両想いなのに…!「好き避け」する人と距離を縮める方法はこれしかない!

好き避けする人と距離を縮める方法


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自分のことを好きなはずなのに、いつも顔を合わせるとキツい当たりだったり、そそくさとどこかへ逃げてしまったり…… そんな人と距離を詰めるのは至難の業。もしかしたら、彼は好き避けをしているのかも? そんな相手と、もう少し親しくなるにはどうすればいいのでしょう。そこで今回は、好き避けする人と距離を縮める方法を厳選して4つ、ご紹介いたします。

■コミットメント法……約束を守らせるよう仕向ける

好き避けをする人は、こうあるべきという思い込みに縛られていることが多いと言えます。例えば、男は浮ついたことをしてはいけない、ちゃらちゃらした態度をとってはダメだ。真面目な人ほど、そういう思いから偏った好き避け行動を取りがちです。そんな相手には、コミットメント法を使ってみましょう。これは「約束を守りたい」「一貫していると思われたい」という人間心理を利用する方法です。具体的には、約束を守らせるよう仕向けることがポイントになります。そうすれば、自ずと一貫性を持たせようとする圧力が自然とかかります。今度、一緒にお茶しようよ、など破らせないように約束を取り付けましょう。自分を正当化して、つじつまの合う人だと思われたいという気持ちを上手くくすぐることで、相手は素直になってくれるはずです。

 

■バンドワゴン効果……多数意見を利用して素直になってもらう

バンドワゴンとは、「多数派に支持が集まる」現象のことです。多数決で決まった意見は絶対的な効力があるのも、バンドワゴンの効果だと言えます。例えば、行列ができているお店を見ると並んでしまいますよね。そんな行列店に並んで食べると、味は普通であってもなぜか美味しく感じてしまうものです。これもまた、バンドワゴン効果となります。この心理効果を活かし、友人にお願いして複数で遊びに出かけたり、ダブルデートを催してみましょう。みんな仲良しなんだから、ツンツンした態度はおかしいというムードを多数意見としてつくることで、彼の好き避けも次第になくなっていくはずです。

 

■ドアインザフェイス……驚きと安心を与えて誘導する

心理学で有名なテクニックのひとつとして、ドアインザフェイスというものがあります。これは、およそ承諾してもらえないような大きな要求をすることで、その後にする小さな要求が通りやすくなるという方法になります。好き避けする人に、まず「デートしようよ」と言ってみましょう。当然断られることを前提にお誘いする気持ちで大丈夫です。そして断られたら「じゃあランチしよ!」と、すかさず言うのです。そうするとデートのハードルがとても低く感じられて、ついOKしてしまうはずです。これを積み重ねていくことで、好き避けも次第になくなっていくでしょう。

 

■単純接触効果……避ける存在ではないと認識してもらう

単純接触効果とは、繰り返し接することで好意が増してくるという心理効果です。これは恋愛だけでなく、すべての人や物に適用できるテクニック。たとえば好き避けをする人に、朝会ったとき挨拶をするとします。最初は無視されたとしても、毎日「おはよー!」と挨拶をしていると愛着が増してくるものです。気がつくとあなたと挨拶するのが当たり前になっていくでしょう。もしクラスや職場が同じであれば、目に入るだけでもOKです。簡単に会えない場合は、SNSで接触するよう試みてください。あなたが彼の日常の一部になれれば、好き避けをする理由はなくなるはずです。


好き避けする人は、自信がなかったり、あなたとの関係に不安を抱いていることが多いと言えます。そんな相手に対しては、安心感を与えてあげることがまず大切だと言えます。拒絶されない、受け入れる姿勢を見せてあげることで、だんだん心を開いてくれるようになるはずです。あなたが相手との距離感に恐れを抱いていると、相手も敏感に察知してしまいます。柔和な雰囲気、許されるムードづくりをしていきましょう。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。