好きな人と会うとき、緊張してしまう人の緊張解消法
好きな人を前にすると緊張していつも通りの自分でいられなくなってしまう…という人も多いのではないでしょうか。多少の緊張ならかわいいと思われることもありますが、黙りこくってしまったり、挙動がおかしくなってしまったりすると困ってしまいますよね。そこで今回は、好きな人の前で緊張してしまう理由や解消法をご紹介します。
Contents
好きな人の前で緊張するのはなぜ?
1.人見知り・緊張しい
まずは人見知りで緊張しいな人は、好きな人の前で緊張しやすい傾向があります。好きな人じゃなくても緊張しがちなのに、気持ちが乗っている相手にはよりドキドキしてしまいますよね。顔を見て話したくても難しいなんてことも…。
2.相手にどう思われるか気になる
好きな人に好印象を持ってもらいたいと思うことは自然なこと。その気持ちが強くなって自分の見え方が気になってしまうと、緊張が強くなってしまいがち。「良く見せよう」と力まず、自然体で接してみて。
3.好きバレしたくない
好きな気持ちを隠したいがために、緊張してしまう女性もいます。でも自分に嘘をついているときって態度に出てしまいがちですし、それは相手にも伝わります。好きバレしたくない理由は様々だと思いますが、変な形で伝わるよりは好意が伝わったほうが良いこともあるかも。
好きな人の前で緊張してしまう場合の解消法
続いて、緊張したときに心身をリラックスさせるための心理テクニックを、認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。
1.まずはあるがままの自分を受け入れることからスタート
緊張とはつまり、ストレスを感じている状態。あなたが緊張をしていると、自分本来の魅力を発揮できなくなるため、まずは心をリラックスさせることが大切です。
アメリカの心理学者カール・ロジャーズは、もともと人には自分で自分の心の健康を回復させ、成長させようとする力があると考えました。しかし、好かれたいという気持ちが強すぎると、こうでありたいという自分と、ありのままの自分にズレが生じてしまい不適応状態になってしまいます。そのため、まずは「現実自己の認知」、つまりありのままの自分を受け入れることからスタートしてみましょう。
2.正面に座らないように意識して
例えば、あなたが好きな相手とグループでテーブルに着席したとき、正面の席に意中の人がいると、何だかドキドキして言いたいことを言えなくなってしまった、ということはありませんか? 心理学者スティンザーは、隣同士の人とは同調しやすいが、正面の相手とは緊張関係になりやすいと唱えています。
そのため、好きな相手とテーブルに座る際は、なるべく向かい合う席は避けて横に座るように心がけましょう。きっと緊張もほぐれるはずです。
3.マイナスポイントを後から伝える「ロー・ボール技法」
好きな相手を前にすると、嫌われたくないという気持ちが強くなってしまい、謙虚に自分のダメな部分を伝えてしまいがちです。しかし、過去の経歴や家柄などを事細かに伝える必要はありません。むしろ自分は魅力的な人間ですよ、と長所だけをアピールしてみましょう。
こうした技術は、心理学の世界では「ロー・ボール技法」と呼ばれています。最初のうちにキャッチしやすいロー・ボールを投げておけば、後から変化球や速球を投げても相手がキャッチしてくれるのです。まずは美点を伝えてから、追い追い短所を知ってもらえた方が緊張も緩和するはずです。
4.思い込みから自分を解放するためのステップとは
緊張の原因は、あなた自身の思い込みであることも少なくありません。コップに半分ある水を見て、まだ半分あると考える人と、もう半分しかないと考える人がいます。目の前の現実は同じですが、認知のしかたによって心の在り様は180度変わってしまうのです。もしもあなたが好きな人を前にして緊張してしまうようなら、次の4つに問題がないか考えてみてください。
①「~しなければならない」という考え方に囚われがち
②悲観的である
③自己卑下の癖がある
④欲求不満に耐性が低い
これらの思い込みを「イラショナル・ビリーフ」といい、ものごとをポジティブに捉える妨げとなります。ここから自分を解放することで、緊張することのない自分に変わっていけるはずです。
好きな人を前に緊張してアガらないための心理テクニック
続いて、好きな人を前に緊張してアガらないための心理テクニックをご紹介。引き続き、認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。
