年齢差がある相手との会話で生まれることの多いジェネレーションギャップ。職場で上司が話していた表現が分からない…なんて経験がある方も多いのでは? 今回はジェネレーションギャップあるあるを調査! また、バブル世代、Z世代など、よく聞く「〇〇世代」の意味もまとめました。
Contents
ジェネレーションギャップとは?
ジェネレーションギャップの意味
世代の差。価値観の違いから生じる世代間の断絶。
簡単に言うと“世代の差”。世代の違いからくるギャップのことを指します。
ジェネレーションギャップを感じることはある?
Q.ジェネレーションギャップを感じることはありますか?
よくある…19%
たまにある…41%
ない…40%
10代~60代までの女性に、「ジェネレーションギャップを感じることはあるか」調査したところ、6割の方が「ある」と回答。半数以上の方がジェネレーションギャップを感じているようです。
ジェネレーションギャップを感じる話題3つ
ジェネレーションギャップそのものはやはり身近なものだとわかりましたが、具体的にどんなときに世代の違いを感じるのか聞いてきました!
1.〇〇な芸能人
- 「芸能人の話題で年齢がばれる」 (36歳・会社員)
- 「例えに出すドラマや有名人が分からないとき」 (27歳・大学院生)
- 「テレビ番組が古い」 (40歳・アルバイト)
- 「知らない作品を知っている」 (39歳・家事手伝い)
10歳年齢が違うと見ていたテレビ番組が違うことが多いので、ジェネレーションギャップを感じやすいようです。あとは、人気アーティストも世代によってかなり変わるので、先輩や上司の好きなアーティストわからなくて戸惑った経験がある方も多いのでは。
2.言葉遣い
- 「聞いたことない言葉使われて、なんですか?と聞いちゃう」 (40歳・会社員)
- 「使う言葉や話題に世代を感じる。ネタの面白さが伝わらない」 (17歳・高校生)
- 「昔流行っていた言葉を使われてわからないとき」 (22歳・大学生)
- 「会話してて単語自体聞いたことがなかった」 (43歳・無職)
時代それぞれに流行語があるため、年齢が違うと全く聞いたことがない…という状況に。場が盛り上がれば問題ないですが、ツッコめない状況もありますね…。
3.カラオケの選曲
- 「カラオケの曲がわからない」 (27歳・会社員)
- 「カラオケの選曲」 (31歳・会社員)
これ、一度は経験したことがあるのではないでしょうか? 世代が違うとわからなくて当然なので、つまらない感じは出さないことを意識して。もし上司などとカラオケに行く機会が多いなら、少し上の世代の曲を数曲リサーチしておくだけでもコミュニケーションが取れそう。
ジェネレーションギャップあるある
【職場編】
1.考え方が昭和
- 「めいいっぱい忙しく働きたい派の上司とゆとりの私」 (27歳・会社員)
- 「根性論」 (27歳・会社員)
- 「長く働くほど偉いということ」 (25歳・会社員)
「仕事をすればするほど偉い」「残業することで働いているアピールができる」といった考え方を聞くと、ちょっと現代とズレているのかなと感じてしまう人も多いようです。もちろん、仕事は一生懸命頑張るもの。ただ、自分に合った働き方や適度な休息を挟むことも大切なこと。メリハリのある働き方ができるとベストですよね!
2.言葉が通じない
- 「社長からの指示が常にバブルの業界用語。“この書類、バーチーのチャンアベに送っといて”など(千葉在住のアベ様に書類送付。笑)」(29歳・専門職)
- 「ナウいなど死語を使う」(27歳・会社員)
言葉遣いはジェネレーションギャップが生まれやすいもの。いわゆる死語を使ったり、業界用語風なものを使ったり…コミュニケーションの一環として使っているのかもしれませんが、困惑する人も多いよう。反対に、今流行っている言葉や略した言葉を上司に投げかけても伝わらない…なんてことも、よくあるよう。
3.IT非対応
- 「携帯電話がガラケーで、“スマホわからないんだよ”って言われたとき」(23歳・学生)
- 「ペーパーレスの時代に、紙で保存したものしか信用しない…」(35歳・会社員)
リモートワークも進みインターネット通信網が発達した今でも、昔の常識を引きずっている人がいるという意見も。使いこなしてしまえば便利なのですが、そこまでが大変だったりしますよね…。
【恋愛編】
1.恋のおまじないが違う
昭和:「新品の消しゴムの紙ケースを外し、ゴムの側面に赤いペンで好きな人の名前を書く。ケースにしまい、誰にもバレずに使い切れば恋が実る」
平成:「シャープペンシルを好きな人の名前の文字数分ノックし、A4の紙に大きくハートを書いて、中を黒く塗り潰せたら両想いになれる」
まず恋が叶うおまじないの方法が時代で違うよう! 令和の今、新たなおまじないができているかもしれませんね!
