Beauty Voyage Vol.19:仏蘭西の画家を訪ねる
プライベートでもメイクとファッションを楽しむ俳優・板垣李光人さんが、お題に沿ったコスメとメイクを探しに出かけるこの連載。今回は12月生まれの有名画家の作品『赤いハーモニー』をフィーチャー。油絵風のアイメイクをご堪能あれ!
今回のテーマは…『アンリ・マティス』
「色彩の魔術師と称えられる画家・マティス。彼の絵の中でも特にお気に入りは、赤い部屋が描かれたシリーズです。ビビッドな赤に青や緑、黄色がちりばめられたキャンバスはそれはそれは見事。自分もあの世界に入ってみたくて、今回は油絵風のアイメイクにチャレンジしました。」(板垣さん)
「複雑に見えますが、実はカラーアイライナーでドットを描くだけ。大きさもまちまちで構いませんし、少々ゆがんでいたほうが味になります。アイライナー=美しい線を引くものと思いがちですが、もっと自由に使ってもいいんですよね。それを思い出させてくれる楽しいメイクでした。目の閉じ具合で印象が変わるのも面白く、真っ赤な背景や鮮やかな花にも負けない“印象深さ”もお気に入り。このまま再現すると日常には少しミスマッチかもしれませんが、まぶたのキワあたりだけに施すなら意外といけそう。瞬きでちらりとドットが覗いたらかわいい気がします。そういえばマティスの誕生日は大晦日。あと2か月ほどで今年も終わりですね。皆さん、やり残したことはないですか? 僕は今年、素晴らしい作品に数々携われただけでなく大好きなアーティストのライブやディズニーにも行けました! 残りの2か月も、お仕事&推し事をがんばろうと思います(笑)。」
メインアイテム
a. b. アイライナー
見たままのビビットな発色で目元を彩る人気のアイライナー。マットな質感でなじみもよし。
c. d. e. f. アイライナー
色彩豊かなラインナップ。自在に美しい線が引け、ウォータープルーフでよれにくさも◎。
1. リキッドハイライト
2. ファンデーション
3. フェイスパウダー
4. アイブロウペンシル
5. アイブロウパウダー
6. リップ
How to make-up
スキンケアで肌を整えたら、1のリキッドハイライトを鼻筋や頬など立体感を出したい部分に薄くつけておく。2のファンデーションを顔全体に薄くつけたら、内側から発光するような質感に。化粧くずれを防ぐため、3のパウダーで軽く押さえる。眉は4のアイブロウペンシルで足りない部分を描き足し、5のアイブロウパウダーの右から2番目の色をブラシに取って眉全体にふんわりとのせる。まぶたはa〜fのカラーアイライナーを使って、大小のドットを描きながら埋めていく。ドットは少しずつ足していき、ひとつ描くごとに指で軽くこすると輪郭がぼやけて隣のカラーとなじみやすく。仕上げに6のリップを唇に塗ったらできあがり。
リヒトの美々是好日-Everyday is a Beautful day-
雨の日も晴れの日も、常に“美しさ”と蜜月に生きる板垣李光人さんの最近のハマりものを紹介!
思わずため息がもれるような、食の美に胸を震わす!
先日TV収録でプライベートではなかなか行けない素敵な場所を訪れました。それはザギンにあるハイソな肉料理店。味の素晴らしさもさることながら、空間や食器、料理の演出までため息もの。そして肉自体の美しさたるや! 五感で味わうとはこのことか…としみじみしました。いつかまたお邪魔したいな。(写真はお店の素敵な調度品)
自然を切り取ったような、癒やしの花束を自宅へ
CM撮影の際、アレンジメントフラワーをいただきました。彩り豊かな花束もよいですが、グリーントーンのブーケもとても好き。ボリューム感があっても主張しすぎず落ち着くし、緑を部屋に置くと空気が浄化される気が…。これがきっかけで、自宅のリビングに大きめの木を置くことを決意した板垣でした。
赤いアトリエで、目にも鮮やかな色の魔法をかけられて
撮影/大野隼男(えるマネージメント)、金野圭介(静物) ヘア&メイク/漆原タケル スタイリスト/奥富思誉里 モデル・イラスト/板垣李光人 撮影協力/田中かほ里 構成/衛藤理絵 WEB構成/久保 葵