■これって、ネガティブな言葉?ポジティブな言葉?
当たり前のように使っていた言葉なのに、実際は意味を間違えて覚えていた…という経験、ありませんか?
そういった言葉って、そもそも間違っていること自体、気がつきにくいものですが…。
今回は、そんなややこしい日本語に関するクイズを出題します。コチラ!
「枯れ木も山の賑わい」って、意味を説明できる?
「枯れ木も山の賑わい」と言われたとき、みなさんはどんなイメージを思い浮かべますか?
もしかすると、この言葉の意味、間違えて覚えているかもしれませんよ。
それでは、次のどちらの意味が正しいか、選んでみてください!
1 「つまらないものでも無いよりはまし」
2 「人が集まればにぎやかになる」
決まりましたか?では、答えを確認してみましょう。
■正解は…コチラ!
意味を確認してみましょう。
「枯れ木も山の賑わい」の意味は…
1 「つまらないものでも無いよりはまし」
でした!
「枯れ木も山の賑わいですから,是非パーティーに来てください。」といった表現は、失礼にあたってしまうかもしれません。
注意しなければならない慣用句です。
文化庁が発表した、平成19年度の「国語に関する世論調査」では、
本来の意味とされる「話などの要点のこと」で使う人が37.6%
本来の意味ではない「話などの最初の部分のこと」で使う人が47.2%
という結果が出ています。
間違って覚えている人の方が多いのですね。
どちらかというと、お誘いを受けた方が謙遜する意味合いで、「枯れ木も山の賑わいと言いますから、是非参加させていただきます。」などと用いる言葉です。
間違った意味で覚えていると、全く逆の立場のときに使ってしまいそうなこの言葉。これを機に、ぜひ本来の意味を覚えておきましょう。(薄井大輔)
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