1.何気ない言動・行動に“意味がある”と拡大解釈をしない
大学生男女200人を対象に行った実験によると、異性が親しげにふるまったり笑いかけたりするだけで、「この人は自分に何らかの好意や関心を抱いているのではないか」と感じる傾向があるとされました。好きな相手を前にすると心理を読み違えることが多く、何気ない行動や態度を見て、この人は自分に気があるんだなと“拡大解釈”をしてしまいがち。そのため、カン違いをしたり相手が驚くようなことを言ったりしたりしてしまうのです。縮小解釈する必要はありませんが、冷静に受け止めてみましょう。変に緊張することは減るはずです。
2.相手の好みにやたらと合わせようとしない
相手のことがわからないとき、とりあえず相手に合わせようとしてしまいますよね。緊張しているとなおさらでしょう。これは、“印象操作の自己開示”がなされていると実験で証明されています。相手の好みに自分を合わせることによって、嫌われないようにアピールしているのです。好きな異性の前では、相手から嫌われたくないという恐れを持っているため、過剰に相手の好みに自分を合わせるといった特徴が見受けられるのです。でも、それは同時に自分本来の魅力を抑えてしまうことでもあり、相手につまらない人だという印象を与える結果になることも。緊張しても自分の意見を言えるようになれば、ほぐれるはずです。
対面よりは緊張しない?好きな人にLINEで好意を伝える方法
続いて、LINEでさりげなく好意を伝える方法をご紹介。女性100名に、「気になる男性にだけ送ってしまうLINE」を聞いてみました。
1.気がある発言をする
- 「気がありそうな発言をする」(23歳・学生)
- 「やんわりと、あなただから特別、みたいなことを言ってみる」(27歳・派遣社員)
- 「喜びを素直に伝える。次楽しみにしてますとか、また行きましょうと言う」(23歳・学生)
やっぱりなんだかんだ、素直なのがいちばん♡ やんわりと好きな気持ちや特別感を伝えてみたり、嬉しいことを伝えてみたり…決定打まではいかないものの、気持ちは伝える女性が多いようです。
2.会うことにつながる話をする
- 「自分からいろいろ誘う」(24歳・会社員)
- 「気のある言葉を言う! 遊びに誘う!」(24歳・学生)
- 「遊びに誘ってもらうために、行きたいところや食べたいものを積極的に伝える」(26歳・会社員)
- 「遊びたいです~とか言って誘う」(19歳・学生)
いくらLINEをたくさん重ねたって、やっぱり直接会うことには敵いません! 自分から誘うのもよし、向こうに誘ってもらうべく自分の趣味を伝えるのもよし。
3.口調が変わる
- 「少しほんわかした言い方になる」(18歳・学生)
- 「労わる文章になる」(23歳・公務員)
- 「口調が優しめ」(31歳・アルバイト)
なんとなく優しい口調になる…という女性が多いよう。やっぱり好きな人相手には優しい気持ちが出てくるものなのでしょうか♡
4.ハートマーク
- 「ハートを使ったり、オーバーリアクションになる」(23歳・会社員)
- 「たまにハートを入れる」(21歳・フリーランス)
定番中の定番ですが、やっぱりハートマークはちょっと特別♡
5.文面をかわいくする
- 「かわいいスタンプを送る」(24歳・会社員)
- 「かわいい絵文字や顔文字を使う」(23歳・専門職)
ハートマークに加えて、やっぱりかわいいスタンプや絵文字・顔文字をちょっと増やしてしまう…という意見がかなりありました。句読点しかないシンプルLINEよりも、やっぱりちょっとでもかわいいLINEを送りたいですもんね♪
6.話を続ける
- 「話が続くように質問で送る」(21歳・学生)
- 「適度に質問する」(25歳・専門職)
- 「LINEを終わらせない!」(23歳・学生)
- 「基本5分以内に返信」(27歳・アルバイト)
気になる人とはできるだけLINEを長続きさせたい…という気持ちから、質問が増えたり、早めに返信したり…という人も多いよう。彼がそのサインに気づいてくれますように!
【まとめ】
緊張してしまう1番の理由は「相手によく思われたい」という気持ちが強すぎること。ですがあまりにも無理してしまうと、交際に発展したとしてもうまくいきません。自分のありのままを受け入れつつも、真摯に相手と向き合うことができれば、それが一番。自分のことを好きになれれば、きっと相手もあなたのことを好きになってくれるはずですよ!