「NiziUネーム」も急増中!最新赤ちゃんの名づけトレンド、1位は「楓」

最新名づけトレンドを発表!


季節にちなんだ漢字を入れたり、有名人やドラマなどで流行した役名を参考にしたり…。赤ちゃんの名前って世の中のトレンドがけっこう反映されますよね。名前だけで何となく年代が分かるっていうことも意外とあるもの。

そこで今回は、株式会社ベビーカレンダーが、2020年12月生まれの11,468人を対象に行ったアンケートを元に「12月生まれベビーの名づけトレンド」をご紹介します。2020年冬生まれに人気の名前は一体何なのでしょうか? さっそく見ていきましょう!

 

ボタニカルネームがアツいことが判明!


まずは、2020年12月生まれの赤ちゃんに人気の名前ランキングTOP10を発表します。結果はこちら!

 

2020年12月名づけランキング

女の子の名前1位「楓(主なよみ:かえで)」でした! 10月以降、3カ月連続で1位を獲得しているとのこと。美しく紅葉しはじめる秋頃から冬にかけて、毎年人気が高まるようです。「楓」を用いた名前では、17位に「楓花・楓華(主なよみ:ふうか)」が11月から大きく順位を上げて、同率ランクインしています。やはり、生まれた季節にちなんだ植物を入れることが人気であることが分かりました。誕生日を覚えてもらいやすいことも人気の理由と言えそうです。

1位の「楓」の他、4位「柚葉(主なよみ:ゆずは)」「陽葵(主なよみ:ひまり)」、7位「葵(主なよみ:あおい)」「芽依(主なよみ:めい)」、9位「彩葉(主なよみ:いろは)」、10位「結菜(主なよみ:ゆいな)」「莉子(りこ)」など、植物を表す漢字を用いた「ボタニカルネーム」が現在のトレンドとなっています。

男の子の名前1位「蓮(主なよみ:れん)」、そして、2位「樹(主なよみ:いつき)」3位「律(主なよみ:りつ)」という結果になりました。「蓮」は2018年以降3年連続で1位をキープしており、近年最も人気のある名前のようです。女の子の名前1位の「楓」は、男の子の名前ランキングでも10月5位、11月7位、12月12位と上位にランクインし、男女ともに秋冬生まれに人気の名前だということが分かります。

 

男女ともに植物を連想させる名前が多くランクインしていますね。現在のトレンドはボタニカルネームのようです。 次は人気の名前のよみを見てみましょう。

 

秋冬にかけて「ふうか」&「あきと」が急上昇!


ボタニカルネームがトレンドであることが見えてきたところで、次は人気の名前のよみランキングTOP10を発表します。結果はこちら!

 

人気の名前のよみランキング

女の子のよみ1位「えま」2位「つむぎ」3位「ふうか」という結果でした。「ふうか」は先ほどの名前ランキングで1位になった「楓」を用いることが多く、秋冬生まれに人気の高いよみ。春夏では毎月20位以下でしたが、11月は2位、12月は3位と急上昇。また、「ふうか」の他、4位の「いちか」「ほのか」といった「か止めネーム」が3つランクインしています。よみ方も季節によって変動があるようですね。「ボタニカル×か止めネーム」が最近の特徴と言えそうです。

男の子のよみ1位「はると」2位「ゆうと」3位「りく」でした。「はると」は2018年以降、3年連続で年間よみランキング1位を獲得しており、今最も人気のよみです。また、夏は40位以下だった「あきと」が、10月12位、11月6位と秋が深まるにつれ順位を上げ、12月は9位にランクインしています。

 

名前のよみも季節に合わせて人気度が変わってくることが分かりました。私もそうですが、名前と生まれた季節が一致していると何となく覚えてもらいやすい感じがします。四季がある日本ならではの傾向ですね。次は人気の名前の漢字ランキングを見てみましょう。

 

やっぱり季語が人気!


よみ方も誕生季節が大きく影響していることが分かりました。では、次は人気の名前の漢字ランキングTOP10を発表します。結果はこちら!

人気の名前の漢字ランキング

女の子に人気の漢字は1位「花」2位「愛」3位「乃」でした。全体的に可愛いらしくほんわかした字が並んでいますね。また、毎年冬生まれの女の子の名づけで人気が上がる「柚」は、11月の30位から12位へ大きくランクアップ。12月は冬至にゆず湯をおこなう風習があることや、「柚湯」が12月の季語であることが人気の理由のようです。

男の子人気漢字1位は「斗」2位「翔」3位「大」という結果に。1位「斗」と2位「翔」は、10月以降3カ月連続で変わっておらず、とても人気の漢字です。また、毎年冬に増加する「柊」は、11月の74位から大きく順位を上げ、12月は20位に。柊は正月飾りや節分の他、クリスマスのオーナメントに使われる樹木としてもよく知られており、冬生まれの名前として人気が高まるようです。

 

漢字の人気ランキングからも季節を大切にする人が多いことが分かりました。最後は、デビューしたばかりのあの人気ガールズグループがどのように名づけに影響しているのかを見ていきたいと思います。

 

デビュー前後に「NiziUネーム」が急増!


ここまでの調査で、名づけの人気度は生まれた季節に影響されていることが見えてきました。ですが、季節の他にも影響されたものがあるようです。それは2020年に最も注目を集めたガールズグループのひとつ「NiziU」。12月2日に正式デビュー後、史上最速で紅白初出場を果たすなど、これからますます活躍が期待されるグループですよね。

ここでは、2020年下半期生まれの女の子45,670名を対象に行ったアンケートを元に「NiziUネーム」の人気推移を見てみましょう。結果はこちら!

 

NiziUネーム

 

NiziUのメンバーと同じよみの名前「NiziUネーム」は、6月から10月頃は月に10名前後でしたが、デビュー直前の11月は96名、デビュー月の12月はなんと100名に急増! すべての「NiziUネーム」がデビュー時期にむけて増加傾向にあることが注目ポイントです。世の中のトレンドは名づけにも反映されているようです。

最も多く名づけられた「NiziUネーム」は「りお」で127人という結果に。ベビーカレンダーの2020年赤ちゃんのよみランキング11位にもランクインしている近年人気のある名前で「NiziUネーム」の約半数を占めました。2位「あやか」、3位「まこ」、4位「にな」、5位「りま」と続き、下半期合計236人でした。メンバー9人中6人が近年のトレンドでイマドキ感のある二音の名前「二音ネーム」なので、それも影響していると言えそうです。

 

世代を超えて人気となったNiziUは、赤ちゃんの名前にも大きく影響を与えていたことが分かりました。やっぱり有名人の名前には憧れがありますよね。2021年も「NiziUネーム」のブームは続きそうです。

以上「2020年12月生まれベビーの名づけトレンド」を紹介しました。やはり生まれた季節を意識した名づけが人気であることが分かり、四季のある日本特有の素敵な傾向が見えました。また、ボタニカルネーム、か止めネームなど今のトレンドもあるようです。そして、人気ガールズグループ「NiziU」も名づけに大きく影響していることが分かり、名前は生まれた時期の世のトレンドも反映していると言えそうです。名前から時代のトレンドを感じられるって趣がありますよね♪(澤夏花)

 

情報提供元/株式会社ベビーカレンダー