Beauty Voyage Vol.25:種まきの季節に
プライベートでもメイクとファッションを楽しむ俳優・板垣李光人さんが、お題に沿ったコスメとメイクを探しに出かけるこの連載。6月号は、二十四節気のひとつをピックアップ。田畑に芽吹く苗をイメージしたクールフェイスをチェック♡
今回のテーマは…『芒種』
「大河ドラマの仕事で遠方に行く機会が増えています。先日彦根に向かう道中、初めて現地のローカル線に乗りました。ゆっくり進む鈍行に揺られていると、つい窓の外の景色に見とれてしまいますね。そのとき見た広々とした水田、そろそろ田植えしているのでしょうか…。そこで、穂の出る植物の種をまく頃を表す“芒種”を今回のテーマにしてみました。」(板垣さん)
「メイクのポイントは、グリーンの上まぶた&赤みブラウンの下まぶた。大地に明るい新芽が伸びるサマを目元で表現してみました。おなじみの囲み目も、上下のアイカラーを思い切って替えると新鮮。目頭に入れたミント色が水田に映った青空のような爽やかさを与えてくれたのもお気に入りです。それに、頬やあご先に入れたツヤもいい感じ。マスクなしで過ごせる時間も増えてきたので、グロッシーアイテムにトライしたい気分の人も多いのでは? こちらのグロウスティックは、自然なツヤが出てとても使いやすかったです。ぜひメイクに新しい風を取り入れてみてください。板垣も最近、新しいことにトライしたい気分。手始めに、前から気になっていたギターを練習しようと画策中。夢はバンド演奏でギュイーンとギターをかき鳴らすこと。仕事の合間に楽しんで練習しようと思います。」(板垣さん)
メインアイテム
a. アイパレット
こだわりのカラー&質感で、洗練された目元に導くパレット。密着力が高く、よれにくいのもポイント。09のカーキは肌なじみがよい。
b. アイパレット
赤茶の締め色が説妙なブラウン系パレット。
c. アイパレット
60年代モードをモダンにアップデートしたアイパレット。春らしいパステルカラーがそろい踏み。
1. アイブロウマスカラ
2. リップ
3. グロウスティック
How to make-up
スキンケアしたら、セミマットなファンデーションでベースメイクを仕上げる。眉は、足りない部分を暗めのアイブロウパウダーで軽く描き足し、1のアイブロウマスカラを全体につけて毛流れを整えて。アイメイクはaのアイパレットの右下の色を上まぶたの二重幅に塗り、bのアイパレットの右下の色を下まぶた全体に塗って、cのアイパレットの上段・中央左の色を上まぶたの目頭〜黒目の上までの間にふんわりぼかす。カーキの上に透け感のあるミントカラーを重ねることで、稲の芽吹きのようなフレッシュ感が出るのが◎。まつげの間をこげ茶のアイライナーで埋めれば、目元の印象がきゅっと引き締められ、よりクールに。唇は2のベージュリップを使うとなじみやすく。最後に3のグロウスティックを頬の高いところ&あご先に滑らせ、ツヤ感を足せばできあがり。
リヒトの美々是好日-Everyday is a Beautful day-
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メイクの可能性を広げよう! Let’s No 眉 Life
最近、眉毛の形&描き方を模索中。ですが仕事柄、剃るわけにも染めるわけにもいかず…。そこで、スティックのりを使い、眉を潰して自由なメイクを楽しんでいます。使うのはこちら。文具がビューティアイテムになるなんて驚きですよね。実はこのテク、プロのメイクさんも使う技(肌への影響もあるので、使う場合は自己責任で)。板垣は自眉が濃いため、隠ぺい力が強い海外製を使用しています。
夏に向けて、素敵な麻の浴衣をお迎えしました
皆さんご存じかと思いますが、現在大河ドラマ『どうする家康』にて井伊直政を演じております。日々和に触れる生活の中で「家に1着、和装を置いておきたい」と思った次第。本格的な和服を自分でそろえたのは人生初めてです。柄は、井伊直政が家康公から賜った孔雀尾の陣羽織にちなみ“孔雀と林檎”にいたしました。正統的に着るのはもちろん、洋装と合わせるのも楽しみです。
アースカラーに青みを加え、メイクの好奇心に種をまく
撮影/渡辺宏樹(TRON/人物)、金野圭介(静物) ヘア&メイク/山口恵理子 スタイリスト/奥富思誉里 モデル・イラスト/板垣李光人 構成/衛藤理絵 WEB構成/久保 葵