【実録】束縛彼氏エピソード。どんな行動が束縛?別れ方は?
あなたは恋人を束縛するほうですか? 反対に、束縛する彼氏と付き合ったことはありますか? 恋人同士なら多少の縛りがあるとはいえ、行き過ぎた行動は相手に恐怖を与えてしまいます。今回は束縛彼氏のエピソードやスムーズに別れる方法をまとめました!
Contents
束縛彼氏の特徴は?
1.愛されている自信がない
相手に愛されている自信がない人は、恋人からの愛情を確認したくて束縛に走ってしまうパターンも多いです。このケースでは「自分のこと、好き?」と相手に直接的に聞く人も多く「好きだよ」と言ってもらっても、まだ満たされない場合には、相手が束縛にどのくらい耐えるのかを見て、愛情を確かめようとしがちでしょう。
2.過去の恋人に浮気をされているトラウマがある
過去の恋人に浮気をされたトラウマから抜け出せていない人も、恋人を束縛しがちです。「新しい恋人に、また浮気されたらどうしよう…」という不安感が、束縛という行動に出てしまうことも。
3.自分に自信がない
自分の容姿や能力などにコンプレックスがあって「自信がない」と感じている人も、恋人を束縛しがちです。特に「自分は全然イケてないのに、あんなに素敵な恋人ができるなんてあるわけない。もしかしたら、遊ばれているのかも」と不安が強くなると、その不安を払拭しようとして束縛をしやすいでしょう。
4.「恋人ならこうあるべき」の考えが強い
「恋人ならこれをするべき」の考えが強い人は、相手が自分が思ったとおりの行動をしてくれないときに、コントロールしたくて束縛をする場合も。
5.捨てられたくない
相手のことが好きすぎて「絶対に別れたくない」「捨てられたくない」などの気持ちが強くなってしまうと、束縛することで安心感を得ようとしがちです。実際には、束縛すればするほど逆効果になるケースも多いのですが…。
束縛彼氏の行動あるあ
1.どこにいるか報告させられる
- 「今日の予定や、誰と会うか、どこに行くかを彼に報告していないと、不機嫌になる」(22歳・学生)
たしかに大切な彼女がどこで何をしているか、心配になる気持ちは分かります。でも、そんなに大好きな彼女なら、もう少し信頼してあげて~!
2. SNSを消される
- 「ケンカの仕返しにフォロワー数が多いインスタ・フェイスブックを消された」(23歳・公務員)
かわいい彼女の写真にたくさんの人にいいねされるのが気にくわなかったようです。彼女の自由を奪うなんてこれは完全に「束縛男」決定ですね。
3.異性の連絡先を消される
- 「LINEは男性をブロックさせられる。ツイッター、インスタグラムではフォローしていた男性はすべてフォローを外された」(21歳・学生)
男性すべての連絡先を消させるのはさすがにやりすぎかも…。「俺以外と連絡を取るな」ってことでしょうか。もし必要があって男性と連絡を取ったことがばれたときを想像するとめちゃめちゃ怖いです。
4.他の男の人の話をした時の仕返しが行き過ぎ
- 「彼の前で他の男の人の話をしたら仕返しとして浮気された」(23歳・公務員)
衝撃すぎる!「俺を嫉妬させた仕返しに俺も嫉妬させてやる」ということのようです。大好きな彼女がいるのに浮気で嫉妬心を煽ったり、制裁を加えようなんて愛って分からないですね。
5.言うことを聞かないと罰則がある
- 「ケンカをした日は笑ってはいけないと言われていた。もし笑ったら罰金。罰金を払わなかったら髪を切られることになっていた」(23歳・公務員)
このエピソード、通常の感覚では異常だと思うはずなのですが、やっぱりこの時は彼のことが好きだったから彼に従っていたそうです。恋しているときはフィルターがかかるといいますが、恋愛フィルターの存在、怖すぎる…!
