オフィスで・仕事で、心がけるだけで「印象アップ」な4ポイント

【オフィスで・仕事で、心がけるだけで「印象アップ」な4ポイント】


先輩

 

仕事場での振る舞いは、いろいろと気をつけなくてはいけないことが多くて、どれもこれもちゃんと達成するのは難しいですよね。
そこで今回は、これだけ気をつけていれば印象アップ!なポイントを4つ、厳選してご紹介します。

 

■サボり癖を矯正するには……

リンゲルマン効果という考え方があり、これは、集団作業ではどうしても手抜きをするメンバーが出てきて、ひとりあたりの作業効率が落ちるというものです。そして、その対策として活用できる考え方にホーソン効果というのがあります。これはアメリカのホーソン工場で行われた実験で、後輩や部下が「自分は上司から注目されている」と意識することで作業効率が上がったというものです。
あなたがついサボりがちだと自覚しているなら、こまめに上司に「今◯◯を進めてます」と報告するなりして、自分が見られているという意識を常に持つと緊張の糸が切れないようにするといいでしょう。

 

■同僚にものを頼む際には……

頼み方はちょっとした工夫で結果が大きく左右されるもの。特に同僚ともなると、立場が対等であるがゆえに難しい部分もありますよね。そこで大切なのは、ただ頼みごとをするのではなく、理由を添えてお願いするというもの。それだけで成功率はグンと上がります。心理学ではこれをカチッサー効果といいます。エレン・ランガーの実験によると、要求のみ伝えるよりも理由付けをした方が20%近く受け入れられやすくなるのです。

 

■上司の信頼を得るには……

人のしぐさや振る舞いには、無意識の考えなどが反映されることがあります。そして逆に、こちらの振る舞いによって、相手の無意識に訴えかけることも可能なのです。人間の最大の急所である心臓は、胸の左寄りにあるため、人は心理的に左腕側に立たれることを好まないとされます。特に、あまり親しくない人に左側に立たれると、無意識の内に圧迫や不安などを感じてしまうもの。もしも上司に話しかけるなら、この右腕理論を活用して、相手の右側から話しかけるようにしましょう。そうすることで、イライラを抑え安心感や信頼を持ってもらいやすくなるでしょう。

 

■取引先と商談や営業をするなら……

同じ釜の飯を食べた仲という言葉もあるように、飲食を共にするという行為には、昔から特別な意味があります。実際に誰かと食事をしている時、人の脳内では愛情に関わるホルモンのオキシトシンが分泌されているといわれています。このような食事の効果を利用して、取引相手との親近感をぐっと高めることをランチョン・テクニックと呼びますおいしい食事であればさらに気分がよくなり、こちらからの提案も前向きに受け入れてくれやすくなります。おいしいお店を交渉の場として、何件も知っておくのがデキるビジネスパーソンなのかもしれませんね。

 

アメリカの心理学者で、経営コンサルタントとして自分の心理学理論をビジネスにも応用したマクレランドは、人を仕事に駆り立てる動機を3つの欲求に分類しました。それらは、力への欲求達成への欲求帰属への欲求に分類されるそうです。つまり、自分の目標を成し遂げたい、他者に影響を与えたい、密接な人間関係を築きたいという欲求は、全ての人が持っているものだとされているのです。相手や自分はどの欲求が強いかを見極めて、仕事へのやりがいを引き出すことができれば、きっと楽しいオフィスになるはず。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。

 

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