ぐっすり眠れないあなたへ。男女500人に聞いた「快眠のために試してよかったこと」1位はコレ

―布団に入っても眠れなくてソワソワ。「明日、朝早く起きなきゃいけないのに…!」と、焦れば焦るほど、頭はなぜか冴えてしまう。一睡もできずに朝を迎えて、その反動で日中睡魔に襲われてしまうなんてことも…。

みなさんそんな経験はありませんか? 特に夏は暑く、寝苦しい日も多いもの。眠れているとしても、睡眠の質が悪いことで朝すっきり起きれない…と悩む人もいるはず。

そこで今回は、株式会社R&Gが社会人の男女500人を対象におこなった調査をもとに、不眠に悩む人はどれほどいるのか、眠れない夜の対処法、よく眠れるために試してよかったことについて探っていきます。

眠れない日、週何日くらいある?

1位:週1~2日
2位:週1日未満
3位:週3~4日
4位:ほぼ毎日
5位:週5~6日

社会人500人のうちの7割以上が、なかなか眠れない日が週1~2日以上あると答える結果に。多くの人が不眠に悩まされているようです…。

眠れないときにしていること…1位「ついスマホやパソコンを見てしまう」

「なかなか眠れないときに何をすることが多いか」をうかがった結果がこちら。

1位:スマホ・パソコンを触る

スマホやパソコンは睡眠の敵。ブルーライトを浴びてしまうとより目が冴えてしまうので、眠るときには避けたいもの。「わかっているけれど、ベッドでのスマホはやめられない」という人は多いはず…!

2位:じっとしている

ひたすら目をつぶって何も考えないようにしたり、せめて体を休めようと横になってじっとしたり。それでも眠れない人のなかには「天井を見つめ続けて何時間も経っていた…」なんて経験もあるのではないでしょうか? どうしても眠れそうになくてウズウズしている場合は、一度ベッドから出てストレッチをしたり、アロマを焚いてみたり…気分転換をしてみたほうがよさそう。

3位:音楽・ラジオを聴く

動画コンテンツで「睡眠用BGM」を検索して聴くという人も多いはず。音楽はリラックスできる反面、睡眠時に長時間聴いていると脳が「騒音」と捉えて、眠りの質を低下させてしまうともいわれます。対策として、「30分で自動停止」などタイマーをセットしておくのがいいでしょう。

【必見】よく眠るために試してよかったことTOP8

続いて、よく眠るために実際に「試してよかったこと」をうかがった結果がこちら。

1位:運動して体を疲れさせる

・「20分程度でいいのでランニングを行うと、夜よく眠れるようになった」
・「仕事が終わってから、1時間ほどキツめに運動。体をめちゃくちゃ疲れさせた状態でご飯を食べお風呂に入ると、眠れることが増えた」
・「仕事が終わってからウォーキングなどの軽い運動をすると、よく眠れる」

運動をして体を疲れさせることで、夜に自然と眠くなるようになった、よく眠れるようになったというポジティブな意見が多く見られました。
最近は在宅ワークも増えてきたことで「家から一歩も出ない日があることもよくある…」という人もいるはず。いきなりジョギングなどの運動がきつい場合は、適度なウォーキングや散歩、家でできるエクササイズなどの軽いものからはじめてみるのがいいでしょう。
また、寝る前の運動は体を覚醒させてしまい、却って寝つきが悪くなる可能性も。就寝3時間前までに運動を済ませておくのが理想だといわれています。

2位:寝る前にスマホ・パソコンを触らない

・「寝る前は、携帯やパソコンを見ないようにする」
・「寝る前はスマホから離れる」

頭でわかっていても、実行するのはなかなか難しいですよね…。ついスマホを触ってしまうという場合は、「スマホや充電器をベッドから離れたところに置く」「入浴後はスマホを見ない」「見始めるときにアラームをセットする」などマイルールを決めておく手もあります。不眠に悩むみなさん、寝る前の「スマホ離れ」一緒に頑張りましょう…!

3位:寝る前にストレッチする

・「寝る前にストレッチして体をほぐす」
・「YouTubeなどで『寝る前にするとよいストレッチやヨガ』をすると気持ちよく眠れる」

体をほぐすことでリラックスできて、よく眠れるという意見も。ストレッチはリラックス効果だけでなく、筋肉の疲労回復、むくみや肩こり予防にもいいとされるため、試してみる価値アリ! 最近はSNSや動画コンテンツなどで「快眠ストレッチ方法」が視聴できるので、参考にしてみるのもいいですね。数分でできるストレッチならば面倒くさがりな人でも続けられるはず。

4位:リラックスできる飲み物を飲む

・「寝る前にカモミールティーを飲む」
・「白湯を飲む」
・「寝る前に温かい牛乳を飲むと、睡眠の質が上がるように感じる」

カモミールティー、白湯、ホットミルクなどリラックス効果があるとされる飲み物を飲むと、心地よく眠れるという声も。ホットココアやホットジンジャーなども体があたたまって落ち着きますよね♡
しかし、寝る直前に飲むと歯磨きをしなくてはいけなくなり、歯磨きの「爽快感」や「刺激」によって目が覚めてしまうことも。就寝1時間前くらいには、飲み物も歯磨きも済ませた状態にしておくのがよさそう。

5位:お風呂の入り方を工夫する

・「寝る2時間くらい前にシャワー・お風呂に入る」
・「夕食を早めにして、入浴剤を入れた湯船にゆっくり入るとスムーズに寝られる」
・「ゆっくり湯船に入ると、リラックスして眠くなる」

湯船に浸かるとぽかぽかしてリラックスでき、寝つきがよくなることも。忙しい日や夏場はシャワーだけという人も多いですが、不眠に悩んでいるのであれば、できるだけ湯船に浸かるのがおすすめ。
湯船の中で体や頭皮のマッサージをしたり、音楽や読書を楽しんだり、お気に入りの入浴剤やアロマオイルを試してみたり…入浴時間を満喫してみて。

6位:カフェインを控えめにする

・「寝る前にカフェインをとらない」
・「コーヒーは午後3時までに飲む」

カフェインは眠気の原因の働きを抑える効果があるといわれているため、快眠のためにはできるだけ避けたいもの。とはいえ、コーヒーが好きな人にとって、まったくカフェインを摂らないようにすることは難しいですよね…。この対策として、「午後3時以降は控える」「カフェインレスを選ぶ」など工夫してみるといいでしょう。

7位:リラックスできる音楽を聴く

・「ウクレレ音楽を流す」
・「ASMRのような好きな音だけを聞いていると、寝られるようになる」

就寝前にウクレレ音楽を聴くと、たしかにリラックスできそう! 海のさざ波、川のせせらぎ、小鳥のさえずり、雨音など…自然の「ASMR」も心地よい気分になりますよね。

8位:薬・サプリを利用する

・「寝る前にリラックス効果のあるサプリメントを飲む」
・「睡眠導入剤の服用」

薬やサプリメントに頼るという声も。眠れない日々が続いていて回復傾向にないのであれば、医療機関への受診を検討しましょう。市販の薬が効かなくても、処方された薬を飲むことで効果があらわれる場合があります。医師と相談して、用法用量を守りながら睡眠改善へ努めるのもひとつの手。


睡眠時間は、脳の休息や体力の回復のためにとっても大切。「寝不足が続いている」「ぐっすり眠れていない」など感じるのであれば、日々の睡眠を見直してみてくださいね!(Mai)

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