サプライズで失敗しないプレゼント選びをするための心理テクニック

サプライズで失敗しないプレゼント選び

恋人のプレゼントやサプライズの際に何を贈れば良いのか、というのはかなり頭を悩ませる問題だと言えます。せっかくプレゼントしたのに、喜んでもらえなかったら…… と思うと、なかなか決心がつきませんよね。そんなシーンにおいてどんな選び方をすればいいのでしょう!? そこで今回は、「サプライズで失敗しないプレゼント選び」についてご紹介いたします。

■3パターンのうち彼がどのタイプかを見抜く

恋人の喜ぶプレゼントの内容は、主に3つに分けられます。ひとつは、あなたが贈りたいものを選ぶ方法。これはあなたが常日頃から「恋人を見ている」という気持ちを伝えられるのがポイント。大人しくて“受け身タイプ”に効果的です。二つ目は、恋人の贈りたいものをプレゼントする方法。これは恋人の「これが欲しい」という声に耳を傾けて、間違いのないチョイスができるのがポイント。“好みが明確なタイプ”に効果的です。最後に、贈り物自体よりもサプライズやムードを演出する方法。これは思い出や感動をプレゼントできるのがポイント。“感激屋タイプ”に効果的です。相手を観察して、これら3パターンのうち、どの性格に該当するかを把握したうえで選べば、失敗も少ないでしょう。

■渡し方でサプライズを演出する

サプライズのパターンは、大きく分けて3つあります。一つ目は、マイナスの状態からプラスへ持っていく(ゲインロス効果)方法。二つ目は、プラスの状態にさらにプラスへ持っていく方法。三つ目は、予想もつかない手段で“心理的揺さぶり”をかける方法。これらを身近なアクションに当てはめていくと、一つ目は「記念日を忘れたフリ」からのプレゼント作戦。二つ目は「プレゼントの中にプレゼントを仕込む」ダブルプレゼント作戦。三つ目は「コインロッカーに忍ばせてキーを渡す」作戦。これは大きなプレゼントを渡す際に有効です。驚きもひとしおでしょう。

■渡すタイミングをはかってサプライズ

もしもあなたがプレゼントを渡そうとするなら、そこに“快”の感情が無くてはいけません。快の感情とは、すなわち“快楽”。楽しい、美味しい、嬉しいというポジティブな気持ちを意味します。そこで、夜景や食事といった盛り上がるシーンで渡したり、車の中や別れ際の時にさり気なく渡したりするのが効果的でしょう。ポイントは、プレゼントを見るたびに、渡された情景が思い起こされるかどうかです。相手の心に残るタイミングを意識しましょう。

■意外とやってはいけないのは○○なプレゼント!

もしもあなたが、高価なプレゼントで喜ばせようと考えているのなら、それは避けた方が無難かもしれません。あなた自身、高価なものを贈ると「こんなに高かったんだから、喜んでくれるだろう」という心理的ハードルがグっと上がってしまいます。しかし一方で、相手は「こんなに高価なものどうしよう……」と、心理的負担を与えてしまうのです。そのため、その“温度差”が破局を招いてしまう結果にもなりかねません。値段のことはあまり気にし過ぎず、相手が何を求めているのかに着目するようにしましょう。とは言え、あまりにも安すぎる物もNGですけどね。

終わりに

プレゼントは“相手ありき”のイベントなので、“独りよがり”になってしまうと、失敗することも少なくありません。相手がどんな性格でどういう渡され方が好きかという点を見落としてしまうとNGです。「プレゼントの先に相手が見えるかどうか」このことを忘れずに贈ってあげて下さいね。きっとその想いはあの人にも届くはずですから。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出書房新社)。