6.別れようとしたら、さらなるが恐怖が…
- 「彼の家で“別れたい”と告げたら家に閉じ込められた。共通の知り合いの説得で解放されたがその後もなかなか別れてくれなかった」(22歳・学生)
- 「“別れたい”と告げた日から、彼がストーカーに。彼からの着信があった後家の外を見ると彼が見ていた」(23歳・公務員)
束縛も回避!嫉妬深い粘着彼氏の対処法
続いて、嫉妬深い恋人への対処法について、認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。
1.嘘くさい言葉でも“スリーパー効果”でじわじわ効いてくる
恋人から浮気を疑われるとき、後ろめたいことがないほうがかえって「してないよ!」しか言えることがなくて、潔白を証明するのが難しかったりしますよね。でも、嘘くさく聴こえるかな? と感じるような言葉でもちゃんと効果があるのです。それを心理学では“スリーパー効果”と呼びます。
すぐに効果が表れるものではありませんが、繰り返し言い続け、時間が経つにつれて徐々に効いてくるのです。こうした効果が得られるのは、人の記憶が「情報そのものの内容」より、「情報の信憑性」のほうを先に忘れるため、嘘くさい情報でもその「嘘くささ」を次第に忘れてしまうからだそう。
「浮気なんて絶対しないから!」と都度釘を刺しておくのはそれなりに効果的ということです。
2.“もしも私があなたなら”作戦
嫉妬深い人は、常に「自分を捨てるんじゃないか」という不安で頭がいっぱいです。そんな相手を納得させる効果の高い方法があります。それが“イエス・バット法”です。これは、例えば彼から浮気を疑われた際には「そっか、心配になっちゃったんだね」「確かに疑わしいところがあったかもね」と一度相手の疑念を受け入れた上で否定する話し方。そうすることで、相手に“自分の立場に立って考えてくれている”と安心感を抱かせ、否定の言葉を通しやすくできるのです。
3.大多数の意見を味方につける“同調効果”
心理学者ソロモン・アッシュは、ひとりなら間違えないような選択でも、周りの人に流されて間違った結論に至ってしまうことがあることを実験を通じて立証しました。例えば恋人の遊びの予定を逐一知っておきたがる彼氏の場合、「休みの日の予定を全部彼氏に報告するのは変でしょってみんな言ってるし…」と周囲の人の存在をちらつかせるのです。
4.“ペルソナ・ペインティング”で受け止め方を変える
あまりに束縛されたり干渉されたりすると、怒って拒否してしまうこともあるかもしれません。でも、それが余計に嫉妬心の炎に油を注いでしまうことも。
そんなときは、“ペルソナ・ペインティング”を活用してみましょう。これは心理学者のユングの「人は状況に合わせて複数のペルソナ(仮面)を使い分けている」という言葉に基づき、自分に役柄を投影し、振る舞うというもの。例えば、恋人からの粘着にうんざりしたときには、サバサバした気質の友達など、身の回りの強い意思を感じる人になりきって、きっぱりとNOを突きつけるのです。
束縛彼氏と別れたい…うまく別れる心理テクニック
いろいろ対処してみたけど、やっぱり束縛彼氏とは別れたい…と思ったときに使える、うまく別れるための心理テクニックをご紹介します。引き続き、認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。
【第1ステージ】まずは接触回数を減らしていく
もしもあなたが本気で彼氏と別れたいなら、まずは接触回数を減らしていくようにしましょう。
心理学的に、人間は接触の回数が増えれば増えるほど、相手に好意を持ちやすくなるという「単純接触の効果」という理論があります。そのため、好意を持ったり持たれたりするのを避けるべく、直接会うのはもちろん、電話やLINEも含め、接触の機会を意識的に減らしていくのです。そうすることで、あなた自身の気持ちも固まるし、彼も薄々異変に気付いていくはず。会わないことが別れの下準備なのです。
【第2ステージ】自分からは一切連絡しない
彼が異変に気付くと、あなたに「どういうつもりなのか」探りを入れるように、連絡頻度が高くなるかもしれません。そんなときもあなたは受け身を貫いてください。徹底して自分からは連絡しないようにしましょう。
多少罪悪感が残るでしょうが、ここで相手のペースに乗ってしまうと、情が湧いてきて別れることができなくなってしまいます。もしもここで連絡を取ると、「コミットメント」という心理が働き、自分が取った労力や行動のための時間をかけたからこそ、「元を取ろう」つまり「関係を修復しよう」という気持ちに傾いてしまいます。
【第3ステージ】切り出すタイミングを見計らい始める
ここまでの下準備ができたらいよいよ別れ話を切り出すタイミング選びです。酷ではありますが、実は相手が「仕事や学業などで忙しいとき」を狙うといいといわれています。
というのも、人生における物事の優先順位の違いは、男性と女性で傾向が異なるとされています。男性は、仕事・友人・彼女の順に優先する人が多いとされているため、忙しいときに別れを切り出すことで、去っていく相手を引き留める暇もエネルギーもなく、別れの成功率は格段に高くなるというわけです。また、夜よりも昼に切り出すほうが、理性的になれるため別れやすいとも考えられます。
【第4ステージ】別れ話本番! 強い別れの理由を示して
ここがいちばん大切なところだといえます。こちらとしては「好きじゃないから」別れるとしても、もっと強い「別れの理由」が必要な場合があります。感情だけでは納得してくれないことも多いため、別れる理由を明確に提示するようにしましょう。そうでないと、なかなかうまくはいきません。
自分の心が傷ついたとき、人は自分を守ろうとします。それを心理学では防衛機制といい、別れの理由が明確にされることで、彼は自分を「正当化」できる、つまり自分のプライドを保ち先へと進めるのです。
【最終手段】どうしてもうまくいかないなら…
それでもなお男性が追いすがってくるなら最終手段。自分の価値を下げる努力をしましょう。人間は様々なものの価値を判断しています。そして、価値が高いと感じたものを所有したい欲求を持っているのです。「価値が高い」と感じる相手を、人は放したがりません。そのため、わがままな面を見せたり、彼の前ではあえておしゃれをせずにいるようにしたりして、相手からの評価を下げましょう。見下げられたまま別れるのはいい気がしないかもしれませんが、この方法なら相手の恋のテンションを下げていき、じわじわと別れに気持ちを向けていくことができます。
束縛彼氏に疲れたら。あなたが本当に一緒にいるべき彼を診断!
最後に、あなたが一緒にいるべき彼はどんな人なのか心理テストでチェックしてみましょう!
ちょっぴり恋に疲れたあなたへ。本当に一緒にいるべき彼診断
【まとめ】
お付き合いは、お互い同じくらいの気持ちがないと長続きしないもの。どちらかが重すぎたり束縛したりするようではいい関係は続きません。もしも、重い・怖いと思う行動があったら、周りの誰かに相談するなり距離を取るなりしたほうがいいかもしれません。