コロナ自粛でお金の使い方や意識はどう変わった? 思わぬところで出費が増減!
私たちの日常を大きく変えた新型コロナウイルス。今までとは生活スタイルもお金の使い道も、ガラッと変わったという人が多いのではないでしょうか。お金のかけどころは人それぞれとは言っても、人のお財布事情はやっぱり気になってしまうもの。
そこでCanCam.jpは、「コロナ自粛とお金の使い方の変化」について、20〜30代の女性を対象にアンケート調査を実施! 今回はその結果をご紹介します。
お金への意識や習慣はどう変わった?
まずは、コロナ自粛によってお金への意識や習慣はどう変わったのかを調査。すると、2つの新たな習慣を取り入れ始めたという声が多く寄せられました。詳しく見てみましょう!
■貯金を始めた
「まだ学生だし…と思って貯金はしていませんでしたが、コロナウイルスの影響であまりシフトに入れなくなり、貯金の大切さを身にしてみて感じました」(20歳・大学生)
「今までなんとなく貯めていた500円玉貯金にとても助けられたので、これを機に定額貯金を始めることにしました」(25歳・会社員)
一番多かったのは、「貯金」に関する声でした。「今まで貯金をしていなかったけれどコロナ自粛を機に始めた」という人から、「これまでもしていたけれど額を見直した」という人まで、貯金の大切さを感じた人が多いよう。いざというときのために、数か月分の生活費はためておいた方が良さそうですね。
■キャッシュレス派になった
「お金が目に見えないのが怖かったので今までは断然現金派でしたが、コロナウイルスの流行をきっかけにキャッシュレス派になりました」(34歳・会社員)
「自分も店員さんもお金を触る必要がなくなるので、キャッシュレスを中心に使用するようになりました」(23歳・フリーター)
今まで現金派だった人にとって、お金の流れが把握しにくいキャッシュレス決済への移行はなかなか難しいもの。しかし感染症対策を機に、徐々にキャッシュレス決済を取り入れるようになったという声が多数集まりました。もちろん使い過ぎには注意が必要ですが、使用額を通知してくれるアプリを使うなどすれば、現金よりお金の流れが見えやすくなる場合もあり、うまく付き合えばメリットを多く享受することができるようです。
この他にも、「今までより生活費の内訳をよく考えるようになった」という声が寄せられるなど、何かしらの形でお金に対する意識や習慣が変わっている様子。続いては、自粛によってお金の使い方がどのように変わっていったのか聞いてみました!
お金の使い方はどう変わった?
今までと違う生活スタイルになったからには、お金の使い方にも変化が現れますよね。外に出る機会が減って支出が減った! という方もいれば、なぜかどんどんお金が出ていく…という方も。そこでお次は、「支出が増えた人」「支出が減った人」に分けて、その理由や使い道についてご紹介します。
「支出が増えた人」の使い道 3選
■仕事や勉強の環境整備
「今までレポートや課題は学校のパソコンや家族共有のデスクトップを使っていたのですが、オンライン授業に伴って自分用のノートパソコンを購入。かなりお金が飛びました」(20歳・大学生)
「テレワークをするのにローテーブルはしんどかったので、仕事用の机と椅子を購入しました」(26歳・会社員)
家で仕事や勉強をする人にとって、設備を整えることは必須ですよね。会社や学校から支援金が出ているところもありますが、そうでない場合は全額を自分で負担しなければならないことに…。パソコンや机は安いものではないので、かなりお金がかかってしまいそうです。
■おうち時間を充実させるための出費
「どうせ家での時間が増えるなら…と、思い切ってプロジェクターを購入! 好きなDVDを大画面で見ることが出来るようになりました♡」(28歳・会社員)
「家活動を充実させるために、ふかふかのソファを購入。今までは椅子に座ってテレビを見ていたので、かなり心地がよくなりました」(21歳・大学生)
せっかく家にいる時間が長いなら、充実した時間を過ごしたいですよね。仕事が忙しかったりアウトドア派だったり、今まであまり家にいなかったという人も、これを機におうち時間を楽しむグッズを購入した様子。「長く使える良いものを選んだ」という方もいました。
■オンラインショッピング
「イベントがなくなったから出費が減るかなと思いきや…オンラインショッピングでついついお金を使いすぎてしまいます」(22歳・大学生)
「暇な時間ができるとついネットで買い物をしちゃう」(31歳・自営業)
これまではオンライン対応をしていなかったお店や企業もネット販売に乗り出すようになり、家にいながら買い物を楽しむことができるように。最初はなんとなく眺めていただけなのに、見ているうちに欲しくなってしまうことってありますよね。気づいたらカート内の総額がすごいことに…というシチュエーションもあるあるです。
外出をしないから節約になるかと思いきや、思わぬところで出費がかさんでしまう様子。続いては、支出が減った人を対象にその理由を伺いました!
「支出が減った」理由 3選
■交際費がかからなくなった
「今までは月に何回も飲み会に参加していましたが、今は飲み会自体をやらなくなったのでお金が浮いています」(22歳・大学生)
「友達と遊ぶ回数もだいぶ減ったので、あまりお金を使わなくなりました」(28歳・派遣社員)
以前のように外出することができなくなった今、友達と遊んだり飲み会に行ったりする回数が少なくなったという人が多いのではないでしょうか。オンライン飲み会をするとしても、スーパーでお酒やおつまみをそろえればかなり費用を抑えることができるため、「お金がない時の飲み会スタイル」としてオンライン飲み会を利用するのも良さそうです。
■買い物の頻度が減った
「仕事帰りにふらっと駅ビルによるのが好きだったのですが、今はそれもなくなったので出費が減りました」(25歳・会社員)
「目的もなく買い物に出かけてはお金を使ってしまっていたので、最近はだいぶ節約できていると思います」(34歳・主婦)
オンラインショッピングでついついお金を使ってしまう…という人がいる一方で、外出をしなくなったことにより買い物にかけるお金が減ったという人も。特に洋服や靴、メイク用品に関しては、「出かける予定がないから買わない」という人も多くいらっしゃいました。
■外食費が減った
「ランチにかなりお金を使っていたので、自炊に切り替えた今は出費が減りました」(20歳・大学生)
「仕事帰りに買い食いをしなくなったので、その分お金を使わなくなりました」(25歳・フリーター)
一回の金額は多くなくても、1か月単位で計算すると侮れないのが外食費。自粛生活を機に自炊をするようになったり、買い食いをしなくなったりしたことによって節約につながった! という声が多数寄せられました。
おうち時間の増加によって、お金に対する意識や習慣は変わった人が多い印象でしたが、出費や使い道に関しては増加した人も減少した人もそれぞれいる模様。新しい生活様式に伴って、お金との付き合い方も新たに考えると良さそうですね。(平田真碧)