『夏も入浴する派』｜#うるとらかれーらばー濱正悟のカレー手帖 第131回
数多くのカレーを食してきた、うるとらかれーらばーの濱くん。今回は、そんな濱くんが過去の連載でつくったお皿などの陶器を使って、こだわりのオリジナルカレーやアチャールなどのレシピを披露！前回はスパイスカレーに合う、とっても簡単なライタ（ヨーグルトサラダ）と即席アチャール（漬物）の作り方を教えてくれました！
そして今回はいよいよカレー作り！うるとらかれーらばーとして本連載でも、もちろんプライベートでもカレーを食べ歩いてきた濱くんが作るカレーとは…？おうちでも作りやすいジャパニーズスタイルなスパイスカレー、必見です！！
さ〜て、つくりますよ〜。
その名も「初心忘るべからずカレー」。
【材料】（2〜3人分）
鶏もも肉 300gくらい
玉ねぎ 1個
トマト 1個
ごま油 大さじ2
塩、胡椒、山椒 少々
酢 少々
にんにく ひとかけ
しょうが ひとかけ（にんにくと同じくらい）
クミンとカルダモン 小さじ1
しょうゆ 小さじ1
わさび 大さじ1〜1.5
炭酸水 適量
＜カレー粉用パウダースパイス＞
クミン 小さじ1
ターメリック、パプリカ 小さじ1/2
コリアンダー、カルダモン 大さじ1
食感に変化がある方がおもしろいかなと、玉ねぎは半分を薄切り、半分をみじん切りに。鶏肉はひと口サイズくらいに、トマトもひと口サイズくらいの角切りにする。
にんにくとしょうがをたっぷりすりおろして鍋に入れ、ごま油で熱して香りがたってきたらクミンとカルダモン小さじ1を入れて、玉ねぎも投入。
塩をちょっとふって中火でキツネ色になるまで炒める。白米が進みそうな香りがしてきたよ。
浅めのフライパンにごま油と塩と胡椒を軽くふって、中火で鶏肉の皮目から焼く。パチパチとASMRを感じられそうなよき音。
焦りがちな方は、予めカレー粉となるパウダースパイスを小ボウルなどに入れておこう。
皮がパリッとなったら裏返して、酢で半身浴させる。お肉は酢で煮ると柔らかく仕上がっておいしいので毎度やっちゃいます。水気が少なくなってきたら、カレー粉用にミックスしたパウダースパイスを投入し、ひと混ぜして肉汁に馴染ませてから玉ねぎの鍋へ移す。
仕事で初めてカレーをつくらせてもらったときも夏で、チキンだったなあ。今まで多くのカレーを食べてきて、様々なジャンル、組み合わせ、そしてお店の方の想いと人生を味わわせて頂いてきました。“集大成”というのであれば、今こそカレーつくりを通して自分を表現してみよう。本連載、そのほかの仕事、これまで生きてきた中で多くの経験をさせて頂き、インプットとアウトプットを繰り返してきたからこそ、このタイミングで一度自分自身を振り返ってみることも必要なのではないか。そんな想いを込めて、このカレーをつくりはじめた。
トマトも入れてひと混ぜしたら、炭酸水で7〜8割身浴させる。これまたお肉を柔らかくする秘密。
弱中火で8分くらい煮る。焦げないように時々混ぜながら様子をみて、水分が半分くらい少なくなってきたらしょうゆとわさびを入れてひと混ぜ。しょうゆによってコクをプラス。わさびは、辛味が飛ばないようにこのタイミングで入れる。30秒ほどしたら火を止めよう。
お好みで塩加減を調整。味見していい感じだったら盛り付けよう。
クライマックスが近づいております。
ついに、あの創ったお皿に。どっしりとした重さ。感慨深いです。
冷蔵庫にて仮眠させていた即席みょうがアチャールをど真ん中に。
最後にこのポーズで山椒をかけて完成。個人的においしいと思うカレーは、シンプルながらもほのかにいろんな要素を感じることがができるカレー。仕上げにシビれ要素を加えて、自分が思う“ちょうどいい”を目指してみた。
ということで次回、食べるよ！お見逃しなく。
1994年8月22日生まれ（27歳）東京都出身。GirlsAward×avex『BoysAward Audition』で特別賞を受賞しデビュー。主な出演作に、ドラマ『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』、 『恋せぬふたり』 、映画『酔うと化け物になる父がつらい』、『ナポレオンと私』など。現在、映画『IDOL NEVER DiES』、映画『辻占恋慕』が公開中のほか、民放連ドラ初主演を務めたドラマ『何かおかしい』が現在Paraviにて配信中。
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