傷つけたくはない…会いたくない人から飲み会に誘われたときの上手な断り方

会いたくない人に「飲みに行きましょう!」って言われたときの上手な断り方

古くから、日本はお酒を飲みながらコミュニケーションを図る文化“飲みニュケーション”が主流でした。しかし、最近は“アルハラ”という言葉もあるように、お酒の席に付き合わないという姿勢も尊重される必要があります。ましてや飲みたくない人とのお酒はストレスにもなりかねませんよね。そこで今回は、会いたくない人に「“飲みに行きましょう!”と言われたときの上手な断り方」をご紹介いたします。

■代替案を提示して都合がつかないことをアピール

相手からのお酒の誘いを一時的にはなってしまいますが、すぐに断る方法があります。それは断る際に“代替案”を示すことです。「○日は都合がつかないけど、△日か×日なら大丈夫」など相手の希望に添えるように努力している姿勢を示すことで、当日の都合がつかないことを強調するのです。そうすれば、相手の意思を尊重しながらも自分の意見を伝えて断ることができます。この場合、代替案の日程は複数出してあげたら、相手も納得しやすくなるでしょう。

■参加の意思をアピールしつつ参加しない

相手からの誘いを断る際に有効な心理テクニックがあります。それがファントムオプション法です。これは本当はないはずの選択肢を相手に提示することで、低リスクで提案を断る方法を指します。例えば、実際には参加する意志がなくても、参加費だけは払うと伝えることで「参加する」という選択肢があるように見せかけることができるのです。お金を払う意志があるということは参加する意志があるということです。それを聞いた相手は、この人は参加したいけど予定が合わずに参加できないんだ、と解釈してくれます。そのため、摩擦を避けつつ自分の意思を通すことができるのです。

■感謝と謝罪の感情を示し保留して断る

お酒の誘いを断る場合は、曖昧な返答をしてしまうと、逆に相手を不快にさせてしまう場合も少なくありません。だからこそ、断る時は断る理由をハッキリと伝えるようにしましょう。その際に重要なのが、断る際に感謝や謝罪の気持ちを相手に伝えることです。「せっかく誘ってくれたのにすみません」の言葉を忘れずに添えましょう。そうすることで相手は納得しやすくなるのです。これを謝罪効果といいます。また、飲み会の予定日がまだ先の場合は、即答するのはかえって逆効果。いったん回答を保留し、次の日あたりに改めて誘いをお断りする方が柔らかい断り方だと言えます。

■飲んではいけないという“タグ”を自分につける

苦手な相手から誘われた際に、二度と誘わせないようにする方法があります。それは禁止という“タグ”を自分につけること。たとえば、病院の検査を控えているため飲酒できない、お酒が体質に合わなくて飲めない、ということを伝えて“飲めない人”だと思ってもらう方法です。日常生活において自然にある状況のほうがよいでしょう。別に本当に病院に行かなくてもかまいません。ただ、他の飲み会に参加していたりすると、バツが悪くなる恐れもあるため、あまり大っぴらに飲み会に参加しないことをおすすめします。

 

確かにお酒の席はひとつのコミュニケーションだと言えます。しかし円滑なコミュニケーションは、一方的なベクトルだけでは成立しないものです。コミュニケーションの基本は相互理解。お酒の席を断っても、良好な関係が維持されるよう、積極的に日頃の仕事などで協調するよう意識しておきましょう。日頃から相手への尊重や和を考慮した関わり方をしていれば、飲み会を断ったくらいでは人間関係に支障はないはずです。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。