【板垣李光人メイク連載】酉の市のワクワク感をメイクに落とし込んで

Beauty Voyage Vol.30:熊手を買いに

※この記事はCanCam2023年11月号「Beauty Voyage」を再構成したものです。

プライベートでもメイクとファッションを楽しむ俳優・板垣李光人さんが、お題に沿ったコスメとメイクを探しに出かけるこの連載。今回は、秋にある日本の伝統的なお祭りをピックアップ。アイカラーの概念をくずす挑戦的なメイクをしてみました!

今回のテーマは…『酉の市』

「パーティやイベントなどのハレの日は、普段と違う自分になりたくなるもの。10月はハロウィンの時季ですし、今までやっていないムードにしたい…と前々から考えていました。そこで浮かんだのが『酉の市』。露店で縁起物の熊手を売る様子は、見ているだけでもワクワクできて大好きです。あの明るくて賑やかな雰囲気をメイクに落とし込んでみたくなり、メイクアップアーティストのUDAさんにご相談してできあがったのがこちら。」(板垣さん)

「日常から解き放たれるべく、思い切って変えたのは眉毛のテクスチャ。毛流れをなくしてフラットにし、アイブロウとアイカラーを同じ色に仕上げました。眉位置が変わったわけではないのに、質感と色が変わるだけでこんなに印象が変わるなんて! 自分で見ても“普段の自分ではない感覚”で、とても面白かったです。眉は人相を変えるといいますし、皆さんもぜひパーティメイクでは眉の形を変えてみては? いつもと違う自分を発見できるかもしれませんよ。鮮やかなオレンジのカラーも秋の気分にぴったりでした。そして皆さんにご報告があります。実はこの連載、来月号がラストです。最後は今月号と対になるメイクにするつもり。どうなるか楽しみに待っていていただけたら幸いです。」(板垣さん)

メインアイテム

a. アイシャドウ

メイクアップフォーエバー アーティストカラーシャドウ M-402(リフィル)各¥2,530・同(リフィラブルケースXS)各¥550 

見たまま発色して密着するプロ仕様のアイカラー。

b. アイシャドウ

メイクアップフォーエバー アーティストカラーシャドウ M-742(リフィル)各¥2,530・同(リフィラブルケースXS)各¥550 

c. アイシャドウパレット

アディクション ホリデーアディクション アイシャドウ パレット 〝アンノウン ファミリア〟 102 ¥7,480

ドラマティックなカラーがきらめくホリデーアイパレット。

1. クッションファンデーション

hince セカンドスキンメッシュマットクッション 17 ¥3,520

2. パウダーファンデーション

NARS ソフトマット アドバンスト パーフェクティングパウダー 03 122 ¥5,280

3. ネイルポリッシュ

エレガンス ラズル エナメルラッカー 52 ¥1,320

How to make-up

眉のテクスチャを専用のコスメやスティックのりを使ってつぶしていく。眉毛の立体感がなくなるまで何度か重ね塗りしたらパウダーをはたき、表面をなだらかに仕上げるのが◎。

1のクッションファンデーションをフェイス全体に軽く塗り、2のパウダーファンデーションでキメを整える。

アイカラーabをブラシに取り、手の甲でミックスしながら眉上〜上まぶたにぼかし入れる。

仕上げにcの左下の色を眉上あたりにふんわり塗って立体感を足し、3のネイルポリッシュを塗ったら完成。

お好みで金箔やネオンカラーのコスメでポイントを足し、カラーコンタクトやフェイスアクセサリーで神秘的なムードをアップして。

完成


リヒトの美々是好日-Everyday is a Beautful day-

雨の日も晴れの日も、常に“美しさ”と蜜月に生きる板垣李光人さんの最近のハマりものを紹介!

メゾン マルジェラのインスタレーション『シネマ・インフェルノ』へ

ジョン・ガリアーノが手がけるクチュールを間近で拝むことができる機会なんぞ逃すべからず、との思いでメゾンマルジェラの『シネマ・インフェルノ』へ。アレッサンドロ・ミケーレにも通ずるところがある、ガリアーノの毒々しい童話のようなクチュールに陶酔する時間。もはや変態とも呼べる職人たちの手仕事。まさに「神は細部に宿る」という精神を肌で感じました。

リップベースには、M・A・Cのプレップ プライム リップ!

先月号で紹介したGUCCI Beautyのリップ然り、口元にニュアンスをつけることが多いこの頃。中でも最近多用するのは限りなく肌色に近いリップ。ただ、どうしても白浮きが気になって…。そこで名品と呼ばれるこのM・A・Cのリップベースを購入。程よい吸着感を持ち、リップが持つ質感や色味も損なわず唇に色を密着させてくれるサマは、名品と呼ばれる所以が詰まっていました。


ハレの日は非日常な質感で、歌舞き粧う

板垣李光人「Beauty Voyage」はこちらから

CanCam2023年11月号「Beauty Voyage」より
撮影/下山智章(人物)、金野圭介(静物) メイク/UDA(mekashi project) ヘア/Waka Adachi(eightpeace) スタイリスト/奥富思誉里 モデル・イラスト/板垣李光人 撮影協力/渡邉奈穂 構成/衛藤理絵 WEB構成/久保 葵