2.告白の仕方&場所が違う
昭和:「屋上や体育館裏に呼び出して、手紙を渡す」
平成:「メールで言うか、カラオケや公園で遊んでいるときに言う。」
令和の今はLINEやDMで思いを伝えることもよくあるよう。とは言え、今でも直接言ってほしい派の人は多いようです♡ 伝えるツールは多くなりましたが、これは昭和の時代から変わっていないのかも!
ジェネレーションギャップの原因?〇〇世代を解説!
ジェネレーションギャップは世代による差が原因で起こりますが、よく聞く「〇〇世代」はいったいいつを指しているのか、実はちょっと曖昧…という人もいるのでは? まとめたのでチェックしていきましょう!
1.バブル世代
バブル時代に就職した人々。昭和40年(1965)から昭和45年(1970)ごろに生まれ、四年制大学を卒業し、昭和末期のころ社会人となった世代をいう。
2.X世代
《Generation Xの訳語》欧米諸国で、第二次大戦後のベビーブームの後に生まれた世代をいう。1960年代から1980年代初頭までに生まれた世代で、個人主義的傾向が強いといわれ、ミージェネレーションともよばれる。
3.就職氷河期世代
バブル経済が崩壊し、多くの企業が新卒採用を大幅に減らした1990年代前半から2000年代半ばごろに高校や大学などを卒業した人々。希望する正社員になれず、非正規雇用など収入が不安定な環境で働かざるを得ないケースが相次いだ。安定した仕事に就けず、ひきこもりになる人が多いとの指摘もある。
4.ミレニアル世代
《millennialは「千年紀の」の意》米国で、2000年代に成人あるいは社会人になった世代。1980年代から1990年代前半までに生まれた人をいうことが多く、ベビーブーマーの子世代にあたるY世代やデジタルネイティブとよばれる世代と重なる。インターネットが普及した環境で育った最初の世代で、情報リテラシーにすぐれ、自己中心的であるが、他者の多様な価値観を受け入れ、仲間とのつながりを大切にする傾向があるとされる。
5.ゆとり世代
昭和62年(1987)以降、平成16年(2004)ごろまでに生まれ、ゆとり教育を受けた世代。
6.悟り世代
将来を早くに見通し、それ以上の成果を望まず、そのための努力をしない世代。ゆとり教育を受けた世代とほぼ重なるとされる。
7.Z世代
《Generation Zの訳語》欧米諸国や日本などで、1990年代中盤から2000年代までに生まれた世代をいう。Y世代に続く世代。パソコンやインターネットの普及後に生まれたデジタルネイティブであり、従来型のマスメディアよりもSNSなどのソーシャルメディアを重視する傾向にあるとされる。
それぞれの世代の考え方は、その時代の社会背景に影響を受けていることが多いです。そのため、世代が違う人とは価値観がまるで違うことも少なくありません。これは誰のせいというわけでもありませんので、受け入れていきたいですね。
ジェネレーションギャップを埋めるために
生きてきた環境や世代が違うんだから、ジェネレーションギャップがあって当然。ただあまりにも距離ができてしまうと、色々と支障をきたしますよね。そこで最後に、ジェネレーションギャップを埋めるために、お互いが取るべき行動をまとめました!
1.教え合う
まず、シンプルに教え合うこと。「今はこれが流行っているんですよ~!」「自分たちのときはこうだった」と他愛のない会話をするだけで、自然なコミュニケーションにも繋がりますよね! 普段からコミュニケーションを取っていれば、お互いの世代のこともなんとなく理解できるようになるはず。
2.考えだけではなく理由も併せて伝える
何か意見があるときはその考えだけではなく、どうしてそう思ったのかも併せて伝えてみると納得してもらいやすいはず。自分の考えもきちんと整理できるし、相手にとってもわかりやすい! 相手に間違って伝わることを防ぐことにも繋がります。
3.質問ベースで会話をする
自分がわかっていること=相手もわかっているとは限りません。なので、丁寧に質問ベースで会話をすると、相手もわからないタイミングで聞けるし誤解が生じにくくなります。これが習慣づくとジェネレーションギャップの壁も超えられるし、自然と会話が弾む人に近づけるはず!
【まとめ】
ジェネレーションギャップはあって当然のもの。価値観は時代とともに変わっていくもので、どれが絶対に正しいということはありません。ジェネレーションギャップがあってもそれを楽しめるような人間関係を築けると良いですね!