既読スルーさせない!LINE心理テクニック
LINEのやり取りをしていて一番不安になるのが、相手からの“既読スルー”ですよね。未読なら「まだ目を通してないんだな」と納得できるのですが、既読がついて半日以上経つと「何か間違ったこと言っちゃったかな……」と心配になりますよね。そこで今回は、LINEのやりとりにおいて「相手に既読スルーさせない心理テクニック」をご紹介いたします。
■話題のクライマックスを前半にもってくる
LINEにおいて相手が既読してくれたとしても、返信したい内容でなければそのままスルーされて終わってしまいます。そこで、言いたいことや重要なことは、必ず最初の数行に盛り込むようにしましょう。これを心理学では“クライマックス法”と言います。冒頭で文章に引き込むことを意識しなければ、相手はサラリと流し読みするだけで、返信意欲が湧かず後回しになってしまい、最悪忘れられてしまうことも。それを避けるためにも、結論は文頭に持ってきましょう。
■興味のありそうな話題を提供する
相手に既読スルーさせないための簡単な方法、それは相手にとって“興味のある話題”を送ることだと言えます。例えば、パーティー会場のような大勢の人が集まる騒がしい場所でも、自分の名前を呼ぶ声や、自分が興味のある言葉などは自然と聞き取ることができますよね。このような現象を、認知心理学では“カクテルパーティー効果”と呼んでいます。この効果は、脳の選択的注意という機能によって起こります。つまり、相手にとって興味のあるLINEなら、その内容に目を通して何らかの意見を返してくれる確率が高まると言えるのです。
■ムダなスタンプの連投は逆効果
LINEにおいて“スタンプ”便利な機能ですよね。でも、このスタンプ、使い方によってはマイナスに作用してしまうこともあるのです。社会心理学では人の持つ先入観の根底には“ステレオタイプ”というものがあるとされます。ステレオタイプとは、相手に対して本人が抱く「この人はこういう人だ、というフレーム」を意味します。このことから、もしもあなたがスタンプばかりを送っていると、「この人はスタンプでやり取りをする人」という認識を持たれてしまいます。そうすると、相手にとってあなたのLINEの相対的価値が下がってしまい、自分も軽くスタンプで返すか、返信しなくてもいいという気持ちになってしまう恐れが。スタンプは便利ですが要所で使うことを心がけ、ムダに連投するのは避けましょう。
■長文(120文字以上)を避けて短くテンポ良い文章を
LINEがメールと異なるのは、自分と相手とのやりとりが“テンポ”として目に見える点。例えば、送信する→既読になる→相手からの返信→既読にする→返信するという一連の流れがテンポよく進みますよね。このように、ある一定のリズムで送り合うことができれば、自然と既読スルーはなくなると言えます。そのために大切なのは、短い文章(120文字以内。スクロールさせない文字数が理想)で相手の返信速度に合わせて送ること。心理学者ニーレンバーグも、会話のキャッチボールには“短い質問が重要”だと述べています。既読スルーさせないようにするには、相手の「面倒くさい」と感じるやり取りをいかに軽減していくかがキモなのです。
終わりに
親しい相手や好きな人から“既読スルー”をされると、どうしても気がかりで返事が返ってくるまでヤキモキしてしまいますよね。そして様子をうかがうために、再度LINEしてしまい相手から鬱陶しがられるのがダメなパターン。そうならないためにも、LINEの送り方と内容に少し工夫をしてみましょう。きっと既読から返信までの時間が短くなるはず。ただし、相手が仕事などで忙しいケースも考えられるので、そこだけは心に留めておいて下さいね。(脇田尚揮)
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出書房新社)。
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