【色彩心理学】ビジネスシーンで取り入れると評価されやすくなるカラー

【色彩心理学】ビジネスシーンで取り入れるカラー

仕事においてデキる! と思わせることは、さまざまな面において重要だと言えます。優秀であると認識させることができれば、信頼されたり評価されやすくなったりとあなた自身の価値が相手にとって高まるからです。そのためにはどんな色味を味方につければいいのでしょう。そこで今回は、色彩心理学の観点から「ビジネスシーンで取り入れるカラー」をご紹介いたします。

■ロイヤルブルーを身にまとえば大きな商談が決まる!?

大切な商談や大きな契約などを任されたとき、あなたは人としての信用度を試されていると言えます。そんな重たいビジネスシーンにおいて大切なことは、誠実で頼れる印象を持ってもらうこと。そこで重要になってくるのが、ロイヤルブルーのカラー。明るい青に比べて、抑制感や厳格さを感じさせるこの色は、服従を象徴します。そのため、権威的なものに対して忠実に仕えるイメージになるのです。このカラーは、英国王室でもよく使われる色味。伝統と信頼の色を身にまとえば、成功率が高まること間違いありません。

■濃紺のカラーが鎧のように守ってくれる

今日だけは絶対に達成したい仕事がある! と思う仕事上のタイミングってありますよね。そんなときにおススメのカラーは、何と言っても濃紺。青の知性的で冷静なイメージと、黒の持つ他者の侵入を許さず確固たる自信を持つイメージが合わさると、自分の弱い心が引き締まり堂々とした態度をとることができるように。また、濃紺はファッション的にもスタイリッシュに見える効果があります。大事なプレゼンのときなどは、濃紺を身にまとい人前で話すことができれば説得力もバツグンです。

■営業・接客などで第一印象を高めるには“水色”

ビジネスシーンにおいては、第一印象が何よりも大切だと言えます。一度受け取ったイメージは、その後もなかなか変わらないというデータもあるほど。特に、接客業や営業職などでは大切にすべき要素だと言えます。そんなときにお勧めしたいのは、淡いブルー(水色)です。初対面でも知的でリラックスした雰囲気を演出できます。相手を安らかな気持ちにさせることができるため、クライアントに不快感を与えることもありません。服装で取り入れることに少し抵抗があるなら、顔に近い場所、スカーフやアクセサリーなどで取り入れるといいでしょう。

■ターコイズブルーで数字に強い体質になる!

経理や事務職など答えがハッキリしている職務に携わったり、数字の計算など頭を使いたいときには、ブルー系の小物をデスク周りに置いてみましょう。青色は、頭脳を明晰にする効果のある色。作業の途中などに、時々その色を見つめることで脳内をスッキリさせることができます。集中力や分析力も高まるため、文章や芸術関係などの創作活動で頭脳を使う場合にも有効だと言えます。特にインテリアとして用いる場合に適しているのは、ターコイズブルー。あなたの知的好奇心を刺激し、ビジネスにおいて聡明さを与えてくれるはずです。

デキる人だと思われると、周囲からの印象や評価も自ずといいものに変わってくると言えます。しかし、それはあくまで短期的なものかもしれません。結局のところ、中身もそれに見合っていないと、マイナスギャップの効果が生じてしまう恐れも。そのため、これらのカラーをビジネスシーンに取り入れる場合は、同時に陰で努力する必要も大切です。そうすることで、名実ともにできる人だというイメージを持たれるでしょう。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。