あなたにもできる!「色気」を出すポイント

あなたにもできる!「色気」を出すポイント


色気

 

一般的に色気があると言われる人は、どんな要素が備わっているのでしょうか。ただメイクが上手だったり、スタイルが良かったりするだけではなさそうですよね。内面からにじんでくる魅力…… そう聞いてもなかなかピンときませんしね。では心理学的には、色気はどう説明できるのでしょう。そこで今回は「色気」の正体について、心理的な見地からご紹介いたします。

■健康的でいい姿勢をしていること

進化心理学において、左右の対称性が高い顔立ちや身体は、異性にとって魅力的に映ることが、過去の研究で明らかにされています。その理由として、対称性の度合いはその人の健康状態を表すため、いい遺伝子を持っていると推測されるからなのだそう。その仮説からすると、健康的であることや姿勢のよさが色気に繋がると考えることもできます。確かに、魅力的な人は、猫背になったり反り返ったりしておらず、背筋がピンと伸び立ち姿が凛としていますよね。さらに、肌ツヤや血色が良く、体も細すぎず太すぎないなら、健康的な生活をしているイメージも持たれるでしょう。つまり、健康的でいい姿勢は、生物としての色気に繋がるのです。

 

■恋愛経験が豊富で余裕があること

色気のある人は、過去の恋愛が充実していることが多いと言えます。ただ単に、たくさん恋をしたのではなく、一回一回の恋を楽しみ、一生懸命だという意味です。そんな恋を経験した人は、自分に対して自信を持っていて余裕があります。なぜなら、恋人と一緒にいることや、そばにいるだけで幸せに感じられるような恋愛をしてきたからこそ、身のこなしやしぐさが洗練されていくからです。こういった自信により、心理的に自己イメージが良質なものとなり、ガツガツせず落ち着いたペースで人と接することができるように。また、自分なりの恋愛観を持っているため、多少のことではブレることもなく、そこが色っぽく見えるのでしょう。

 

■すべてを明らかにせず秘密があること

心理学者ツァイガルニクは、人間の記憶について「人は目標に向かっている時は緊張感が生まれるが、目標が達成されると緊張感は解消される」と証明しました。つまり、人は未完成のものや謎に魅力を感じる性質を持っているのです。わからないことがあると、脳をフル回転させて色々なことを知りたい考えてしまうため、すべてを明らかにしないミステリアスな人は色っぽく見られることが多いのです。そのため、どんな生活をしているのか、どんなことを考えているのかなどを自分から語ることが少ない人は、色気を感じさせるのです。

 

■肌を露出し過ぎず品がいいこと

肌の露出の多い服装を着ている人のほうが、色気を出せるように思うかもしれませんが、それは逆です。実は、色気があるとされる人ほど、露出を控えた服装をしていることが多いのです。その理由は、心理学の希少性の法則にあります。これは、レアなものほど有り難いと感じる心理傾向のことです。普段から露出が多い人は、多少肌が見えたとしても珍しいことではありません。むしろ逆に、目のやり場に困るような服装をしている人は、色気ではなく下品な印象を与えがちです。しかし、露出を控えた服装をしている人が、チラリと見せる肌や肢体には、何とも言えないエロチシズムと普段それを見せない品性を思わせます。肌があまり見えないことによって、服の中がどうなっているのか想像力を掻き立てるからです。そのため、肌を露出しない人は色っぽく見られるシーンが多いのです。

 

色気のある人というのは、見た目やスタイルにそれほど左右されないことが多いと言えます。経験に裏打ちされた自己をしっかり持っているのに、どこか謎が多くあまり自分のことをアピールしない性格が、ミステリアスで「もっと知りたい!」と相手に思わせるのかもしれません。その結果、見えない内面に魅力を感じる、つまり色気を印象づけることができるのでしょう。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。

 

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