どうしても合わない上司とうまくやっていくコツ【心理テクニック】

どうしても合わない上司とうまくやっていくコツ【心理テクニック】


上司

 

職場の人間関係がうまくいっていないと、仕事そのものがおもしろくなくなってしまいすよね。特に上司は、尊敬できる人かそうでないかでモチベーションに大きな差が出るもの。とはいえ、相性の問題でどうしても合わないこともあります。
今回は、「どうしても合わない上司とうまくやっていくコツ」をご紹介いたします。

 

 

■相手に反論させないためには話を一度認める


たとえ自分からみて、提案や発言がどんなにおかしいと感じても、相手が上司だとなかなか指摘しにくいもの。言い方によっては、カドが立ってしまうことも少なくありません。そんなと気に使えるのが″イエス・バット法″です。

これは、はじめに相手の発言を一度肯定してから自分の意見を述べるという会話法です。
例えば「先輩の言う通りだと思います。でも、部長はこっちの企画のほうがいいって言ってたんですよね」。
こうすることで、「一度聞き入れてもらえた」という印象が残り、怒りや反感を買わずに自分の主張を通しやすくなるのです。

 

 

■デメリットを前もって伝える


アメリカ陸軍情報教育部がおこなった実験によると、教育程度の高い人ほど一面的な説得には応じにくく、両面提示したほうが説得に応じやすいことが確認されています。
理由としては、いいことばかり言われると人間は不信感や不誠実な印象を相手にいだきやすい傾向があり、逆にプラスとマイナスの両面を提示してくれる人のほうが、誠実さを感じて信頼度が高くなるということが挙げられます。

ポイントは悪い面をいつ伝えるかということ。効果的なのは、会話のやりとりで上司にある程度好意を持ってもらったあとが、タイミングとしてベストでしょう。

 

■目線を先に逸らすと話の主導権を握ることができる!?


私たちは「相手の目を見て話しましょう」と、小さいころから教わってきました。しかし、取引やミーティングなどで話を有利に進めたいときは、必ずしもずっと目を合わせていればいいというわけではありません。

目を逸らしたほうが会話のイニシアチブを握ることができるという視線の心理効果があるのです。視線を先に逸らすことで、自分のほうが相手よりも優位に立っているという印象を与えることができるのです。
あとは受け身になって動揺した相手の心理をうまくコントロールし、こちらが優位になるように話を進めればいいのです。

 

上司とうまく仕事をやっていくコツは、まずは「きちんと感」を提示して信頼を勝ち得ること。挨拶や服装など、社会人としての基本の部分ですね。
何かあっても安心できる部下だと思われることが大切。そうすれば、人間関係も円滑になり、やりがいも生まれるはずです。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。

 

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