Beauty Voyage Vol.29:秋の自然に誘われて
プライベートでもメイクとファッションを楽しむ俳優・板垣李光人さんが、お題に沿ったコスメとメイクを探しに出かけるこの連載。今回は秋の紅葉を表す季語にスポットを当てて、新しいチークの可能性を探ってみました!
今回のテーマは…『山粧う』
「まだまだ暑い日が続きますが、僕はもう秋に気持ちを馳せています。ファッションが楽しくなる秋に何を着ようか思案中。秋物チェックも忙しく、先日はフェザーアイテムにひと目ボレして、つい色違いでふたつ購入してしまいました。秋らしい服や小物に合わせてどんなメイクをするか考えるのも楽しくて。最近のストレス発散は、夜中のひとりメイク大会。海外のメイキャップアーティストに触発され、顔というキャンバスに自由な発想で化粧を施すんです。」(板垣さん)
「そこでふと、普段入れる場所と違うところにチークを入れてみたらどうだろうと思いました。今回は、自分の鼻を紅葉に染まる山脈に見立て、変則的なチーク使いをしてみました。ノーズシャドウとは違う、オレンジを使った立体感、かなり新鮮。アイカラーもつなげて陰影感をさらに高めたのもポイントです。普段使いには少し難しいメイクですが、透け感のあるイエローゴールドのアイシャドウを眉間〜鼻筋にすっとつける技はデイリーでも使えそう。あなたも黄色や橙、黄金など紅葉を思わせるカラーをメイクに取り入れてオータムムードを楽しんでくださいね。そうそう、紅葉狩りもお忘れなく! 僕も時間を作って、華麗に粧った山々に出かけたいと思っています。」(板垣さん)
メインアイテム
a アイシャドウ
肌に密着して立体感を演出する超微粒子アイシャドウ。秋らしさを帯びたオレンジブラウン。
b チーク
ゴールドの輝きを放つ絶妙オレンジチーク。
c アイカラー
発色抜群な人気アイカラー。もぎたてパプリカみたいなフレッシュな色が◎。
d アイカラー
バロックジュエリーにインスパイアされたアイカラーパレット。洒落た配色で目元があか抜け♡
1 ファンデーション
How to make-up
スキンケアして肌を整えたら、1のファンデーションを顔全体に薄く塗り広げる。aのアイシャドウを左右目頭から鼻根の間にぼかし入れ、中心部は眉間あたりまで軽くのばして。bのチークは、aを塗った部分に少し重ねるようにして外側に1㎝ほど広げ優しくぼかす。cのアイカラーは、陰影感を強調するために左右の眉頭下から目頭のくぼみにかけてつけ、内側に向かって軽くぼかす。この時、鼻筋の手前までに留め、広げすぎないのが重要。最後にdのアイカラーパレットの左上の色を、眉間の少し上から鼻筋にかけてT字を描くように軽くのせ、さらに上まぶた全体にも軽くつけ完成。繊細なゴールドの輝きで、より立体的で秋らしいメイクに。お好みでスタッズやラインストーンを目頭につけても素敵。
完成
リヒトの美々是好日-Everyday is a Beautful day-
雨の日も晴れの日も、常に“美しさ”と蜜月に生きる板垣李光人さんの最近のハマりものを紹介!
秋の気分にしっくりくるGUCCIのブラウンリップ
『ルーヴル美術館』の絢爛さを思わせるようなデザインが美しいGUCCIのリップ。ルージュ ア レーヴル サタンの新色は板垣好みの濃さ、茶色みで、唇に非日常をもたらしてくれます。GUCCIのリップといえばグリーンやパープル、ブラックなど飛び道具のような色が目立ちますが、こうした茶系も絶妙なヌアンスたっぷりで美しいのです。
いざ芸術の本拠地ルーヴルへ!たくさんの感動に心奪われて
いざ芸術の本拠地・パリの『ルーヴル美術館』へ。その広大さや作品群に感動したのはもちろんのこと、何より心奪われたのは建物である〝ルーヴル宮殿〟の天井や壁を飾る繊細な彫刻や絵画。ヨーロッパの環境であるからこそなせる業だな…と思いながらも、その存在にただただ圧倒されるばかり。皆作品を写真に収める中、ひとり天井の写真ばかり撮っていました。次はヴェルサイユ宮殿も伺いたい。
撮影/磯部昭子(人物)、金野圭介(静物) ヘア&メイク/奥平正芳 スタイリスト/奥富思誉里 モデル・イラスト/板垣李光人 撮影協力/渡邉奈穂 構成/衛藤理絵 WEB構成/久保 葵