気遣いの減少、愛情不足…「結婚後に感じたパートナーの変化」って、何ですか?

信頼できる相手に出会い、ついに結婚へ。大切な人との新たな生活に胸を膨らませていたのだが…結婚してからパートナーの態度が豹変! 思いやりがなくなったり、すぐに不機嫌になったり。「こんなはずじゃなかったのに…」と結婚を後悔してしまうことって、意外とあるのではないでしょうか。そして実際に、結婚後の夫婦間にどのような変化があるのか気になるところ。

そこで今回は、株式会社ドリームプランニングが運営する不動産のお悩み解決サイトURUHOME(ウルホーム)が、結婚経験のある男女501人(女性312人・男性189人)を対象に実施したアンケートをもとに、「結婚後のパートナーの変化」について探っていきます。


結婚後、パートナーの変化を感じた?

結婚してからパートナーに対してどのような変化を感じたか質問し、多い回答順にランキング化。寄せられたコメントと合わせて紹介していきます。(複数回答可)


1位:結婚前と特に変わらず、素敵な人である(43.3%)

「自分が毎月ホルモンバランスの変化で癇癪を起こすときも、突き放さずに接してくれてありがたい
結婚前と変わらず大事にしてくれるし、子どもにも愛情を注いでくれている
毎日一緒に生活していれば粗は見えてくるけれど、お互い様だと思っている
「結婚前と変わらず面白くてその場の雰囲気をよくしてくれる」
「機嫌が悪いときには態度が横柄になったり、粗暴な振る舞いをするようになったが、それだけ包み隠さず本性を見せてくれているということでもあるので、不快には思わない」

全体の半数近くが「結婚前と変わらず素敵な人だ」と感じていることが判明! 日頃の些細なことから将来設計における大事な決断まで、夫婦の価値観にはすれ違いが起きてしまうもの。時として言い合いになる場面もあるでしょう。でも、そんな経験をしてきたからこそ、パートナーへの愛を再確認できることだってあるんです。

さまざまな困難を乗り越えるためには、結婚生活に慣れてきたとしても、お互いが思いやりを忘れずに過ごすことが大切。そうすることで、何年、何十年経っても「いろいろあったけど、結局はこの人に出会えてよかった」と幸せを感じられるはず。

2位:気遣いをしてくれなくなった(19.4%)

「基本的には結婚してよかったと思っているが、慣れて少し気遣いや思いやりは減った」
「結婚前の方がもう少し優しかったし、気を遣ってくれいた」
お互い様…とは思うが、思いやり、気遣いといった部分が減ったように感じる
「人使いが荒くなり、暴言を吐く頻度が多くなった」
やってもらって当然みたいな感じがする。感謝の言葉でもかけてくれればまだ腹も立たないのでしょうが、人間性と言うか自分のことしかないようだ」

2割近くが「相手の気遣いがなくなった」と回答。気遣いがなくなるのは、ふたりが打ち解けてきた証拠とも言えます。とはいえ「親しき中にも礼儀あり」…何かをしてもらって当然という気持ちはほどほどに。パートナーに対する感謝とリスペクトの気持ちを持つことが、結婚生活を上手く続ける大事なポイント。

3位:結婚前よりもっと素敵になった(15.8%)

「結婚前よりも気遣える人になり、女性の気持ちを理解してくれる人になった」
「結婚前より、信頼され甘えてくれるようになった」
相手の長所に私が気づけていなくて、結婚後に素敵な長所が見つかった
「いいイベントも悪いイベントも乗り越えて、当初好きだったときより、たくさんのいい点に気づくことができた」
「途中色々あったけど、今は落ち着いた感があって一緒に居ても以前より安心感を強く感じる

お付き合いをしているときも、もちろん素敵だった。けれど、結婚してからパートナーの新たな魅力に気づき、今でも何度も惚れ直している。そんな夫婦関係って理想的♡
毎日一緒に過ごしている中で「自分が大切にされている」と感じたり、辛いときによき理解者になってくれたり。パートナーの優しさが垣間見える瞬間は、しっかり心に留めておきたいものです。

4位:自分への愛情を感じなくなった(12.2%)

