仕事が楽しくないという思いを乗り越える方法
人が健康的な生活を送るためには、仕事は切っても切れないものですよね。ただ、仕事が好きなら良いのですが、そうでない人も少なくありません。そんなとき、少しでも仕事に楽しく取り組めるなら、人生がちょっぴり“イージーモード”になるはず。そこで今回は「仕事が楽しくないという思いを乗り越える方法」をご紹介いたします。
モチベーション維持に必要なのは○○と△△の2つ!
仕事はほぼ毎日同じメンバーで、同じ作業を繰り返すことになるのが通常ですよね。そのため、どうしてもマンネリ化しがちで楽しさが薄れていきがちです。そこで、日常の中でも変化をつけるようにして、仕事自体のイメージを新鮮なものへ変えてみましょう。特に効果的なのが「育てる」&「食べる」という習慣。自分のデスクにプチ観葉植物を置いたり、自分だけのランチ店を開拓してみましょう。毎日の変化が楽しみで、仕事にも張りが出るはずです。このように、自分自身で日々モチベーションを高められる環境的要因を設ければ、仕事に楽しみを付加していけるはずです。
仕事のときは少し早口で会話する
南ジョージア大学のステファン・スミス博士は、1分間に180ワードで話すよりも220ワードで話したほうが相手に信頼されやすいというデータを発表しています。これは、言葉に熱意が入っていることがその原因だとされました。「情熱的な姿勢だから早口になる=早口だから情熱的な性格になる(思われる)」という結果が得られたのです。そこで、もしもあなたが仕事を楽しくできるようになりたいなら、なるべく早口で話すようにしてみましょう。きっとあなたが熱意ある人だと周囲から認識され、あなた自身もだんだんとポジティブに仕事に向き合えるはずです。
“数の力”味方やフォロワーを増やす
「数の力」は意外と軽んじることができないもの。イスラエルのヘブライ大学の心理学者ヤコブ・スクルは、対象となる人に対して支援者の数が多い方が、適正、正直さ、チームワークのすべてにおいて、高く評価されたとのこと。これは「数は力」であることを証明する実験結果となりました。これを活かして、あなたが何かの仕事やタスクに携わることがある場合は、味方やフォローしてくれる相手を増やすように心がけましょう。たとえば、相談できる相手や同調してくれる人を見つけると良いでしょう。そうすることで、自分に優位に物事を進められるようになり、自ずと楽しく仕事に取り組めるはずです。
オフィスアイテムにこだわりランクアップさせる
見た目が明るい人は性格も明朗に感じたり、メガネをかけていれば賢そうに見えたりしますよね。これを心理学の世界では、「ハロー(後光)効果」と言います。これはひとつの目だった美点が、その人や物の判断を好印象に変えるという状態のことです。特にビジネスの世界でハロー効果が色濃く出るのは、高級なスーツや靴、時計、そしてオフィスアイテムなどの見た目です。デキる営業マンなどを観察してみると、たいてい見た目がキチンとしていたり、高価そうなものを身に着けていますよね。そのため、気持ちよく仕事に取り組みたいなら、オフィスアイテムにこだわりワンランク上のアイテムを新調してみてください。自己イメージが変わり、何だかやる気が湧いてくるはずです。
ある実験によると、大きな満足感を得るようなことをしなくても、楽しそうに振る舞うだけで幸福感を得られると分かりました。この結果から、仕事が楽しくないと悲観視している人は非常に損をしていると言えます。一方で仕事のさまざまな局面で楽しんで取り組める人はどんどん優位な状況になっていくのだとか。楽観視することは心の健康だけでなく、才能開花においても意味があるのです。ぜひ、楽しむ(フリでも良いので)つもり仕事をしてみて下さいね。そのうち本当に楽しくなるはずです。(脇田尚揮)
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。
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