【「告白して振られたとき」のダメージ回復方法】
告白して振られる……。これはどんな人であっても、なかなか立ち直れないことだと思います。諦めないという選択肢もあるかもしれませんが、通常はそのダメージを少しでも緩和して、次に向かっていきたいもの。失恋の痛みからどう立ち直ればいいのでしょう。そこで今回は、告白して振られたときのダメージ回復方法をご紹介いたします。
■まずは振られても自分を責めないことが大切
告白して振られると、たいていは自分のどこかに問題があり、それが原因で振られたと考えてしまうことが多いと言えます。しかし、心理学者のジェレミー・ニコルソンは、このようなときは自分を責めてはいけないと伝えています。なぜなら、相手があなたに興味を持たなかった理由は多岐に亘るうえ、そのどれもがあなたの努力次第でどうにかできるものではないから。
相手はあなたのことをよく知らなかったかもしれませんし、好きな人が他にいるのかもしれません。考えても仕方がないことに頭を悩ませるのは、非生産的なことだと思いませんか？
■振られたときこそが実は恋のチャンスだと頭を切り替える
振られると、ほとんどの人が傷つき、自分に自信をなくして自尊感情が低下します。しかし、自己評価が下がったときは、実は恋が生まれやすいと言うことが心理学の実験により証明されています。これを「自尊理論」と言い、落ちこんでいる時の方が人を好きになりやすく、他者への好感度が上がるからなのです。
自己評価が低い時に、優しくされたり声を掛けてくれる相手を魅力的に感じるため、新しい恋のチャンスなんだと頭を切り替えてみましょう。
■モヤモヤを消すには全部文字で書き出してみる
告白して振られたけど、霧がかかったようにモヤモヤしていて、何となく憂うつでやる気が出ないとき、自分を慰めて励ます方法があります。それは、気持ちのモヤモヤをすべて文字として紙に書き出すこと。
自分の中に溜まったものをひたすら書き出していくことで、原因に近づいていけるのです。たとえ原因がハッキリしなかったとしても、紙に書くだけで気分はだいぶ楽になっているでしょう。書き出すことには内面の悩みを昇華させる効果があるのです。
■振られたことをネタにさらに素敵な異性にアプローチできる
振られたことをネタにすることは、けっこう勇気のいることかもしれません。しかしこれは、次の恋を見つけて一気にダメージを回復する手段としては有効です。人は誰かから必要とされたいという願望を持っていて、それを満たしてくれた相手を好きになるという心理を持っているのです。
そのため、お目当ての異性に対して自分が振られて悩んでいることを伝えることで、その悩みを聞いた相手はあなたを好きになりやすく、かつ、あなたがフリーであることを知る機会にもなるのです。
告白して振られるのは確かにつらいものですが、ネガティブな影響ばかりではありません。まず、勇気を出してアクションを起こしたという事実は、あなたが思っているよりずっと強く今後のあなたを支えてくれるかもしれません。
告白せずに諦めるのは、自分の自尊心は守られるかもしれませんが、目標から逃げていることに他なりません。大切なのは振られた後からどう立ち直るか、事前に心づもりを整えておいてから行動に移ることです。（脇田尚揮）
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。
