大好評の漢字クイズからこの問題!あなたはわかりますか?
これまでCanCam.jpに掲載した記事の中から、特に多くの方に読んでいただいた記事を厳選してお届けいたします。今回は、更新のたびに大好評をいただいている漢字クイズの記事の中でも特に多くの方がチャレンジしてくださったあの漢字です!
「一段落」なんて読む?実は過半数が間違えてるんです!
聞いたことがあるのに、自分でも何度も声に出してるのに、漢字になると読めない……!という言葉、意外とたくさんありますよね。
読み方を間違えて覚えていて、大人になってから間違っていることがわかった、なんて恥ずかしい経験をしたことも意外とあるもの。最近では、PCやスマホなどの普及で漢字を書くことが少なくなってしまって、普段読めている言葉も漢字になると読めなかったり、意味を勘違いしていることも多くなってきているかも。
たとえば、「鯣」、「美人局」、「忽ち」、「拗らせ」、「巣窟」、「月極」、「匿う」、「続柄」など、読み間違えやすい漢字は、普段使いする言葉の中にも密かに眠っているのです。
全体の6割が間違えた「一段落」の正しい読み方知ってる?
よく、「仕事が一段落した」とか、「ようやく一段落ついた」など、普段からよく使うであろう「一段落」という言葉。さて、みなさんはこの漢字をどうやって読んでいますか?
アンケートで「一段落」をどう読んでいるかCanCam世代の女子に聞いてみました。
Q.「一段落」なんて読む?
ひとだんらく…65%
いちだんらく…35%
「ひとだんらく」派が過半数を超える結果となりました。「ホッと一段落(ひとだんらく)した」なんて言うと思うじゃないですか……?
実は、正解は「一段落(いちだんらく)」なんです。
一段落の意味は、その名のとおり、「一つの段落。ものごとが一くぎりしてかたづくこと。ひときり」(デジタル大辞泉)。そして本来の読み方は「いちだんらく」です。ただ、「一工夫」「一区切り」「一安心」など「ヒト~」と読む言葉が多く、それに引っ張られてアンケート結果のように「ひとだんらく」と誤読する人が多くなったようです。
そのため、国語辞典によっては、項目や語釈のなかに「ひとだんらく」と補足しているものもあるようで、もしかしたら何年か後には「ひとだんらく」も正式な読み方になっているかもしれません。ただ、本来の正確な読み方は「いちだんらく」です。みなさんは、正しく読めていましたか?(松本美保)