普段ひらがなやカタカナで見かけるような言葉って、漢字表記になると「あれ、読めない…」となることがありますよね。たとえば、身体の部位である「掌」、ホクホクした秋の味覚「甘藷」など。
そんな「知っているのに読めない日本語」クイズから、本日チャレンジしていただくお題はこちら!
「八朔」。
こちら、何と読むかわかりますか? みなさん一度は見たことがあるだろうスーパーにも売っている果物をさす言葉です。ヒントをもとに推理してみてくださいね。
■ヒント!
ヒント1 「果物のこと」
ミカンの一品種で、果実は表皮が滑らかでやや小形。甘味と酸味がほどよく、ほろ苦さもあるさっぱりとした果物です。
ヒント2 もう一つの意味は…「8月1日のこと」
小学館デジタル大辞泉によると、「八朔」のもう一つの意味は次のとおり。
八月朔日 (ついたち) のこと。また、その日に行われる行事。
農家ではその年の新穀を日ごろ世話になっている人に贈って祝った。町家でもこの風を受けて互いに贈り物をし、祝賀の意を表した。
そのほか、徳川家康がこの日に江戸城入りをしたところから武家の祝日となり、昔は正月に次ぐ重要な日として毎年お祝いの行事をしていたそう。
ヒント3 ひらがなで何文字?
「八朔」をひらがなで書くと「○○○○」、4文字です。
さて、ここらへんで…正解を見ていきましょう。
■正解はこちら!
「八朔」の読みかた、正解は「はっさく」でした。
みなさん、柑橘類の「はっさく」は食べたことありますか? この果物が「八朔」と名付けられた由来として、昔お寺の住職が「八朔(8月1日)ごろに食べることができる」と言ったことから名付けられたという説があるようです。昔は8月に食べていたけれど、今では「八朔」の食べ頃は、冬~春ごろ。8月はまだ小ぶりで食べるのに適していないようです。
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