あなたはどっちで読んでいる?「あり得る」の正しい読み方!
ずっと正しいと思っていた漢字の読み方が、実は大人になってから間違っていることがわかったという恥ずかしい経験をしたことはありませんか?
「意外と読めない」シリーズでは、「鯣」、「美人局」、「忽ち」、「拗らせ」、「巣窟」、「月極」、「匿う」、「続柄」など絶妙に読めそうで読めない漢字を出題してきましたが、今回はこちらの漢字です!
Q.「あり得る」ってどう読んでいますか?(168票)
ありえる…42%
ありうる…58%
ほぼ互角の回答でした。一体どちらが正しいのでしょうか?
正解はコチラ!
正解はというと…!
正解は、「ありうる」です。“その可能性(かのうせい)がある”という意味で使われることばです。動詞の「得る」は普通「える」と読みますが、文語「ありう」の連体形「ありうる」が終止形にも用いられていて、変則的な下二段活用の形を保っています。
しかし、「あり得る」の対義語は「あり得ない」なので、「ありえる」という現代語の読み方が増えているそう。アンケート結果のように「ありえる」と読む人も多いので、辞書によっては「ありえる という形も使われる」と補足されています。
【まとめ】
いかがでしたか? 「ありうる」と読む人がこれからどんどん減ってくれば、将来的には「ありえる」という読み方が正しくなってくるかもしれませんね。(松本美保)