話も聞かない、一緒にいる時間も作らなくなった
「自分に興味が無いんだろうなと感じる」
「明らかに結婚前よりも自分への愛情が無くなった。一つ一つの対応や態度が乱雑になった
私に対して何も関心を持たなくなり、無口になった。話を適当に受け流すようになった」
「浮気しているのを知っている」

結婚生活がマンネリ化して「自分への興味や愛情を感じられなくなった」という回答。一緒に過ごす時間が減って、話すことも少なくなり…しまいには冷たい態度を取られたり、雑に扱われたり。
お付き合いしていたときのような「ラブラブな関係」を結婚後も続けている人は、現実的に見て少数派だと思います。でも、大切な人から蔑ろにされるのは、やっぱり悲しいですよね。

5位:態度が横柄になった(11.2%)

「態度が悪く、人のことを侮辱するような言葉を使うようになった」
「子どもができてから態度が横柄になった。気遣いを感じなくなった。離婚されないと思っているのか、自分勝手な言動が増えた
基本的には優しいけど、仕事で部下が増えて、態度がすこし横柄になってきた
「結婚前までは控えめな感じで店員さんにも丁寧な感じで接していたが、結婚して数年経ってからは誰に対しても非常に偉そうな態度を取ることが多くなった」
「態度が粗暴になった。足でドアの開閉をしたり、リモコンのスイッチを入れたりと、見ていて気持ちいいものではない

パートナーや他人を見下すような「横柄な態度を取る」人、家具など物を「雑に扱う」人。残念ながらいますね。そして中には、仕事での立ち場が上がったことから、家庭で傲然とした態度を見せるようになったとの回答も。これは本人も切羽詰まった状況にあり、心に余裕がない可能性もあります。あえてストレスや辛い気持ちに寄り添ってあげるのも、ひとつの策でしょうか。

5位(同率):子どもができて、子ども第一になった(11.2%)

子どもには優しいが、私には普段の会話の口調が強くなった
「子ども自体が自立するまでは補助は親として当然なだし、自分への気遣いが最優先ではないのは当たり前。私自身も妻より子どもたちにケアを優先するようにしている。お互いに思いやる気持ちがあればそれでいいのかなと思う
「子どもができるまでは優しかった。子どもができてから、私は2番手になった」
「結婚をすると、恋人から家族になると実感。気遣いしなくなるし、子どもを優先するようになる」
「子ども第一になってしまうのは仕方ないが、子どもへの対応について他の父親の行動を押し付けられるのは辛い

子どもができると、親としての責任感が生まれる。そして子ども中心の生活になる。これはある程度仕方がないことです。しかし子育てというのは、パートナーとの協力なくしては上手くいきません。夫婦での会話も大事にして、お互いに尊重する気持ちを忘れないようにしたいものですね。

そして、7位以降のランキングは次のようになりました。

7位:結婚前から何も期待していないので、気にしない(9.4%)
8位:振る舞いが粗暴になった(6.4%)
9位:金遣いの荒さが発覚した(6.2%)
10位:意地悪になった(5.0%)
11位:酒癖の悪さが発覚した(1.8%)

お金遣いの荒さ、酒癖の悪さ…これらは本人が自覚して直してくれることが一番ですが、このまま放置しても改善することはほぼないでしょう。そして飲酒量が増えているのなら、健康面において心配にもなりますね。改善してほしいのであれば、過度な浪費癖や飲酒をやめてほしいことを面と向かって伝える必要があります。


今回の調査では、自分の夫・妻について「結婚後も変わらず、素敵な人である」「結婚前よりもっと素敵になった」と、パートナーへの愛情が見受けられる結果になりました。その一方で、徐々に気遣いがなくなったり、態度が横柄になったりと、マイナスな変化を感じている人も。

人生を共にするパートナーとは、できるだけ円滑な関係を築きたいですよね。夫婦円満のためには日頃のコミュニケーションが欠かせません。もし「最近、パートナーがそっけないな…」と寂しさを感じているのであれば、こちら側からアクションを起こしてみるべし。「いつもありがとう」と感謝を伝えたり、スキンシップを取ってみたり、旅行をして思い出を増やしたり…相手が喜びそうなことを実行してみて♡(Mai)

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