直接会えないと浮気したくなってしまう人の心理

直接会えないと浮気したくなってしまう人の心理

なかなか直接会えないと、どうしても寂しい気持ちがつのってしまうもの。相手のことは変わらず好きなのに浮気したくなってしまうケースもあります。この場合の感情としては、少し複雑だったりもするのです。果たしてどんな心理なのか、見てみましょう。そこで今回は「直接会えないと浮気したくなってしまう人の心理」をご紹介いたします。

■心理的満足が対話によって満たされていない

アメリカの心理学者による浮気・二股の調査によると、パートナーを好きなのに浮気の経験がある人が理由として挙げているのは心理的満足だとされています。どういった満足感かというと、性的魅力の面というよりも自尊心や対人的欲求を主とするものだそう。自信を失いかけていたり、寂しさから精神的な繋がりを欲しているときに、直接恋人から得られない心理的満足を求めて浮気をしやすくなってしまうのです。対面できなくても、なるべく愛情を示すようにすれば浮気は回避できるはずです。

■直接接触の機会が多い相手になびいてしまう

恋愛は二人の心理的関係のバランスが取れていないと不安定になってしまいます。それは心理学の研究によると、どちらかが寂しいと感じることで回避してしまう傾向からも明らかです。そのため、直接会えず寂しいときに、他の異性から直接モーションをかけられると、思わずフラッと浮気したくなるでしょう。会うことができなくても、zoomなど顔の見えるコミュニケーションツールを用いて、表情を見せてあげましょう。 

■パートナーが浮気しているかもと疑ってしまう

心理学者バスの研究によると、精神的な浮気を疑うとどんどん嫉妬心が激しくなり、相手を独占したくなるとされます。そうなると関係はどんどんマイナスの方向へ。もちろんこれは、恋人が浮気をしていなくても、直接会えないため疑念を持ってしまうことでも湧きおこってくる感情。そして、嫉妬心の対象がわからないまま、身に見えない恋人の浮気相手に向かうと、当てつけることで攻撃したくなる場合も。つまり、好きでもない相手と浮気をして、恋人に対し精神的にダメージを与えたくなるのです。複雑な心理ですが、非生産的アクションの一例だと言えます。

■自分が愛されているのかを確かめたい

直接恋人と会えないと、自分が求めているような親しい関係を相手は求めていないのではないか? と心配してしまうときってありますよね。そんな傾向が強すぎる人は「不安愛着型」の恋をしてしまいがちに。相手とひとつになりたいという気持ちが強すぎて、ときとして回避(遠ざかる)するのが特徴です。このタイプは恋人が「自分を捨てないかどうか」確かめるために浮気したくなるところが。特に、恋人が自分を評価してくれなくなった場合は深刻。パートナーの関心をかうために、これみよがしにあてつける不毛な浮気をしてしまう結果に……。安心感を与えてあげましょう。

終わりに

直接会えないがゆえに浮気をしてしまう人は、愛されているという実感が少し薄かったり、寂しくなって人のぬくもりを欲してしまいがちな傾向があると言えます。そのため、好意を素直に言葉に出したり、相手の存在価値を認めてあげられるような話題を振ってあげることが、気持ちを浮つかせないための方策に。愛情の飢えを解消して上げられれば、きっと安定的な恋へと繋がると言えます。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出書房新社)。