「理想の上司」ってどんな人？働く人1800人に聞いてみた1位は…
上司の存在って働く上で大きく影響しますよね。
上司は選べませんが、できるだけ尊敬できる理想の上司の下で働きたい、そう思いませんか？ でも、そもそも「理想の上司」って一体どんな人なのでしょうか……。できるだけ教えてほしい人もいれば、とにかく仕事ができる背中を見せてほしい人もいる。人によって「理想」の形って、本当にさまざまです。
そこで今回はランスタッド株式会社が20歳から69歳までの一般企業に勤務する方（正社員・契約社員）および公務員・団体職員 1,800名と20歳から29歳までの2019年新卒入社内定者100名に聞いた「上司に期待すること・理想の上司像」の結果をご紹介いたします。現在働いているビジネスパーソンと、これから働く内定者にはこんな差があるようです……。
「上司に期待すること」1位はやっぱり……コレ！
Q.上司に期待することは何ですか？
【ビジネスパーソン】
1位 正当な評価をしてくれる（50.3％）
2位 適切なアドバイスをしてくれる（47.9％）
3位 働くモチベーションをあげてくれる（35.6％）
4位 親しみやすく相談しやすい（30.0％）
5位 （必要であれば）経営層や上司にも意見してくれる（23.7％）
【内定者】
1位 正当な評価をしてくれる（60.9％）
1位 親しみやすく相談しやすい（60.9％）
3位 働くモチベーションをあげてくれる（40.9％）
4位 適切なアドバイスをしてくれる（39.0％）
5位 自分のキャリア形成を気にかけてくれる（24.7％）
「上司に期待すること」について尋ねたところ、ビジネスパーソン、内定者ともに「正当な評価をしてくれる」が1位でしたが、内定者は同率で「親しみやすく相談しやすい」が1位になりました。内定者の世代からすると上司は、年もかなり上になりますので、親しみやすさもポイントになるよう。一方、ビジネスパーソンの2位は「適切なアドバイスをしてくれる」となりました。やっぱり言っていることが正しいと思える人には、ビジネスパーソンはついていきたくなるのではないでしょうか。
さらに、上位ではないものの「経営層や上司にも意見してくれる」に対して、ビジネスパーソンが内定者より16.1ポイント多く、逆に「キャリアを気にかけてくれる」に対しては、内定者がビジネスパーソンより12.7ポイント多い結果となりました。
これらは働いているからこそ感じるビジネスパーソンの「リアル」な期待と、内定者の「感情論」の期待から出るギャップであると推察できます。
それでは理想の上司像の結果を見ていきましょう。
理想の上司像はコレだ！
Q.理想の上司像は何ですか？
【ビジネスパーソン】
1位 人として尊敬できる（53.7％）
2位 決断力がある（45.1％）
3位 視野が広い（35.3％）
4位 マネジメント能力に秀でている（30.6％）
5位 （感情的ではなく）論理的である（21.2％）
【内定者】
1位 人として尊敬できる（66.6％）
2位 仕事への熱意がある（33.3％）
3位 視野が広い（30.4％）
4位 マネジメント能力に秀でている（30.4％）
5位 プレイヤーとしての能力に秀でている（24.7％）
また、「理想の上司像」について尋ねてみたところ、1位は両者とも「人として尊敬できる」でした。人として仕事以外においても尊敬できるところがあると理想の上司になるのかも。2位はビジネスパーソンが「決断力がある」、内定者は「仕事への熱意がある」となりました。ここで大きく異なる結果になりました。
また、上位ではないものの、内定者は「プレーヤーとしての能力に秀でている」「自分の目指したいロールモデルである」と答えた割合がビジネスパーソンに比べ10ポイント以上多く、ここでも「実務的なメリットを享受したいビジネスパーソン」と「より感情的な部分を求める内定者」という結果となりました。
これらの結果は時代の変遷によるものではなく、実際に働いてみると上司に求めるものが変わってくることが現れていると推察されます。
働いてみるとわかることってたくさんありますよね。ですから、働く前の内定者が今回のような感情的な部分を求める考えになるのは当然です。また上司のかたはこれから働く内定者たちには、感情的な部分も認めてもらえるような理想の上司になれるといいですね♪ （ほんじょうみゆき）
情報提供元：ランスタッド株式会社
