お金を貯めたいのに貯められない人の心理
どんなに頑張ってもお金をどんどん使ってしまい、預金額がゼロの人っていますよね。これは自分の収入と支出を把握できていないことが主な原因です。でも、現実的に収入を多くして支出を減らし、毎月お金を残していく発想にフォーカスできないケースも少なくありません。そこで今回は、「お金を貯めたいのに貯められない人の心理」をご紹介いたします。
■承認欲求が強くお金を使うことでストレスを発散する
お金を貯められない人の心理として挙げられるのは、承認欲求の強さだと言えます。特にブランド物を好んでよく買うという人に見られる傾向ですが、高級品を身に付けることによって自分が価値ある存在だと認めてもらいたいという考えから買い物をしてしまうのです。また、ストレス発散するためにお金を使うという傾向もあります。社会生活の中で溜まったストレスを、買い物をすることで解消してしまうのです。そうなるともはや、お金を使うことが目的になってしまいお金が貯まらなくなってしまう結果に。
■希少性を感じやすく衝動買いをしてしまう
お金を貯められない人の特徴としては、衝動買いが多いことが挙げられます。買う気はなかったのに、お店に入るとつい欲しいものができてしまい、そのまま即購入してしまうのです。これは今買っておかないと損をするかもしれない、手に入らなくなるのではないかといった希少性に価値を感じる心理によるもの。明日は売り切れているかもしれないと思うと、今すぐにでも買ってしまいたくなるのです。しかしこのように計画性のない買い物をすることで、支出が大きくなり貯蓄できなくなってしまうのです。
■自分に対して報酬を与える言い訳のクセがついている
お金を貯められない人の心理傾向として挙げられるのは、自分に対するご褒美が多いところです。確かに、頑張ったときには自分にご褒美をあげたいですよね。その頻度がまれに奮発するくらいなら問題ないのですが、頑張っている自分へのご褒美! と欲しいものを買う言い訳にしてしまい、毎日のように散財するとなればお金は貯まりませんよね。自分に対する言い訳の心理のクセがつくと、頑張らなくてもどうせ好きなものを買う習慣がついてしまいます。自己への報酬を言い訳にしていると貯蓄はできません。
■お金を使うことへの罪悪感が薄い
お金を貯められない人の性格として、お金を使うことに罪悪感を持っていない点が挙げられます。その最たる例が、クレジットカードを安易に使ってしまうところでしょう。カードの残高や上限額を把握せずに、便利さに依存してしまう傾向があるのです。そのため、金銭感覚を失ってしまい、いつでも好きなものを好きな時に買ってしまうという流れに入り込んでしまいがち。キャッシング枠が付いているクレジットカードなら、さらに危険です。お金が無くなっても、借りて来月返せばいいと気軽に借りてしまい、貯蓄どころか借金が増えてしまう結果になってしまいます。
友達や人間関係、ストレスの解消は確かに大切ですが、こと貯蓄する上ではマイナスに作用することも少なくありません。特に女子は、仲間うちでお揃いのアイテムを購入したり、女子会と称して飲み会などを催すことも少なくありません。でも、そこで皆と同じことをしていたら、貯蓄への道のりは遠のいてしまいます。自己投資やストレス解消、交際費への支出はほどほどにしておき、貯蓄に回す強い心を持つようにしましょう。(脇田尚揮)
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。
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