歳・男性)
2.深い話ができることも
- 「人の悩みに踏み込める」(29歳・男性)
- 「思ったことを言えるところ」(27歳・男性)
3.裏表がない
- 「隠し事をせず、本音で話し合える」(37歳・女性)
- 「嘘がつけなさそう」(39歳・女性)
- 「細かいことを気にせず生きているのでストレスは少なさそう」(38歳・男性)
「どう思われても気にしない」「メンタルが強くて堂々としている」などの意見が挙がりました。裏表がなくストレートに話せるという声もあったので、親しい友達にするのはしんどくても、その人にあったポジションはあるのかもしれませんね。
デリカシーがない人との付き合い方
では、デリカシーがない人と付き合わなければならない場合、どのように対処すればいいのでしょうか。付き合い方のコツをご紹介します。
1.深く関わろうとしない
まずは深く関わろうとするのをやめましょう。相手のことを知ろうとする姿勢は素晴らしいですが、デリカシーがない人と関われば関わるほど、あなたが傷つけられる可能性が高まります。
2.自分の話をしない
デリカシーがない人に自分の話をしてしまうと、相手にとって都合のいいように解釈されてしまいます。またあなたの話をすれば、どんどんプライバシーに関する質問を投げかけてくるかも。とにかく自分のことは表面上しか伝えないのが得策です。
3.「そういう人だ」と受け流す
デリカシーがない人に出会ってしまったら、心に一枚壁を作るのがいいかもしれません。「この人はそういう人なんだ」と理解していれば、多少信じられないような行動をとられてもびっくりしないはずです。
4.相手を理解しようと頑張りすぎない
真面目で誠実な人ほど、相手を理解しようと頑張ってしまいがち。ですが、デリカシーがない人に対してこれをしていると、あなたが疲弊するばかりです。理解できない部分は理解できないと納得してしまいましょう。
5.物理的に距離をとる
可能であれば物理的に距離をとるのがおすすめです。デリカシーがない人がデリカシーを身に付けるのは相当大変なこと。一緒にいる時間が長ければ長いほど、あなたの疲労は蓄積してしまいますよ。
「デリカシーがない人」と言われないためには?態度を直す方法
デリカシーがない人は嫌われるとわかっているのに、もしあなたが「デリカシーないね」なんて言われたらショックですよね。そんな風に言われないためにはどうすべきなのでしょうか。
1.空気を読む
- 「空気を読んで慎重に発言する」(21歳・男性)
- 「周囲に気を配る」(27歳・男性)
日本人は空気を読むのが得意と言われますが、個人差はありますよね。空気を読むのが苦手だなぁと思ったら、発言前に一度立ち止まることをおすすめします。
2.人との距離感に気をつける
- 「相手との距離感に気をつける」(21歳・女性)
- 「必要以上に人と繋がりを持たない」(25歳・男性)
相手と自分の距離によっても、言っていいことと悪いことは変わります。相手と親しくなるまではプライバシーに関する質問は避けるなど、距離感を意識することも重要でしょう。
3.相手の立場に立ってものを考える
- 「相手の気持ちを考える」(回答多数)
- 「自分がされて嫌なことは人にしない」(回答多数)
4.マナー・常識を学ぶ
- 「マナーを身につける」(24歳・男性)
- 「道徳を学ばさせる」(22歳・男性)
5.黙る
- 「少し黙ってる。余計なことをしない」(29歳・男性)
- 「自分が言われたくないことを言わない」(27歳・女性)
- 「とにかく人の話を聞く」(27歳・女性)
6.周りからの印象を意識する
- 「自分がどう見えているか考える」(24歳・男性)
- 「相手に敬意を持って接する」(38歳・男性)
とにかく、相手の気持ちになって行動することが大切。何かをするのではなく、余計なことをしないことを意識しましょう。聞き上手になるのもひとつの手。
また、デリカシーがある気配り上手な人は、相手が言葉にしなくても何をしてほしいか察して行動します。いつも相手を観察して、何をしたら喜ぶのか、何をしたら嫌そうなのかを研究してみてください。自分がされて嫌なことはしないのも重要ですよ。
【まとめ】
デリカシーがない人が身近にいると、ことあるごとに傷つけられてしまうかもしれません。デリカシーがない人とのお付き合いは慎重に考えましょう。そして自分が相手を傷つけるデリカシーのない発言をしていないかも注意したいですね!