Beauty Voyage Final:旅立ちの季節に
プライベートでもメイクとファッションを楽しむ俳優・板垣李光人さんが、お題に沿ったコスメとメイクを探しに出かけるこの連載。長らく続いたこの連載も最終回。板垣さんの新たな旅立ちを祝し、厳かなムードのメイク&衣装でシューティング!
今回のテーマは…『麋角解』
「最終回テーマ『麋角解』(さわしかのつのおつる)は、七十二候のひとつで12月末を表す言葉。この頃に雄鹿の角は取れ落ち、春また立派な角が生えるそうです。ラストだからこそ、未来を感じさせるテーマに、そう思い選ばせていただきました」(板垣さん)
「敬愛するメイクアップアーティスト・UDAさんと作り上げたのは、厳かな雰囲気の透明感のあるマット肌メイク。内側から発色するようなしっとりした質感は、ラベンダーのパウダーが導いてくれました。アイカラーやチーク、マスカラも青みを感じる赤やピンクを使用。全体のトーンをそろえたことで控えめながら印象的に仕上がって満足。額にはパールをつけ、落ちた角を表現しています。カラーコンタクトのおかげで、未来を見据える雰囲気も出せたような…。神秘的でストーリーを感じるこのフォト、かなりお気に入りです。
今まで32パターンのメイクで彩ったこの連載。撮影は毎回楽しく、自分らしくあれる大事な時間でした。それに様々なメイクテクニックに出会い、毎回驚きの連続! 加えて自分のしたいこと、ありたい姿に向き合えたのはとてもいい経験になり、好きなことに正直に生きられて幸せでした。おつきあいいただいた皆さまにも大きな感謝を! 今後も精進し、進化した姿をいつかお見せできたら幸いです。」(板垣さん)
メインアイテム
a フェイスパウダー
ロングセラーのフェイスパウダーから待望の新作が! くすみを飛ばすパープルニュアンス。
b アイカラー
鮮やかに発色するマットアイシャドー。絶妙カラーでメイクが華やぐ♡
c アイカラー
d チーク
クールローズに白さを加え、くすまずナチュラルに仕上がる敏腕チーク。
1 化粧下地
2 ファンデーション
3 マスカラ
How to make-up
1の下地を塗り、2のファンデーションを顔全体に塗り広げる。このとき、あまり厚く塗らず薄く均一にスポンジでつけるのが◎。
その上からaのフェイスパウダーをつける。ラベンダーピンクカラーが透明感を底上げし、ソフトマットスキンがさらに美しく。
眉は足りない部分をグレー系のアイブロウペンシルで描く。bとcのアイカラーは、指に同時に取って手の甲で軽く混ぜ合わせてから下まぶたに薄くつけてニュアンスを。
まつげに3の赤紫のマスカラを塗り、頬の中央に軽くdのチークをつけて血色感をやや足すとバランスよく。
リップはバームをつける程度の自然な感じが◎。お好みでカラーコンタクトをつけたり、額にパールを貼って。
完成
リヒトの美々是好日-Everyday is a Beautful day-
雨の日も晴れの日も、常に“美しさ”と蜜月に生きる板垣李光人さんの最近のハマりものを紹介
メイクに合わせてカラーコンタクトで遊んでみる
この場で以前、ヌーディなメイクにハマっているとご紹介しましたが、それに合わせて目の色を変えることにしました。シルバー系やグリーン系、色々と試した中で普段使いにしっくりきたのはパープル系。ほんのり縁が紫に色づくニュアンスがとてもよいです。
Beauty Voyage! 最終回は、さよならじゃない
ここまで長い航路を共にしてくださった皆さま、ありがとうございました。しかし、今回の「麋角解」に込めた想いのようにこれは終わりではなく、自分にとってまた新たな表現へ進むための未来を見据える時間です。また皆さまと美しい旅路を共にできますように。Bon Voyage!
今一度削ぎ落とし、次なる春に思いを馳せる
撮影/熊谷勇樹(人物)、金野圭介(静物) メイク/UDA(mekashi project) ヘア/Waka Adachi(eight peace) スタイリスト/奥富思誉里 モデル・イラスト/板垣李光人 撮影協力/渡邉奈穂 構成/衛藤理絵 WEB構成/久保 葵