「長続き」カップルはどこが違うの!?心理学の観点から解明してみた

「長続き」カップルはどこが違うの!? 心理学で解明!

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どんなに好き合って付き合うことができたカップルも、短命で終わってしまうと寂しいもの。その一方で長続きするカップルもいますよね。一体その差はどこにあるのでしょうか!?そこで今回は「“長続き”カップルはどこが違うのか」について、心理学の観点からご紹介いたします。

■言いたいことを何でも言える関係か

どんなに仲のいい恋人同士でも多かれ少なかれ不満はあるものです。実は、この不満というのは、時間が経過するにつれて徐々に大きくなっていくもの。早めに鎮火した方が関係は良好でいられると言えます。心理学の実験では、不満などのネガティブな感情はたとえ解決できなくても、ただ吐き出すだけで解決できるとされています。そのため、恋を長続きさせるためには不満を貯め込まず、言いたいことを言えるような間柄になることがポイントなのです。そうすれば、ケンカしても円満な関係を維持しやすくなり、恋も短命では終わらないでしょう。

■美点も弱点も両方見せることができる

好きな人には自分のいいところを見て欲しいものですよね。だからどうしても短所を包み隠して、長所のみをアピールしてしまいがちに。でも、実は恋を長続きさせる上で、それはNGなアクションです。長続きカップルは、長所と短所の両方をお互いに隠さず、理解し合っているという研究結果があります。この長所と短所の両方を提示することを“両面提示”といい、信頼や好感を高め合う上でのポイントだと言えます。もしもあなたが彼と長続きしたいなら、よい面と悪い面の両方を明らかにするようにしましょう。そのほうが長く愛されるはずです。

■二人の距離感が“密”であるかどうか

男女の距離感は相手との関係性を測るうえで、非常に重要な指標だとされています。遠距離恋愛が上手くいかないのも、心理的な距離よりも身体的な距離が離れることに起因するのだとされています。なんと「50センチ」よりも離れると恋人の距離でなくなり、恋は短命になってしまうのだとか。ケンカすると、この50センチの距離がどんどん離れていってしまいます。そのため、長続きするためにはちょっぴりベタベタすることを意識しましょう。そして“50センチの距離”に入るようにしてみてください。そうすれば、自然と恋が長続きするはずです。

■言葉を交わさずとも緊張やストレスがない

デート中などに彼と沈黙や無言の時間が流れると、少し気まずくなって何とか会話をしようと努力しますよね。確かに会話は重要ですが、長続きするカップルは、沈黙の時間も楽しむことができるという特徴があります。もしも二人が沈黙を避けようとするなら、まだまだ男女として深い絆を築いているとは言えません。お互い一緒にいて、黙ったままでも居心地がいいと感じるようなら、二人の関係は本物。多少のことでは別れることのない長続きカップルであるはずです。

おわりに

恋はドキドキするシーズンだけではなく、必ずマンネリ化が訪れます。胸がときめいているタイミングなら相手のちょっとした違和感も許せますが、熱が冷めてくると「え?」という疑問から許せなくなってしまいます。でも、そこで適度な距離感とガス抜きできる関係性があれば、長続きしていけると言えます。あまりカッコをつけず肩ひじ張らない関係こそが、真の恋愛の姿なのかもしれませんね。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出書房新社)。