【板垣李光人メイク連載プレイバック】化粧ブラシを駆使した“書き初め”メイク

Beauty Voyage Vol.20:美しい筆を求めて

※この記事はCanCam2023年1月号「Beauty Voyage」を再構成したものです。

プライベートでもメイクとファッションを楽しむ俳優・板垣李光人さんが、お題に沿ったコスメとメイクを探しに出かけるこの連載。1月号は新年を意識したテーマを掲げてメイク! メイクブラシを駆使して、テクニックの向上を図りました。

今回のテーマは…『書き初め』

「学生時代、意外と書道の授業が好きでした。普段は触れない墨汁と筆と和紙にワクワクしたのを覚えています。そんなわけで、今回のテーマは書き初め。化粧用ブラシのイカした使い方を、ヘア&メイクの奥平さんに教えていただきつつ、筆を感じさせるメイクをしてみました。」(板垣さん)

「奥平さん曰く、筆はある程度よいものを使うのがいいんだそう。実際色々触らせていただきましたが、上質な筆は仕上がりもマーベラス! コスメだけでなく、化粧道具にも力を入れたほうが、腕前が上がりそうですね。ちなみに、ファンデーションをブラシでつけるときは内から外に塗り広げ、グラデーションを描くようにすると自然に仕上がるんだそうです。たしかに、今回のメイクはすごくナチュラルでブラシの可能性を感じました。そして、マットリップはふわふわしたブレンディングブラシを使うと簡単かつキレイにぼかすことができるんです。リップブラシ=小さな平筆を使うと思っていたので目からうろこ。ぜひ皆さんも試してみてください。撮影中、2023年もし書き初めをするなら…と考えていてふと浮かんだのは「浮」の文字。自分らしさに囚われず、様々な顔を見せるのが板垣の最近のモットー。来年もいい意味で地に足をつけずに“浮遊”し続けたいです。」(板垣さん)

メインアイテム

a. 筆

パルファン・クリスチャン・ディオール バックステージ フルイド ファンデーション ブラシ ライトカバー ¥6,930

ライトな仕上がりを叶える。

b. 筆

THREE フェイス ブラシ L ¥7,700

斜めシェイプの毛先が、顔の曲面に自然に沿って美しい仕上がりに。

c. 筆

白鳳堂 化粧筆 J5549 ¥2,420

眉がナチュラルに美しく描ける平筆。ぼかしも得意。

d. 筆

白鳳堂 化粧筆 J5523 ¥2,200

アイホール用。適度なコシで発色もGOOD。リキッド系にも使える!

e. 筆

白鳳堂 化粧筆 J4006 ¥2,310

マスカラをダマなく仕上げるために開発された扇状の筆。

f. 筆

NARS ブレンディングブラシ #22 ¥4,400

美しいブレンディングが叶う、ふんわりとしたやわらかいブラシが◎。

g. 筆

NARS ヤチヨ カブキブラシ ¥6,710

先がゆるやかに尖ったドーム形ブラシは、なじませもぼかしもお任せ。

1. ルースパウダー

メイクアップフォーエバー ウルトラHDルースパウダー 01 ¥4,950

2. アイシャドウ

SNIDEL BEAUTY SNIDEL アイデザイナー 07 ¥6,380

3. アイシャドウ

シャネル レ ベージュ パレット ルガール インテンス ¥8,800

4. リップ

レザボア アニヴェン スムース マット リップ ml-01 fog ¥1,760

5. フェイスカラー

シャネル レ ベージュ プードゥル ベル ミン n°20 ¥7,920

How to make-up

スキンケアしたら、リキッドファンデーションをaの筆に取り、鼻から外に向かって放射線を描くように薄く塗る。bの筆に1のパウダーを取って軽くなじませ、茶のアイブロウパウダーをcの筆に取り、眉の足りない部分を描く。アイカラーはdの筆を使用し、2のパレットの中央上側の色を上下のまぶた全体に円を描くようにのせる。やわらかな筆のおかげで、テクニックいらずでグラデーションに。目頭には3のパレットの上部の色を、筆の先に少し取ってポンポンと置くようにつけると立体感アップ。4のリップはfの筆先に取り、外側に向かってぼかすように塗る。gの筆は5のフェイスカラー用。顔周りにさっとのせて、印象を引き締めて。お好みでeの筆に濃い色のリキッドアイブロウをつけ、眉頭に筆あとを模したペイントを施したら完成!


リヒトの美々是好日-Everyday is a Beautful day-

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ルックスからトキメキを感じる春を呼ぶゴーシャスパレット

最近のお気に入りコスメをご紹介。『GUCCI beauty』のアイシャドウパレットなのですが、なんて素敵でかわいいのでしょう…。マリーアントワネットのドレッサーに忍ばせても違和感ないのでは? 中の12色のアイシャドウは、なんともフローラルでゴージャスな雰囲気。目元を華々しく彩ることが可能です。春先に特に使いたくなる予感。

細かなパッチワークに宿るファッションの神様

先日『ANREALAGE』の展示会へ。9月にショーへお邪魔したときの作品が一堂に会す様に大興奮。ブランドの原点とも言えるパッチワークがふんだん施され、職人がひとつひとつ縫い合わせたことを考えると狂気すら感じました。ただファッションとは狂気的であるほど魅力を放つもの。そして、その繊細な細部に神は宿る…ということを再認識しました。


なめらかな筆あとが導く、新たな顔、見知らぬ気持ち

板垣李光人「Beauty Voyage」はこちらから

CanCam2023年1月号「Beauty Voyage」より
撮影/嶌村吉祥丸(モデル)、金野圭介(静物) ヘア&メイク/奥平正芳 スタイリスト/奥富思誉里 
モデル・イラスト/板垣李光人 構成/衛藤理絵 WEB構成/久保 葵