自分の嫉妬心をコントロールするための心理テクニック

自分の嫉妬心をコントロールするための心理テクニック

自分の恋人、もしくは好きな彼が他の女の子とばかり仲良くしていると、どうしても良い気持ちはしませんよね。むしろ嫉妬してしまうことも……。そんなとき、どうすれば自分の心を調整することができるのでしょう。そこで今回は、「自分の嫉妬心をコントロールするためのテクニック」についてご紹介いたします。

■競わずに自分の価値を認めてあげて

誰かに嫉妬するというのは、その人を所有したいという気持ちの表出だと言えます。ただ、嫉妬心は破壊的な感情のひとつで、悲劇を招くことも少なくありません。嫉妬をすると、愛する人だけでなく自分自身も傷つけてしまうことだってあります。ネガティブな感情の渦に巻き込まれないようにしましょう。そのために大切なことは、競争をやめることが大切です。また、それと同時に自分の価値を認めてあげましょう。自分の価値に自信が無いからこそ、誰かと比べて自分の価値を知りたくなってしまうのです。自分の軸ができていれば、嫉妬をすることは自ずと無くなるはずです。

■その嫉妬心、自分を磨く“きっかけ”かも!?

嫉妬心の根源は、自分の大切なものを他の誰かに奪われるのではないか、という気持ちに由来しています。そこで、その不安感を“自分磨き”の原動力に変えていくのが最も建設的です。そして、どんどん魅力的になっていく自分を体感し、彼にアピールしていきましょう。ネガティブなイメージにとらわれず、あなた自身の価値を高めていくことで、いずれ嫉妬心は消えてなくなるでしょう。

■不安や心配を抱え込まず冷静に彼へ伝える

嫉妬の不安や心配は、自分ひとりで抱え込んでしまうと、心理的にどんどん悪い方へと妄想が膨らんでしまいます。事実ではありえないことも、勝手に考え込んで彼を責めてしまうことだってあるでしょう。そこで、嫉妬心を自分で感じたら、彼に心配ごとを感情的にならず「冷静に」話して、納得するまで聞いてもらいましょう。そうすることで、嫉妬心の芽を摘み取ることができるはずです。

■何があっても恋人を「信用する!」と決意する

心から彼のことを愛していれば、たとえ他の女の子と話していても、彼を信用することができるはずです。彼を信じられないからこそ嫉妬してしまうのです。そこで、「どんなことがあっても信用する!」と決心してみましょう。心理学には“ピグマリオン効果”というものがあり、これは「期待されるとその通りに人は変わっていく」という理論です。彼を信じていれば、彼もあなたのその信頼に応えられるように変わるはずです。

終わりに

嫉妬をすると、多くの人は自分に罪悪感を覚えてしまうことがほとんど。でも、嫉妬心は考えようによっては、自分自身を磨く機会にもなり得るものだと言えます。そのため、ネガティブになって鬱々とするのは勿体ないこと。考え方や気持ちを切り替えて、ポジティブなものに転化させていきましょう。そうすることで、嫉妬心から解放され、あなた自身も魅力的に成長できるはずですからね。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出書房新社)。