婚活、夫婦別姓、授かり婚…アリですか？男女2400名に聞いた「結婚観」は意外な結果に

平成も30年間も続くとその中で色々価値観が変わってきますよね。そんな平成の価値観の中で「結婚」に関しても変化があるとのこと。

言われてみると、同性婚、事実婚、夫婦別姓など、従来のカタチにとらわれない結婚もどんどん増えてきています。

ということで今回は、パートナーエージェントが20｜59歳の男女2400名に調査した、「結婚観」に関する調査結果を見て、平成の結婚観の変化をチェックしていきましょう！

■「婚活はアリ」78.3％、しかも既婚者のほうが肯定的！

まずは結婚に至るまでの価値観について見ていきましょう。

「恋愛結婚」について“アリ”と答えた人は85.3％、「お見合い結婚」について“アリ”と答えた人は55.1％でした。

また、2008年に誕生した「婚活」という言葉について、“アリ”と答えた人は62.8％という結果に。「婚活」という言葉はここ10年ほどの間にすっかり世の中に定着したようです。

どんなカタチの結婚でも3割の人は好意的に考えられる人がいることが分かります！　今回の調査は「20～59歳」なので、もし対象を20～30代に限るとすべての項目がもっと「アリ」になりそう。

現に「同性婚」や「夫婦別姓」は、40代以上になるとやはりまだまだ「アリ」な割合は多くはないものの、20～30代では約半数が「アリ」と回答しています。

少しずつ、現時点ではマイノリティな結婚観でも受け入れられる世の中に変わってきているようです。

ちなみに年代／未既婚者別に集計すると、「婚活」について“アリ”と回答したのは「30代の既婚者」が最も多く78.3％。続いて「20代の既婚者」が73.8％でした。

婚活アリの結果は、全体的に見ても、未婚者より既婚者の方が肯定的なことも判明しました。もしかすると最近の既婚者の中には、婚活の経験者が増えてきているのかもしれないですね！

「結婚」と言えば、男性が女性にプロポーズ。そして両家へのご挨拶、結納を経て結婚式を挙げ、籍を入れて新婚旅行、ローンで購入したマイホームで子どもを育てる――といった流れが親の世代では当たり前でしたが、今では一般的ではなくなってきていますよね。

といことで、既婚者は自分が実際に経験したこと、未婚者はこれから結婚するならするつもりでいることの結果を見てみましょう。

結婚する中で実際にしたこと、あるいはするつもりでいることでは「籍を入れる」が最も多く64.9％でした。続いて「同居する」（54.6％）、「子どもを持つ」（51.2％）という結果に。一方「結納」を「実際にした、またはするつもりでいる」人は26.7％でした。

結果を見て、「新婚旅行」や「結婚式を挙げる」が半数を下回っているのにちょっと驚き。InstagramなどのSNSで結婚の投稿をよく見ますが、実は見栄を張ったことをする夫婦が少なくなっているもかもしれないですね。

さきほどの「結婚」に関して「自分自身はしない、またはするつもりがない」の結果から、「結婚」というシステムに縛られずに行動する人はこれから増えていくのかもしれませんよね。

最後に「結婚はもっと自由になった方がいいと思いますか？」という質問の結果を見てみましょう。

結果、どちらかと言えばそう思うという回答を含めて、66.3％が「結婚はもっと自由になった方がいいと思う」と答えました！　反対に「そう思わない」と答えた人は6.6％でした。

平成の終わりの今日この頃、やっと自分が求めていた結婚をする人が増えてきています。

今回の結果から、次の元号に変わっても結婚観は少しずつ変化していく気がしましたよね！　なので、友達が自分の考えとは違う結婚をしても、その結婚を喜べる人に自分も価値観を変えていきたいなと思いました。皆さんも結婚観をアップデートしてみては？　（かすみ　まりな）

情報提供元：株式会社パートナーエージェント